足利清風高生がワインラベルデザイン 3月31日まで販売 | コラムコラムコラム!~業界を変えようと格闘するある物書きの日記

足利清風高生がワインラベルデザイン 3月31日まで販売

 【足利】足利清風高の2年生2人が、田島町の「ココ・ファーム・ワイナリー」と協力し、校舎などをモチーフにしたワインラベルをデザインした。2007年度に開校した同校の初代卒業生を祝してロゼと白を用意。31日まで同ワイナリーで販売されている。同校は「清風高とワイナリーをPRし、地域振興につながれば」と期待している。(佐野恵)

 デザインしたのは、商業科の関根千尋さん(17)と中山あゆみさん(17)。サイズは縦約7センチ、横約10センチで、全6種類ある。校舎や校章を背景にロゼは暖色、白は寒色で商品名などを組み合わせた。2人は「色のバランスが難しかった」と振り返る。

 取り組みのきっかけは同校が、生徒の発想力や創造力を地場産品のPRに役立てたいと、同ワイナリーに協力を依頼したこと。快諾を得て2人は、昨秋から試行錯誤を重ねてきた。

 これら取り組みは、県が商業高校の生徒を対象に毎年開催している研究発表大会でも発表する予定だ。

 生徒たちのオリジナルラベルを張った銘柄は、同ワイナリーで生産されている「足利呱呱和飲」。今月1日から販売を始め、中旬までに数十本が売れた。高校生の頑張りを応援する客が多いという。

 2人は「商品化できてとても達成感がある。私たちは味わうことはできないけれど、思いはぎゅっと詰まっている。多くの人に手に取ってもらいたい」と抱負を語った。

 1本1500円。約300本用意した。問い合わせは同ワイナリー電話0284・42・1194。