箱根強羅公園で、約1時間ほど紫陽花を中心に鑑賞しました。
この後、向かったのは今回の旅の本命、箱根美術館です。目的はお庭の新緑と縄文時代~の焼き物の展示を見るため。思っていたよりも充実しておりました。
入館時にもらったマップ
ご参考
└オンラインチケット
※オンラインチケットを購入するとお得です。
この記事では苔庭と本館の展示物についてトピックをまとめます。
苔庭
富士見亭の近くの苔(💛)
苔マニアの人が「すごい!!」と言って、何枚もカメラに収めたり、記念写真を撮影していました。
真如庵の周囲
真如庵でお抹茶をいただきます。
誰もいなかったので、ベストポジションからお庭を撮影できました。ここの机は光を反射するようになっているのだそうです。
主菓子「あおばの風」
あおばを青葉と脳内変換したのはいいものの、「万葉の風」と勘違いしてしまいました。「あおばの風」です。
薄茶の茶碗をよく見ると兎の模様があります。
なお、楊枝は懐紙の間にはさまっています。
楊枝で切ったところ。どこを切っても美しいお菓子でした。
最後に本館に入ります。
まず、企画展「近代日本の木版画」を鑑賞します。
舞奴(まいこ)
山村耕花(1924)
木版画なのに、生え際などのぼかし具合が素敵~。
村娘図
「麗子像」で有名な岸田劉生 1942年の作だそうです。なお、版画家されたのは、岸田劉生没後だそうです。
六世尾上菊五郎
名取春仙 (1929~1934)
実は私、日本画や浮世絵では目に光は入らないと思っていたんです。中原淳一が最初なのかと思っていました。でも、目に光が入った絵があることにびっくり。昭和にあって、浮世絵も西洋画の影響を受けているんですね~。
宝船
鏑木清方(制作年記載なし)
2階は常設展示のようです。
縄文火焔形土器深鉢
2階の展示室3に入るとすぐあります。
「わぁすごい!!」
と思わず声に出したら、近くにいた老夫妻が
「これ、にせものだろ?」
とボソリ…。まさか900円(サイトからオンラインチケットを申込むと700円)で本物が拝めるとは思っていなかったようです。そしたら、近くにいた監視をされている美術館員の人が、
「これ本物ですよ!!」
と少し強い調子で注意していました。
また、完全な形で発掘されたことはないそうで、表から見えない様になるべく当時の姿になるようにしているそうです。老夫妻が出ていったあとに見てみたけど、継ぎ目はほとんどわかりませんでした。写真でみると、左側にうっすら線が見えますけど…。
別の角度から…
神だわ~
弥生時代の埴輪
ウサギの埴輪
このシンプルな感覚、21世紀にも通じますよね!!感動!!
妙音天
高倉光雲作(1929)
高村光雲といえば、重要文化財の「老猿」です。
出典:いろいろといろ
上の妙音天にしても、弦楽器を弾く女神の姿をどこの角度をとっても、絵になるように彫っているのがすごいですね。
この後、庭園をもう1回回った頃は13時ごろ。電車が空いていたら、もう一度早雲山に昇ろうと思いました。色とりどりの紫陽花の間を縫ってケーブルカーがやってきます。
ところが、13時ごろは東京からくるお客さんで満員でして、諦めて帰路につくことにしました。
強羅行きがきました~。
箱根湯本
早川にかかる旭橋
グルメにはあまり興味はわかなかったので、このまま帰宅。次回くるときは、箱根湯本をもう少し勉強しようと思います。