弾丸お江戸ツアー ① 「江戸人展」 其の壱 | キャットシッターねんねこ日誌

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東大阪でキャットシッターを開業して12周年を迎えました。
お世話する猫ちゃんたちのことや、キャットシッターの日常の風景を綴っていきます。

帰ってまいりました、あっちゅうまでした。


「江戸人展」良かったですよ。


上野駅構内のカフェでモーニングを食べて、9時前に国立科学博物館の前に到着。


生憎の雨の中、開館までの待ち時間、入り口のSL展示を観る。D512、やっぱSLってカッコいいな。


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9時、入館料600円支払って、お待ちかねの江戸人展に入場。


フラッシュさえ焚かなければ撮影OKだったので、バンバン撮ってきましたぞよ。


最初は町民と武家では顔の骨格から違っていたというお話。


東京はあちこち開発しているので、

その時に6000体くらいの遺骨が発掘され、それを元に最新の技術で顔を復元したそうです。


左の顎がしっかりしているほうが町人。スーツ着て、今でもそこらへん歩いてそうな顔。


右の細長くてしゅっとしている方が、武家。いわゆる「瓜実顔」ってやつですね。


柔らかい物を好んで食べていたのと、代々、細面の嫁を選んできたため遺伝的にそうなったのだとか。


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柔らかい食事ってどんなんよ?


ってことで


「調理叢書」という文献を元に再現された将軍のある日の献立写真。


朝ごはん


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将軍といえども、朝は質素ですね。



お昼ごはん
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タコの酢の物に、根菜に、お魚、お味噌汁と八丁豆腐。うん、健康的。


夜ご飯
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夜はさすがに豪華ですね。お酒が進みそう♪


ちょっと前に「マクロビオティック]って野菜中心の健康食がブームになったけど、


昔の食生活ってまさにマクロビでないかい?


でももちろん、これは将軍の献立で、町人はもっと質素な食事のため、栄養失調の人がほとんどだったとか。



お次は帯の締めすぎで、胸骨が変形してしまったり、


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日本髪が崩れないように、高枕で寝ていたために頚椎がずれてしまった女性の骨。


そうそう、時代劇なんか見てると、


「あんな高くて固い枕使ってたら、首痛くならへんか?」


ってずっと思ってたけど、やっぱり変形しちゃいましたか。。


でも女性がファッションの為に体を変形させてしまうって、現代でも起こっていることで、


今はもう火葬がほとんどだからありえないけど、


200年後、科学博物館で現代女性の骨が展示され、


「平成時代、ハイヒールというつま先が尖った靴が流行していたため、外反母趾(足の親指の骨が内側に折れ


曲がる症状)になる女性が多かった。この女性は40代と推定され、ハイヒールを常用していた高給の職業婦人


と見られる」


なんつって解説つけられたりして…。。


ちなみにねんねこは、つっかけとスニーカーしか履かないおばちゃんなので、足は河童の鰭みたいです。


(それもどうかと…あせる


キャットシッターねんねこ日誌-130612_0951~002.jpg そしてこちらは、


当時の女性が首の骨を変形させてまで


守りたかった髪形。

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身分や職業や年齢で色んな髪型がありました。
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こちらは上流の花魁がしていて大人気だった「横兵庫」という髪型。


華やかで綺麗ですね。


こんな独創的で手の込んだヘアスタイルを考え出す江戸人て、ほんとに凄いと思います。


(盛り沢山なので次回につづく)




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