ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

福岡に本社を置くゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 代表取締役 松山洋の公式ブログです。
定期的に最新の“思っていること”や弊社で刊行した書籍に掲載したコラムのアーカイブを掲載していきます。


テーマ:

電撃「マ)王2010年06月号コラムより


▼これまでの「抜けないトンネル」コラムアーカイブ
http://ameblo.jp/cc2-piroshi/themeentrylist-10075270773.html


■第55回“新しい朝が来た”

きっかけは奥浩哉さんのコメントでした。
ツイッターで

『「第9地区」超お勧めですよー!!
最近観た映画の中では文句なしに一番!
観たことない映像体験なら、3D映画より「第9地区」ですよ! 』

と、おっしゃってるのを見て、翌日に(かなり無理して)観に行きました。
(奥浩哉先生、ツイッターのコメントを引用してスイマセン。大好きです。)
(※2010年当時)

当然、特報も予告も観てましたのである程度の“先入観”はあったものの、
それなりに気持ちをリセットして劇場で観たわけですが……。

今現在、今年(とは言っても4月ですが)一番の傑作でした!!
(※2010年当時)

いや~良かった。
おっしゃる通り!

たぶん、ある程度人を選ぶ作品であることは間違いないのですが、
私は完全にツボ。

お見事ですね。
確かに“観たことない映像体験”であることは間違いない。
ただ、単純に“良い作品”と言えるわけではありません。

道徳的にも、(本来)視聴者が感情移入すべき主人公も
全く“正しい”人間ではありません。

そこも含めてリアル。

そして、ドラマの展開含めて私は“納得”がいきました。


なんでしょう。この感じ。
わかりやすい言葉で表現すると“スン止め加減が丁度いい”とでも
言うのでしょうか。

やりすぎない。
フォローしすぎない。
あえて描かない。
そして抑えるところは抑える。(ちょっと褒めすぎ?)

ただ、正直に『シャーロックホームズ』『シャッターアイランド』
ましてや『アバター』では決して得られなかった、読後感がキチンと残りました。

“ああ、うん、よくできてるよね”だけでは終わらない感じ。
稀に、映画でこういう“ツボ”にはまって妙に嬉しくなる奇妙な感情が生まれます。

そしてその度に
“映画ってすごいな~たった2時間程度で
もうひとつの人生経験をあたえることができるんだから”
って思います。

けどね。
それは全てのコンテンツに共通して言えること。

映画だってアニメだって漫画だって小説だってゲームだって。
全ての作品は“もうひとつの人生経験”だと常々思います。

人は“経験”によってしか成長できません。
しかし、それをある意味ショートカットして“ずるく”短時間で獲得することが
可能なのです。

それが“作品を楽しむ”ということ。

良作に巡り合うと毎回、“あ~なんて効率のいい成長体験なんだ” なんて
思うのです。
けど、同時に“こんなに効率いいのなら
もっとたくさんの作品・映画を観ればいいよね”
とも思うわけですが、
なかなかそうもいかない。

それは“時間がない”とかではなくて、“もうひとつのイヤな予感”が
あるから
なのです。
それは『観なきゃよかった。2時間という時間を返せ!』
思うような映画を観た時に感じることですね。

その“経験”があるから、ちょっと足踏みもしてしまうのです。
それでも観ないことには始まらない。

うーん、作品って奥が深い。

【ひろしの今月の逸品】

私は奥浩哉先生が大好きです。
デビュー作から『変[HEN]』と『HEN』、
『GANTZ』にいたるまで全ての作品を
こよなく愛しています。

だからツイッターのコメントまでチェックしちゃう。
そんなことがきっかけで今回のコラムは執筆されました。
(短編集『赤』『黒』も持ってます。大好きです。)

いよいよ最高潮の展開を迎える
ヤングジャンプの『GANTZ』も気になるところですが。
(※2010年当時)
そんな奥浩哉先生の人となりも気になってしまう。

なので私のツイッターはゲーム業界関係者と
尊敬する漫画家さんばかりをフォローしてるのですが……。

そのなにげないコメント(つぶやき)がきっかけで映画を観て、
電撃「マ)王にコラムが載ったりするワケですから……
なんかネットってすごいですねw。

ホントにいい時代になりました。
便利なのはいいことです。

(で、ここからは余談ですが。
私は奥浩哉先生の作品の中で一番大好きなのは
『01 ZERO ONE』なのです。

今、現在も『GANTZ』が終わったら続きを描いてほしいと
思っています。

残念ながら連載当時は長く続くこともなく、
単行本にして全3巻で終わってしまった作品なのですが。

ホントに面白いです。
それこそ“ツボ”ってやつです。
ゲームが題材だったことも無関係ではないのかもしれませんが。

私は今も『01 ZERO ONE』の続きを待っています。
だから、人は、きっと、簡単に“死ねない”のでしょうね。
だって来週も漫画を読まなきゃいけないんだから。)

電撃「マ)王2010年06月号コラムより


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