私が新潟日報に、不妊治療のことを投稿した理由を書きます。
去年の末、東尾理子さんが出産しました。
東尾理子さんが不妊治療していること。ブログもよく見ていました。
今思うと、よく公表したなと思いますが、その後の反響は理子さんをバックアップする声のほうが多かった気がします。
それは日本に不妊治療している人口が多かった、という背景があったんだと思います。
年の差婚という共通点もあり、私も共感する部分は多かったです。
「不妊じゃなくTGP」という本を読んで、衝撃を受けました。
「不妊は恥ずべきことじゃないし、隠すべきことでもない」
という一文でした。
「風邪をひいたら内科に行くように、赤ちゃんがほしいから婦人科を訪れた」
目からウロコというか…、理子さんはあくまでもニュートラルな考えの持ち主でした。
羨望、嫉妬、妊娠できない自分への罪悪感とか、そういうネガティブな考えじゃないことに。
なんかすごい人だなと思いました。
そして、私も不平不満を漏らすばかりじゃなく、行動してみようと思いました。
だって、社会は不妊治療のことを知らないから、理解がないんだ。
って思ったんです。
新潟日報に電話してみました。
案の定、不妊治療のことを話しても門前払いでした。
「読者に載せられる記事は読者投稿欄の窓だけだから」
というようなことを言われて、私は新潟日報に長い長い手紙を書き、読者投稿欄に三編応募しました。
結果、圧縮され、新聞用の堅い文章になりました。
その反響は、ぐるっぽに書いてある通りです。
自分のネガティブな気持ちをうまく表現できたら、スッキリしました。
東尾理子さんに教えられたことは多いです。
そして、理子さんみたいな強い女性に少しでも近づけたようで、うれしかったです。