ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログ

福岡に本社を置くゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 代表取締役 松山洋の公式ブログです。
定期的に最新の“思っていること”や弊社で刊行した書籍に掲載したコラムのアーカイブを掲載していきます。


テーマ:

▼これまでの「ソラトロボ全記録」コラムアーカイブ
http://ameblo.jp/cc2-piroshi/themeentrylist-1-10072010413.html



こうすることでアニメ制作も意味が出てくるだろう、と。

世界の脅威として、この時に“鉄巨神”も誕生しました。

この世界はプレーリー王国。数十の浮遊群島からなる国。
5万人のイヌヒトと2千人のネコヒトが平和に暮らす世界。

主人公のワンサーくんは辺境パトロールをしているイヌのおまわりさん。
かつての幼馴染のアリシアは盗賊・黒猫団を率いるプリス三姉妹の長女。
小さい頃はポルト村で仲良しだった二人は今は敵味方に分かれてしまっています。
そこに闇の武器商人フールの暗躍により伝説の鉄巨神の復活が企てられる。
利用されるアリシア達。立ち向かう主人公。

うーん、燃える。

こりゃ面白い。

イヌヒトとネコヒトの人口差もミソ。
圧倒的な人口差を作ることで、この世界に存在する“差別”を描く。

幼いアリシアの“ワンサーはネコヒトの味方だよね?”というセリフに
全てが要約されています。

なんて素敵で意味のあるテーマ。

この優しくも残酷な世界の中で。

主人公を操作して、アクションを楽しみながら。

アニメパートと共にドラマに没頭する。


……完璧だ。


ちなみに、このへんのキャラクターや設定・脚本を担当したのは新里。
当時のサイバーコネクトには企画という職種は彼一人しかいませんでしたので。
当然、私やWAKAも色々と相談には乗りましたが。
基本的に新里が一人で全ての設定・脚本を作りました。

このあたりの“まとめる能力”はさすがですね。


こうしてまとめあげた新仕様を持って。

再び、バンダイへ。

“さあ、どういう反応が返ってくるかな?”


“ええ!?もう出来たの?”

それがバンダイの担当者の第一声。

“もう”と言われても、前回の会議からすでに2週間。

しっかりと時間もかけています。

そして会議室でプレゼンテーション。

“前回いただきました二つのご要望を叶えるべく、
新しい設定と仕様をお持ちしました。”

この頃のプレゼン担当は私。というかそもそも私以外のメンバーは
全員開発者なのでプレゼンの経験もありません。
そして逆に私は開発者としての能力はまだまだ勉強中で足りません。
せめて経験のあるプレゼンくらいはしっかりやって役に立とう、という気持ちもありましたので。
まあ、うまいこと役割分担してた感じですね。

ひととおりの説明を終えたあとのバンダイの反応は一言。


“素晴らしい!”


またもや、大絶賛。

我々もイケルと思ってましたので。思った通りのリアクションに素直に喜びます。
それからは具体的にアニメパートの制作を行うアニメ制作会社の選定や、進行の相談。
そして“困ってることはないか?”と常に聞かれました。

“我々はサイバーコネクトにすごく期待している。
この企画も社内ですごく評価も期待も大きい。絶対に売れる。
なのでとにかく開発に集中して欲しい。
そして機材でもなんでも困ったことがあればすぐに相談して欲しい。”

この頃のバンダイの担当者からは繰り返しこういったことを言われました。

技術力もやる気もチーム力も企画力も。

全てを高く評価されている実感が我々にもありました。

本当にゼロからのスタートでしたので、我々も手ごたえを感じていましたし、
期待も評価もされている実感もありました。

まだ、完成までの道のりは遠いのですが。充実した幸せな日々。


しかし。


この『LITTLE TAIL リトルテイル(仮)』プロジェクトの
本当の闘いはまだ始まっていなかったのです。

“ワッフルくん”……のちの“ワッフル・ライブレッド”。

主人公は静かに時を待つのです。



本書はプレイステーション専用ゲームソフト
『テイルコンチェルト』の完全設定資料集……ではなく。

本書はニンテンドーDS専用ゲームソフト
『Solatorobo それからCODAへ』の完全設定資料集です。


冒頭にも述べたとおり、『Solatorobo それからCODAへ』を語るには
まずは『テイルコンチェルト』からだろう、ということで。
ある意味サイバーコネクト誕生秘話みたいな話から始まりましたが、
やはり全然『Solatorobo それからCODAへ』の話に届かなかったですね(笑)。

『Solatorobo それからCODAへ』の話に届くどころか、
『テイルコンチェルト』の開発すら終わっていません。

読者のみなさんも、“大丈夫か?”と思われてるかもしれませんが。

大丈夫です。キチンと構成を考えて執筆してますので。ご安心ください。



これから怒涛の『テイルコンチェルト』の開発を経て。

否定され続ける10年。

幻となった『テイルコンチェルト2(仮)』。

バンダイとサイバーコネクト。

内山大輔と松山洋。

バンダイナムコゲームスとサイバーコネクトツー。

鵜之澤伸と松山洋。

そして『Solatorobo それからCODAへ』へと物語は繋がるのです。
幸いにもこの『Solatorobo それからCODAへ』完全設定資料集は
全三巻での刊行を予定しています。

本書はその一号目にあたる“Vol.1”。


ぜひ“Vol.2”そして“Vol.3”へと連なる
この物語の結末を楽しみにしていただきたいと思います。


さて。


まだまだ物語は途中ですが。


本書は“Vol.1”らしく、一度ここで幕を下ろそうと思います。


重ねて申し上げますが。


本書はニンテンドーDS専用ゲームソフト
『Solatorobo それからCODAへ』の完全設定資料集です。


この『Solatorobo それからCODAへ』というプロジェクトを愛し、
作品を愛し、そして――本書を手に取ってくれたあなたへ。


あなたがいたから、我々はこの作品を作ることができました。

本当にありがとう。


願わくは、これからも。
あなたの頭上に星々の輝きのあらんことを!!


“大丈夫。世界は愛にあふれています。”



株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役社長
松山 洋


(松山洋による“「Solatorobo それからCODAへ」全記録vol.2”へ続く)

▼これまでの「ソラトロボ全記録」コラムアーカイブ
http://ameblo.jp/cc2-piroshi/themeentrylist-1-10072010413.html



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松山洋へのメッセージを募集中!いただいたメッセージの中から、一部ブログ記事中で取り上げ、松山より直接ご返答させていただきます!(※メッセージには全て目を通しますが、ご返答できない場合もございます。)
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