以前、Yahooブログで書いた韓国ドラマに登場する自動車に関する記事に関し、意外と多くのお問合せを頂きました。
そこで、以前の記事の続編みたいなものから始めてみようと思います。
以前の記事に関しては、FC2ブログのこちらで保存しております。
「続々 ドラマの小ネタ 韓国ドラマの自動車事情」 2017/09/08
https://ccobouex.blog.fc2.com/blog-entry-997.html
「再び ドラマの小ネタ 韓国ドラマの製作事情 前編」 2019/01/20
https://ccobouex.blog.fc2.com/blog-entry-1108.html
「再び ドラマの小ネタ 韓国ドラマの背景事情」 2019/03/18
https://ccobouex.blog.fc2.com/blog-entry-1114.html
今回お題にするのは、韓国 KBS1 で現在放送中の夕方連続ドラマ、
「夏よ、お願い (여름아 부탁해)」 (2019年04月29日~10月末 120話予定)
このドラマを観始めて、あれ?と感じた事がひとつ。
ヒロインの妹の車が、韓国 GM のコンパクトカー、「シボレー・スパーク (CHEVROLET Spark)」の、2009~15年モデル。
ドラマ内に登場する車は、協賛企業の関係から現行型が殆どです。
旧型車は事故などで途中退場する場合(最新型はやはり潰せません)と、所有者の困窮度を強調する以外にはあまり出てきません。
更にヒロインの夫の車も、「キア (起亜 KIA)」の小型 SUV、「スポーテージ (Sportage)」の 2010~15年モデル。
主要登場人物の車がどちらも旧型なのに加え、国内メーカーの韓国 GM と、キアの同時登場はかなり珍しい感じです。
国内メーカー同士は、系列関係にある「ヒュンダイ (現代 HYUNDAI)」とキア以外では見かけた覚えがありません。
珍しい組み合わせだなあなんて思いつつドラマを眺めていると、
ヒロインのライバルとなる、お金持ちな意地悪さんの車が、右「アウディ(AUDI)・A6」、2015年あたりのモデル。
左はその父の車、ヒュンダイの上級ブランド「ジェネシス (Genesis)」の「G90」。
ちなみにお父さんの G90 も、少し前のモデルのように見えます。
そして意地悪さんのアウディ・A6 は故障して、駐車場で立往生。
車を押しているのは意地悪さんではなく、上記のキア車に乗るヒロインの夫です。
これから始まるだろう面倒を予感させます。
更に意地悪さん、代車のジェネシス・「G70」も、あっという間にぶつけてしまいます。
こうした事態に何の役にも立たない、意地悪さんの冴えない彼氏の車が、キアの小型セダン、「プライド (Pride)」の 2009~11年モデル。
関係ありませんが、この車を特定するのに意外と手間取ってしまいました。
キア・プライドの初代モデルは、日本の「フォード・フェスティバ (FORD Festiva)」と同型車。
画像のプライドは二代目の後期型4ドアセダンなのですが、基本が3ドア・ハッチバックの初代フェスティバ系とは名前以外に繋がりが無く、異なる方向を探してしまったのでした。
「夏よ、お願い」では、何だかちょっと前の車のオンパレード。
しかもメーカーが、韓国 GM、キア、アウディ、ヒュンダイと各社混在。
どうやら、スポンサーに自動車メーカーが入っていない事に依るようです。
自動車メーカーにとり、ドラマの協賛は車両提供をするだけで露出度が高いため、より高額となるエンブレムが出る契約をせずとも、広告効果が充分に高いとされています。
なので、自動車メーカーの協賛が無いドラマは滅多にありません。
これは何らかの意図により自動車メーカーを入れない選択をしたのか、それとも自動車メーカーとの契約が不調に終わったのか、どちらだろう?なんて邪推を思わずしてしまいます。
まあ、ドラマの途中で協賛メーカーが現れる事もよくあるのですが。
ちなみに前作「かわせ運命 (비켜라 운명아) ’18/11/05~’19/04/26 124話」は、韓国 GM が協賛し、主人公の車が「シボレー・エクイノックス (CHEVROLET Equinox)」でした。
更に前々作、「明日も晴れ (내일도 맑음)」(’18/05/07~11/02 121話)では、ヒュンダイが協賛をしていました。
また、自動車メーカーがよりレベルの高い(高額な)協賛契約をすると、ドラマ内にこんなオプションが付いてきます。
「ハベク(河伯)の新婦 2017 (하백의 신부 2017) 2017年 tvN」の一場面。
このドラマは、ヒュンダイが車両関係を全面的にサポートしています。
上記画像は、ヒロインが(半ば強引に)譲り受けたジェネシス・「G80 Sport」ですが、セリフでその性能をアピールします。
更に、インテリアにも言及します。
他にも車の機能をアピールするのに、車載のハンズフリー電話の使用や、自動車庫入れシステムの利用が定番です。
ちなみに、事故で廃車となるまでヒロインが乗っていたのは、「アヴァンテ (Avante)」の旧型2003~06年モデル。
全面協力だけあって、古くともヒュンダイ車。ヘッドマークもきちんと写っています。
また、こうしたシーンの衣装も、全て企業が協賛したものなので、
「ハベクの新婦」でヒロインが着用した服として、広告宣伝が可能となっているようです。
こうしたビジネスモデルって凄いなあと思うと同時に、画面内の広告的表現が難しい、時代劇が衰退する訳だとも感じます。
車をキャプチャしようとドラマを流し観していたら、見覚えのある風景が出てきました。
「ハベクの新婦」第6話、無くしてしまった「座標の書」を探しに来て、記念写真を撮る場所。
ソウル鍾路区松月洞(ちょんのぐ そんうぉるどん)、
慶煕宮(きょんひぐん)裏手の「ソウル気象観測所」です。
この建物は1933年に「京城測候所」として建てられ、ごく最近まで現役でした。
現在は復元工事が行われていて、2020年に気象博物館として開館する予定です。
ふたりが下りてくる階段は、
ソウル気象観測所に至る階段。
行った事のある場所って、何故か見当が付きやすいものです。
以前出掛けた時の様子は、こちらから。
気象観測所のすぐ下、城郭沿いの「月岩近隣公園 (うぉるあむくんりんこんうぉん)」。
ここは、「屋根部屋のプリンス(皇太子) (옥탑방 왕세자) 2012年 SBS」の舞台でした。
公園の下の「パク・ハの屋根部屋」は、再開発で高層アパートへと建て替えられました。
そういえば「屋根部屋のプリンス(皇太子)」は出演者に色々とあったので、再放送不可リスト入りでしょうか…
(ブログの)舞台変更に伴い心機一転を心掛けたのに、またしても、ドラマの何処を観ているのかという、以前と同じようなお話になってしまいました。
こんな調子で続けられるのかなあ(^^ゞ



















