帰ってまいりました、あっちゅうまでした。
「江戸人展」良かったですよ。
上野駅構内のカフェでモーニングを食べて、9時前に国立科学博物館の前に到着。
生憎の雨の中、開館までの待ち時間、入り口のSL展示を観る。D512、やっぱSLってカッコいいな。
9時、入館料600円支払って、お待ちかねの江戸人展に入場。
フラッシュさえ焚かなければ撮影OKだったので、バンバン撮ってきましたぞよ。
最初は町民と武家では顔の骨格から違っていたというお話。
東京はあちこち開発しているので、
その時に6000体くらいの遺骨が発掘され、それを元に最新の技術で顔を復元したそうです。
左の顎がしっかりしているほうが町人。スーツ着て、今でもそこらへん歩いてそうな顔。
右の細長くてしゅっとしている方が、武家。いわゆる「瓜実顔」ってやつですね。
柔らかい物を好んで食べていたのと、代々、細面の嫁を選んできたため遺伝的にそうなったのだとか。
ってことで
「調理叢書」という文献を元に再現された将軍のある日の献立写真。
朝ごはん
将軍といえども、朝は質素ですね。
お昼ごはん
タコの酢の物に、根菜に、お魚、お味噌汁と八丁豆腐。うん、健康的。
ちょっと前に「マクロビオティック]って野菜中心の健康食がブームになったけど、
昔の食生活ってまさにマクロビでないかい?
でももちろん、これは将軍の献立で、町人はもっと質素な食事のため、栄養失調の人がほとんどだったとか。
お次は帯の締めすぎで、胸骨が変形してしまったり、
日本髪が崩れないように、高枕で寝ていたために頚椎がずれてしまった女性の骨。
そうそう、時代劇なんか見てると、
「あんな高くて固い枕使ってたら、首痛くならへんか?」
ってずっと思ってたけど、やっぱり変形しちゃいましたか。。
でも女性がファッションの為に体を変形させてしまうって、現代でも起こっていることで、
今はもう火葬がほとんどだからありえないけど、
200年後、科学博物館で現代女性の骨が展示され、
「平成時代、ハイヒールというつま先が尖った靴が流行していたため、外反母趾(足の親指の骨が内側に折れ
曲がる症状)になる女性が多かった。この女性は40代と推定され、ハイヒールを常用していた高給の職業婦人
と見られる」
なんつって解説つけられたりして…。。
ちなみにねんねこは、つっかけとスニーカーしか履かないおばちゃんなので、足は河童の鰭みたいです。
(それもどうかと…)
当時の女性が首の骨を変形させてまで
守りたかった髪形。
こちらは上流の花魁がしていて大人気だった「横兵庫」という髪型。
華やかで綺麗ですね。
こんな独創的で手の込んだヘアスタイルを考え出す江戸人て、ほんとに凄いと思います。
(盛り沢山なので次回につづく)
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キャットシッターねんねこ
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