写真は有名なアルハンブラ宮殿
スペイン語ではアランブラと発音しますが
言葉としては一語というか
アル・ハンブラという構成で「赤」という意味
夕焼けに染まるアランブラは最高に美しいです。
さて、この様な強固な城壁で護られた街を
英語で何と言うか?というと
「フォーティファイド・シティ」と言います。
フォーティファイドは
シェリー酒にも使う言葉ですが
そもそもの言葉の意味は、要塞化、強化、
フォーティファイドに当たるスペイン語
ヘネロソの意味は寛大なという意味。
どこにもお酒を足す/足すべきとはありません。
日本では酒精強化ワインなどと訳されますが
マンサニージャやフィノは15%と
場合によっては日本酒より低い度数
モンティーリャ・モリレスの原産地呼称では
酒精の強化は一切しません。
でも共に強化ワインと定められております。
こうした欧米のフォーティファイドに
最もあった日本のお酒は
本醸造や味醂が該当します。
似たものというものは常に
似ている理由や共通点を見いだすことも出来ます
どうやらソムリエさんは
フォーティファイドに関して
誤解が多いのではないかと思われますね。
言葉に引っ張られず
本質に目をむけ、バイアスから解放されて
正しい解釈を見つけて欲しいですね。