『ネコ脱出『最強の迷子』お礼とあとがき』

ご来場誠にありがとうございました！お陰様でネコ脱出最新作にして20周年記念最後の本公演として描いた作品『最強の迷子』無事に終演致しました。

まだ、実は想いが残りすぎててまとまっていないのですがまずは御礼だけはと思いblogを書き始めました

本当はゆっくり電車に揺られて海の見える場所でビールでも飲みながら書けたら良かったんですがね～笑、今日から執筆作業と客演の稽古準備等が始まったち為どうにもこうにもでした、忙しいのは有難いですがね

そんな次の準備に頭は切り換えていてもやはり心はまだ最強の迷子世界にいるみたいです

野田家という疑似家族の物語でした

人身売買の被害者として監禁されていた場所から包丁一本で逃げ出し、夜逃げに詳しい闇金ヤクザの助けを借りて地方都市の山奥にある焼肉屋で家族として暮らし始める

家族の中にはある場所から逃げてきた女性も

とにかくあらゆる人物達がこの疑似家族『野田家』と関わり成長していくという物語でした

ドタバタパワーコメディをしたかったので暗いテーマは極力隠して、攻めて攻めて攻める元来のネコ脱出方式で書き進めて行きました

文字の中で役者達が大暴れするもんだから、脱稿した時にグループラインで『皆さんが面白過ぎて台本長くなっちゃいました』と書いたのも懐かしい記憶

皆めっちゃ面白かったでしょ？ｗｗｗ

僕自身演じながら笑いが堪えきれない場所が沢山あって大変でした

これ↓

はっちゃんをオブジェにしたらムーディーじゃね？

というシーンは大好きな場所です笑

この三人もヤバかったな～↓

あとがき

みたいな事ではないですが

今回の作品のテーマは大袈裟に言えば『世界平和』です

大袈裟過ぎてその言葉はピンと来ないと思うので伝わる人だけ伝わればと思い公言しませんでした

彼が物語の最後にキムチご飯を食べている疑似家族を見てレポートした言葉

それが今回僕が伝えたかった全てです

パンフレットお持ちの方は是非とも台本の最後の小林の長ゼリフを読んでください↓

沢山の家族を描きました、大きな一歩ではなく小さな一歩を踏み出すことを大切に描きました

母さんなんて呼ばねーからな

あとでアーネストホーストのサインみせてやるから

俺にも教えろよ格闘技

これが家族の一歩になればと

希望を込めた文章でした

孤立した者達

職場関係、友人関係、仲間関係、あらゆる場所で自分とは？と考える事があって、自分のコンプレックスだけが増長していく中で、勘違いでも良いからお互いを励まし合い支え合えれば勇気と自己肯定感が湧く、小さな歩幅で小さな一歩を踏み出す姿こそ傷つき倒れても何度も立ち向かうヒーローだと↓二人のヒーローを登場させました↓