スカッとした青空が広がって、昼の気温が20度を越えたサンディエゴ。

朝から家中のドアや窓を開けて、掃除をしました。

なぜか、掃除をすると部屋の空気のトーンが明るくなるような、清らかな光が入ってきたような感じがします。

掃除には、その場所のエネルギーを浄化させる力があると思います。

 

白いカーテンが風に揺れて、その向こうに庭の緑と空の青い色が見えます。

犬も猫達も庭に出て、気持ちよさそうにしています。

 

ところで最近、黒猫のジジはよく私に獲物を見せにきます。

つい数日前も庭から家に入ってきて、ワーワーと声を上げています。どうやら大きなバッタを捕まえたのを見せにきたみたいです。

でも、ワーワーと言っている時にバッタが飛んで逃げてしまい私が来た時にはバッタと庭でぴょんぴょんと跳ねていました。

今日は、床に血の混じったような液体が落ちていたので、あれ?と思ったらその近くにぶっといトカゲの尻尾がクネクネしていました。

外に捨てにいく間も、尻尾は動き続けていて、とても気持ち悪かったです。

 

気を取り直し、せっかくのいいお天気!と、庭にロープを張って洗濯物を干しました。

なんだか洗剤のコマーシャルみたい。緑の芝生(雑草だけど)の庭と青空の下にはためく白いシーツ。

アメリカでは人は洗濯物を外に干しません。乾燥機で乾かします。洗濯物を外に干すのは貧乏人ということになっているみたい。

こんなに晴ればかりのサンディエゴ。エコだとか環境問題だとか言っている人はもっと洗濯物を外に干したらどうだろうと思うのですが、、、、、、。乾燥しているので、家の中で干しても即乾ですよ!あんなに雨ばかりのイギリスでは、ほとんどの人が洗濯物を干していて、時には雨でも外に干してあるのはどういうことなのでしょう?あれは一体いつ乾くのだろうと謎でしたが。

イタリアでも、スペインでも、ポルトガルでも窓の外には洗濯物がはためいていて、私はその景色を見るのが大好きでした。ああ、ここにも生活があると感じられ、少し古びたタオルや子供の服から清潔な石鹸の匂いがしてくるような気がしました。

 

午後は、娘がLAに電車で行くというので、オールドタウンの駅まで送っていきました。

最近、オールドタウンの駅の近くで大きなバックパックを背負った人を見かけるようになりました。今まで気づかなかっただけなのか、それとも電車で旅する人が最近増えたのか?ヨーロッパではよく見るFlixバスもここから出ているので、ヨーロッパからの旅人の利用があるのかもしれません。

サンディエゴには、便利なトローリーも電車も走っているのに、公共交通機関は貧しい人のものというような認識があって、あまり利用する人がいないのは残念な気がします。特に危険なこともないと思うのです。確かに車は便利なのですが、私はこれから機会があればトローリーや電車をどんどん利用したいです。ガソリン代、高いし、乗り物大好きだし。

これも、ヨーロッパで公共交通機関の恩恵を受け、人々がそれを普通に利用している生活を見てきたことが影響しているのだと思います。

 

私の住む家は、小さなシンプルな家だけれど、気持ちのいい光がさして風が通って、犬猫ものびのびして、気持ちがいいな。幸せだなと思った土曜日でした。