昨日の記事にもちょっと書いたのですが、今日は小中高合同同窓会でした。私は教育大学の付属小中高の出身で、この学校結構小学校から高校まで一緒と言う人が結構いるのです。それで、同窓会はなんと小中高合同となっています。小学校は2組で88人 中学校は3組で150人 高校は4組で180人と言う構成だったと思います。
確か40歳くらいまでは、同窓会も合同ではなくて、どれかには参加していたと思うのですが、40歳の終わりごろに24年勤めた会社をリストラされて以来、この手の催しには出ることが無くなっていました。
だって、同窓会と言うのは少なからず、自分がどれくらい社会でのし上がってきているかを、誇示するところです。(まあそうではない人もいるでしょうが・・・)ところがリストラされたということは、のし上がる途中で落ちこぼれたという事ですから、どうしても引け目を感じるわけです。それで、顔を出さなくなったのです。
断酒してからは、もう開き直った気分だったので、引け目は置いておくことができました。でも、断酒会では同窓会は鬼門だと教わっていました。久しぶりに出会った、幼馴染に勧められてつい飲んでしまうなんてことは、大いにありそうに感じより遠ざかるようになったのです。
それも断酒10年にもなって、自分の断酒ポテンシャル?をかなり信頼できるようになって、最近はもう大丈夫と思えるのです。それと、70歳過ぎて、自分の余命があまりないと感じるようになり始めて、今かつての同級生に遭う機会を逃したら、2度と会えない人もいたり、それ鎧自分自身がもう会う機会を失う可能性が大きいと思い、今回出席に踏み切ったわけです。
いろいろ思うところはあるのですが、とにかく出かけました。集まった人たちは当然ながらみんな70~72歳というところの年寄り集団です。何分何十年もあってない訳で、誰が誰やらとなるかと思えば、意外と、憶えのある顔もいます、しかし、まったくわからない顔もいて、名前を聞いて初めて思い当たる人も少なくなかったりしますが、それでも、50~60年前のことを思い出して、話もできるのでした。
やはり酒の出る席への出席は気にしていたのですが、まあこれは杞憂でした。乾杯の時点でノンアルコールビールをたのんで、それから近況報告で、アルコール依存症になって断酒しているという話をしただけで何ら困ることも無かったです。
もうみんないい歳になっていて、そんなに酒をガバガバ飲むような人もおらず、他人が飲んでいるところを見て、心が動かされることもありませんでした。
該当卒業生237名で、物故者20名 住所不明者38名 で、参加者が48名だったそうです。私としては意外と物故者は少ないと感じたのですが、周りの人たちに聞くと、思ったより亡くなった人が多いという印象らしいです。
長年主な付き合いしている人が断酒会関係であるだけに、周りの人たちは次々亡くなっていくものと感じている私の感性がずれているという事の様です。
結局何のこだわりもなく参加することができて、このひと時を十分に楽しめました。2年に一度程度の開催とのことなので、これからは生きている限り参加していこうかなと思った次第です。