※思い入れが強いので今日は早口構文です…(爆)

 

 

高血圧は遺伝によるところが大きいらしい。

そして生活環境もまた、親から受け継がれていくものだ。

高血圧は、塩分に反応するものとしないものがあるという。

 

そんな前知識を生活環境ゆえに叩き込まれた私は、高血圧注意、塩分過多厳禁という呪いがかかったまま生きている。

 

亡母は、詳しくは聞いていないが妊娠中に高血圧になったパターン。中年から老年にかけてじわじわ体重爆増して…晩年、本人も気づかないレベルの軽い脳梗塞を何度か起こした結果、介助があれば身の回りも何とかなるものの、認知はボケボケのまま一昨年ホームで逝った。

3人産んでワンオペで育てて、転勤族の妻をこなし、手のかかる夫の面倒を見て、看取って、高血圧だけは医療のお世話になったけど、がん検診などは華麗にスルー。それでも寝込んだ姿など、ほとんど見た記憶がない…。2人に1人ががん時代の、残り1人という頑健な体質の持ち主であった。

 

若い頃からこの母によく似ていると言われ続けた私だが、中年の今になって顔つきがどことなく父寄りになっているのを感じている(自認)。

それはともかくとして、同様に体質が母に似てる兄は50代から高血圧の薬を飲んでいるし、年中、体重増加と戦っている模様。

 

そんな事例が親族にいるので、私は割と塩分に敏感だ。

料理をしていて味が濃いめになったと夫に言うと、ちょうどいい、と言われる。私の塩梅は、どうやら夫には薄いらしい。

大腸内視鏡検査の下剤だって、あれをしょっぱいと言う人はあまり見かけないけど、本当に本当にしょっぱかった…

 

入院中は安静状態で血圧測定してくれるので、これが一番正しい血圧なんだろうなと思う。

その場で一度も血圧の高さを指摘されていないのだけど、呪いがかかったままの私は、目の前に正常な数値があるのにも関わらず『自分は高血圧の遺伝子を持っているから油断してはならない』という厳しい戒めの言葉が湧いて出てくるのを止められない(笑)。

 

しょっぱいものを食べる時の罪悪感も、私の心をちょっぴり暗くする…。

 

ところで夫は、塩分に強いタイプの東北人の遺伝子を持っているので、汁物を飲み干す習性のまま、いついかなる時でも正常血圧を誇っている。上が117とかさ…病院高血圧(病院だと緊張して高血圧になる症状)ですらない(笑)。私の入院安静時の血圧を椅子に座って適当に測って出してしまうという

 

 

でもね、私の呪いも、いい加減、解けてもいい頃だとは思う。

ただ、健康を考えれば、悪い呪いではないような…←もう既に取り込まれている(笑)

 

 

 

 

呪いに蝕まれた心に花一輪。