朝から気温も上がり、天気も良い土曜日。

昼過ぎから娘とラホヤコーブにシュノーケリングをしに出かけた。

 

 

海岸の岩場にはびっしりとペリカン、海鵜がいて、けっこう臭い。

海にはたくさんのアシカが泳ぎ、そのすぐ隣で人々も泳いだりシュノーケリングをしたりしている。

赤ちゃんのアシカ達が戯れているだけではなく、大人2人分くらいのでっかい海坊主みたいなアシカも悠々と泳いでいて、時々人のすぐ隣をすり抜けていったりする。

 

 

海の水は思ったよりも温かくて、足ヒレとシュノーケリングの🤿をつけて海藻のしげる澄んだ水の中をゆらゆらと揺られながら眺めた。

巨大なランチュウにも似たオレンジ色のガリバルディ(カリフォルニア州の魚らしい)縞模様の美味しそうなパーチ、群れで泳ぐ鰯、いろんな魚がけっこう見られた。

少し波が立つと、アシカ達がこぞって波乗りをして、飛沫をあげる。

アシカ達は、全然飽きる様子もなく海の中を魚雷のように泳いだり、ヒレを水面に出しながらくるくる回転したり、波乗りをしたり、仲間と戯れたりして、遊ぶことが生きることという感じだった。

そして遊び疲れると砂浜か平らな岩の上に横たわって、うっとりとした寝顔で眠るのだった。

 

遠くまで遠泳に出る人もいるし、ウェットスーツをしっかりと着て、本格的にシュノーケリングを楽しむ人もいたけれど、大体の人たちは浅瀬に立って、アシカを眺めたり、砂浜で海を眺めていた。

海岸沿いにラホヤショアの方に向かって泳いでゆくと、いくつかの面白いスポットがあるらしくて、サメがいっぱいいるところとか、海亀が沢山いるスポットもあるよ。と地元のスイマーが教えてくれた。

 

 

手の指がシワシワになるまで海に浸かって、そのあとはビーチでのんびりと体を乾かした。

ビーチの砂は、粗くてベージュだった。

砂を落とすと、海岸から階段を上がって、柔らかい芝生の、景色の良いところにブランケットを敷いて、娘が逆立ちのヨガのポーズをするのを眺めたり、話しかけてきた人たちとおしゃべりをしたりした。

 

ところで、サンディエゴに住んでいながら、こうして魚やアシカと泳ぐのは初めて。

ラホヤはスペイン語で宝石という意味で、その名前のようにここの海は澄んでいて美しい。

家からそう遠くないところに、こんな自然の宝庫があって遊べるなんて最高だと思った。

 

ラホヤからは海岸沿いにパシフックビーチ、ミッションベイとピックアップトラックの窓を全開にしてドライブして帰ってきた。

小腹が空いたので、途中でタイ人の知り合いに教えてもらったタイのストリートフードの店に寄って、ドランクンヌードルとチキンを食べた。

ビーチの近くでは、ビキニに軽くシャツを羽織ったような女の子達や帽子に短パン姿の男の子達が歩いていて

大人の男女は、カジュアルなオシャレをしてカフェやバーでくつろいでいる。

周りの車を運転する人たちに目をやると、踊っていたり、キスをしていたり、みんな人生のその瞬間をエンジョイしているみたいに見えた。

ミッションベイの公園では、家族づれや団体がピクニックをしたりパーティーをしたりしていて大賑わい。みんな、この天候と暑さとサンディエゴを満喫していた。

 

娘とたくさん、たくさん、お喋りもして、一緒に遊んで、とても良い一日だった。

塩と砂のついた体と髪を洗って、シャワーを出ると肌にはかすかに太陽の熱が残っていて、サラサラとした感じだった。冷蔵庫で冷えていたラガービールが最高に美味しかった。