死にたいと思った翌日

母が突然やってきて

めちゃくちゃ驚いた。

 

ただお土産を置いて

なんだか慌ただしく帰って行ったけど

 

やっぱり繋がってるんだなって思った。

 

親子だけじゃなくて、みんなとも

もちろんツインさんとも。

 

魂って繋がってるんだって感じた。

 

 

ある日

うちの天使ちゃんの元気がなくなった。

 

人間関係に疲れたという。

まだ子供なのに、天使は色々背負っているらしい。

 

 

私も同じ気分。

こういうときは

自分の気持ちに付き合えばいい。

 

天使ちゃんと同じ部屋にいながら

一人の世界に入ったり

二人で夜遅くまでしゃべったりした。

 

 

たまたま流れで

ツインさんの話になって

私はショックを受けた。

 

 

ツインさんが

前に出てこなくなったのは

やっぱり私の出勤時間が変わってからだったのだ。

それまでずっと前にいたみたい。

 

 

私が通るせいで

前にいずらくなったのだ。

 

私の存在が

ツインさんの邪魔をしていた。

 

最悪だ……。

 

 

一人になると

泣いて泣いて、涙が止まらなかった。

 

 

 

 

翌日、道を変えた。

 

なにも考えずにすんで

案外いいかもしれないと思った。

 

ツインさんからの電波も

朝からキャッチせずに済むし。

 

 

 

もう忘れたかった。

旦那のこともそうだけど

すべてに疲れたんだ。

 

くじけては立ち上がり

転んでは立ち上がりを繰り返したけど

 

いよいよもう無理だと思った。

 

 

ツインさんとの

未来を手放すことにした。

 

執着してる旦那さんは、私の鏡。

私がツインさんに執着する限り

旦那さんも私を離さない。

 

 

もう疲れたんだ。

未来はわからないけれど

私、ツインさんを待つのをやめて

一人生きてくよ。

 

 

 

その後も

弱った天使ちゃんのそばにいた。

 

けれど

私は親であるはずなのに

不思議とそこまで心配しなかった。

 

人は必ず前を向くって

知ってるからだ。

そう信じきってる自分がいるの。

 

 

 

 

そしたらね、思い出したんだ

小さな頃からの、私の得意技をね。

 

 

どんなに裏切られても

どんなに傷つけられても

私は

父や母、友達、好きな人を信じ続けた。

 

 

ツインソウルの日向さんが

最後の電話で言ったんだ。

 

「そんなんだったら、だまされるよ」って。

 

日向さんは確かに悪い人だったけど

そんなことを言いながら

結局、私を守ってくれた。

 

そして日向さんと出会えたおかげで

長い時間をかけ

私は自分をみつけることができた。

 

 

 

そうだった。

 

私の得意技は、人を信じることだった。

 

疑うこともあるけど

それでもやっぱり!!って

何度も信じ続けることができてたの。

 

 

 

そのことを思い出したらね

また元気が出てきたんだ。

 

 

地面に両手をついて

ひざを立てる。

 

 

私は私のために生きるよ。

 

 

もう一度、私は立ち上がった。