今週はおやすみです。勤続10年たった後もらえるお休み。本当は久しぶりにイギリスに行きたかったのですが、よもやよもやでそれが叶わぬ事態となりました。
そんな中、来年の1月上旬まで開催されているのがKING and QUEEN展。
以前、上野の森美術館では、ツタンカーメンのときはすごい人出でチケットも買えない状況だったのですが、今回はコロナの影響でか、平日の月曜日の午前中だったからか、空いていてゆっくり鑑賞できました。
■オフィシャルサイト
【1】チューダー朝
今回、特に見たかったのは11月14日~11月15日にライブ配信されたエクスカリバーの影響で、チューダー朝 ヘンリー7世の長男アーサーの肖像。15歳で逝去したのですが、アーサー王伝説のあるウインチェスターで誕生したというので、「アーサー」と名付けられたそうです。ヘンリー7世の期待はどうだったのか…。
アーサーの肖像画はwikiで見ることができますが、ヘンリー8世の往年の肖像画を見ることができます。
■エリザベス一世
■出典:オフィシャルSNSアカウントより
エリザベス一世の母、アン・ブーリン
アン・ブーリンというと、この作品が思い浮かびます。
今回、アーサーの婚約者だったキャサリンでヘンリー8世との間に誕生した女王メアリの肖像を生で見ることができました。
出典:オフィシャルサイト
【2】スチュワート朝
スチュワート朝に至るまでのメアリ・スチュワートとエリザベス一世との確執は萩尾望都先生の王妃マルゴに詳しいと思います。
■斬首されたチャールズ一世の息子のチャールズ二世
ヴァン・ダイクによる作品で中央の少年だそうです。
また、左から2番目の女の子の格好をしているのが、チャールズ二世の後を継いだジェームズ二世。彼は名誉革命でフランスから亡命することになります。下にあるスチュワート朝の最後の女王アンは彼の娘になるそうです。
出典:オフィシャルサイト
成人したチャールズ二世
出典:オフィシャルのツイ
上のツイからお借りしました。
■最後の女王 アン・スチュワート
映画のアン女王にそっくりです。主演女優賞をとったはずですね。
【3】ハノーバー朝
出典:オフィシャルのツイ
ヴィクトリア女王の胸像が圧巻です。
また第二次世界大戦に参加する際の「英国王のスピーチ」で有名なジョージ6世の肖像もあります。
出典:オフィシャルSNSアカウントより
■肖像画は写真撮影可でした。
ほんとうに美しい方。女王になるべくして生まれた方と思いました。
このイギリス王室の王冠について、最近面白い記事がありました。この王冠は「ジョージ4世・ステート・ダイアデム」というのだそうです。
(引用ここから)-----
この王冠は、1821年に催されたイギリス王ジョージ4世の戴冠式のために制作されたもので、ヴィクトリア女王(写真中央)とエリザベス女王(写真右)の祖母にあたるメアリー女王(写真左)が着用して以来、英国王室が所有し続けている。エリザベス女王も自身の戴冠式でこのティアラを着用し、国会開会式への行き帰りにも愛用している。ちなみに、1,333石のダイヤモンドを使用しており、制作費用はたった約116万円ほどだったとか。ただし、それは1800年代の値段なため、現在では値段がつけられないほどの価値があることは間違いない。
(引用ここまで)-----
出典:英国王室に受け継がれる、華麗なるティアラヒストリー20
また、エリザベス女王が身に着けているガーター勲章はお父様のジョージ6世と同じものなんですね。
■音声ガイドは明日海りおさん
「(宝塚時代は)『Ernest in Love』『ME AND MY GIRL』など英国を舞台にした作品があり、ご縁を感じます。英国に行ったことはありませんが、コロナが終息したらぜひ行きたい」と話す。 音声ガイドの収録では「お客さまをエスコートする感覚で、語りかけるように心掛けた」と言う。王の肖像画では威厳があって迫力を出すように、女王の絵は、どれくらいの年齢だったのかなどを想像、「プロ意識」を貫いた。
出典:オフィシャルサイト
■参考文献
展覧会を見る前に一読するとより面白くなります。
■ショップ
ショップは展覧会のチケットがないと入れないそうです。出口から左に行くとショップがあります。
意外につかえそうなものが多かったです。めざましテレビでは、マスクケース、エコバッグ、チョコレートが紹介されていました。
マスクケース、絵葉書、マルチクロス、チョコレート、インドネシア製のWedgewoodのマグを買ってきました。
■今日の戦利品
でも、使うのもったいない~。
図録は分厚すぎていつもながら断念です…。
ではでは。
※2021年1月27日追記
この展覧会に関して、写真も美しく紹介されていました。
おすすめします。