以前はダラけ猫に向けられていた、厳しい視線。
今度は犬に向けられています。
パピヨン咲優は構ってもらうのが大好き。
構ってもらいたいとき、この表情でこちらを見つめてきます。
散歩のときにも、こういう顔をするときがあります。
彼女の行きたい道と違う方向に行こうとしたときです。
こんな顔をされちゃねえ。
私の膝の上に乗っちゃいました。
猫を乗せるときとは違うバランスが、こちらにも求められます。
猫と違って、ぐにゃぐにゃしていないし。
落ちたら大変です。
猫のように着地できません。
そして、向こうのほうでは。
険しい顔の、ひなちゃんが…
咲優をライバル視しているようです。
プレッシャーを感じます!
しかし咲優の方は、どこ吹く風。
わかっていないみたい。
お父さんの方が猫の視線を感じるよ。
ため息をつくと、寝転がってしまいました。
静かに怒っております。
咲優と直接競うことは、ありません。
いつでも遠くから怒っている感じ。
他の猫の場合だと、彼女の睨みに参るんですがね。
犬には通じないのでした。
夕方になって。
ひなが膝の上に乗ってきました。
ようやく自分の番が来たと、思っているのでしょう。
今日のお父さんは終日、誰かしら膝の上に乗せておりました。
ひなの目線の先には、床で寝ている咲優。
忠誠心を感じます。
が、そう思うのは人間だからで。
猫の世界では、少しでも高い場所にいる方が偉いのだとか。
いまのひなは、咲優を下っ端扱いできるんでしょうかね。