高倉良文客演!吉岡大輔生誕祭『半省』に向けて思う事
僕は元々関西小劇場の役者です
劇団新感線、惑星ピスタチオ、そとばこまち、遊気舎、リリパットアーミー、ファントマ、カッパのドリームブラザーズ、立身出世劇場、ランニングシアターダッシュ、等々、動員5000越えの劇団が公演しまくっていた頃にMOTHERという劇団で末席を汚していた役者です
関西というホームから急遽東京に進出する事が決まり世田谷代田という駅の近くのアパートに引っ越したのが25歳の頃でした
最初は東京という町が嫌いで馴染めなかったのを覚えてます笑
あと下北沢がめちゃくちゃゴチャゴチャした町だったのも懐かしい記憶です
劇団も解散して東京で一人ぼっちで活動するわけだから関西の思い出は全部忘れて東京の人になろう!と決意しました
※パズルという作品からセリフ抜粋
今田 『僕も早く垢抜けてバリバリ東京の人っぽくなりたいな~』
吉本『東京にいる人は皆そう思ってるよ』
というくだりはまさに当時の僕の心情だったように思います
関西の記憶を捨て、東京の人間になろうと必死で生きて、劇団旗揚げして仕事にも奮闘して本当に必死で生きていた頃、とあるプロデュース公演で震災をテーマにした作品に出演しました、ちなみにその作品のヒロインは知江崎ハルカでした笑笑
出演者も多く、人見知りな自分はあまり飲み会に参加しなかったのですが(当時から大人数の飲み会嫌いだった)
たまたま行った飲み会で僕と同じ様に人見知り全開な目つきの悪い関西弁の男が挙動不審な感じで喋りかけてきました
『た、高倉さんって此花学院っすよね?お、俺も此花なんす…』
なんと高校の後輩でした
関西の記憶を捨て、東京の人間になろうと必死で生きてきた僕にとって、その告白はめちゃ新鮮で、関西で生きてきた自分を思い出す瞬間でもありました
それが吉岡大輔と初めての会話でした
高校の後輩が役者をしてるだと?
あの関西でも底辺の偏差値を誇る学校の卒業生が役者になり今同じ現場にいるだと?
半年に一回は悪い事で新聞に載っていた学校の後輩が同じ役者をやっているだと?
めちゃくちゃ嬉しかった
そして役者としては非常にセンスと実力があり、何よりも人一倍『色気』のある役者で、嬉しくてネコ脱出の公演には率先してオファーすることになりました
ここから宣伝です
そんな後輩が40周年生誕祭という興行をプロデュースする事になりました
必死で有名な芸人さんに脚本や演出を依頼して盛り上げようとしてくれてます
毎日日替わりゲストさんを用意してくれてオモロイ事を企画してくれてます
初のプロデュースだからしんどい事や悩む事や心配事が沢山あるだろうに
僕ら出演者には何も言わず抱え込んでくれてます
僕は今回
吉岡大輔のサポートに徹しようとも思いました
後輩が頑張ってるのを助けない先輩はいないでしょ?
ただ悩みや心配や相談は性格上してこないと思います
言い出しっぺだからと全部自分で解消しようとしてます
それをさせず、興行に参加した以上は全力で吉岡大輔を助けたいと思いますし最後一番笑っているのは吉岡大輔であって欲しいです
ご予約は開始してます
脚本はまだベールに包まれてますが、全員が吉岡大輔の40年を祝い成功に導く事だけを考えて全力で挑みます!
どうかご予約宜しくお願い致します
吉岡大輔生誕祭チケット↓
https://ticket.corich.jp/apply/263539/003/
と
言った以上は僕も吉岡カンパニーの劇団員であり若手だと思って芝居だけではなく興行の為になるならなんでもやろうと思ってます!
多分まだまだ信用されてないし遠慮されてるので、内訳はあまり知らないですが、しっかり中に入って興行の成功の為にも下支えを出来る限りしていく姿を全力で見せたいと思います
10月はそんな月です
何卒千本桜ホールでお会いしましょうね
吉岡大輔を祝う為に、全力で作品に挑む役者が沢山いるでしょう
小さな飲み屋で『俺も此花学院なんす』
と言ってくれた最強の後輩が掲げた夢
実現して成功させなきゃ先輩と言えないからね
どうか
お力添え宜しくお願い致します