このところ本断ちしていた。1週間だけど。
今回こちらを選んだ。
というのも、私は病気だなと思ったので横尾さんならどう向き合うのだろうと思ったから。
一病息災とかさいうじゃん、ちょっとくらい病気あっていつもメンテナンスしてるくらいがちょうどいいと思う。もしくは怪我の功名。
横尾さんだいぶ大袈裟ではないですか?って思うような場面もあるけれど、そうやって仕事とのバランス取ってる人もいるのよね。浄化的な。
本の中だと、入院した時個室だからみんなからのお見舞いのお花が飾られる。入院してりゃ暇になってくるので次第に私物持ってきていつのまにかアトリエになる。
本を読んでる方はなんだこれ?と思う。静かなところで綺麗なお花に囲まれて作品を手がける環境になっちゃうのね。院長先生がコレクターならいつまでもいていいわよね。横尾さんってのはどんな状況もプラスな発想でプラスな環境に変わる変えるようだ。
病気や怪我ってしんどい時はあるもので、まあそういう時もあるから良いってこともある。
私はちょっと気をつかいすぎるのよね、多分ちょっとどころでなく神経質というか潔癖なところがあるからそれが治るとも思わないが、いいように付き合っていくしかないようだ。執着は煩悩、私の場合病気という形で教えてくれてるのよ、きっと。
本の最後には自身の病気と怪我の年表(よく美術館で見かける表)が書いてあった。ここまでされるとあっぱれとしかいえなかった。
サイコーです。
読んでる私は清々しい気分になる。だからまた横尾さんの違う本も読みたくなる。