さて…安部龍太郎の家康を

文庫本の八巻まで読みました。



まだ、完結してません、、現在も連載中とか。
八巻で秀吉の最晩年あたりまでで。

いわゆる通史というやつで…安部龍太郎は
現役バリバリ歴史小説家ですけど、、

この手の今の歴史小説トップランナーは
通史てのは、ほとんど書きませんよね。。

だから坂本龍馬の通史の名作と言えば
司馬遼太郎の龍馬がゆく、になったりして笑。

例えば、↓こんな本。。

最近読んだ今村翔吾のデビュー時の短編集ですが、
取り上げてるのは…

今川氏真とか武田信玄の切腹した嫡男とかとか。
そういうマニアック系になる傾向が今は強い…。

そういう中で、現役歴史小説の大家が
誰でも知ってる家康という人物の通史書くのは、
意味あるなぁぁ、、とも思えるのです。

で、安部龍太郎の家康感想ですが、
あまりネタバレにならんよう書きますが、

結構、新説系も一杯取り入れてて
信長の天下統一とか本能寺の変にも
イエズス会の影響があるとか…等々。


新説系と書きましたが、上記左の
信長と十字架という立花京子という先生が
2000代前半に書いた本が…

本能寺の変の黒幕がイエズス会等々、
その関係を初めて本格的に書いた本でして…

当時は奇説とかトンデモ本扱いされてましたが、
最近はそうでも、ないのかも…ですね。。

安部龍太郎には明らかに立花京子の
影響があると思うです。

個人的には立花京子説に全面賛成はしませんが、
相関関係とかはあるかもと思ってます。。

日本の戦国時代は、大航海時代の真っ最中ですし。
学校の歴史の授業とかは、日本史は日本史だけで
教えますからねぇ、、

それもこれも、江戸時代の長い鎖国の歴史の
影響かも…トホホ。

■前に書いた江戸時代への感想とか 


最近は四つの窓論で、日本は鎖国してないという説が
結構、学界では有力ですが、、そんなの盲説~~~

四つの窓論に本郷和人先生も反対してましたが、
自分もその立場です。。絶対、反対~~~、、笑

■鎖国や四つの窓論について書いた記事はコチラ