今年も魔女宅へ行ってきました。

魔女というのは、
旦那を3才の時に捨てた
旦那の実の母親です。

化粧が濃く、派手な服が大好きで、
嘘ばかりつくので
私は魔女と呼んでいます、
もちろん心の中で。

諸事情あり魔女宅に到着したのは午後2時頃となり、
一緒に寿司食って帰るだけとなりました。
当たり障りのない話だけして、さっさと帰宅するつもりでやって来たのですが、
僅かな時間の中でも魔女からの飛び出した話に辟易としてしまいました。

魔女は自宅でピアノなどを教えて生活の糧にしています。
若い頃は沢山の生徒さんが居たそうですが、
高齢のため今は生徒さんの数、8人程度とのこと。

最近、魔女は近所に新しく開業された整体に通いだしたそうですが、
そこの奥様が「私もピアノを習いたい」と、早速年末に2度レッスンを行ったとのこと。
ところが、そのレッスン費用の「領収書を出して欲しい」とお願いをされているそうです。

個人経営ではよく有ることですね。
どんな用途でも、とにかく経費として落とせるよう領収書を取っておくのは極めて当然のこと。
おかしな事ではありません。

ところが魔女は
「ピアノレッスンの費用なんて、なんで領収書が必要なの?
 私、結婚して以来、税申告してないのよ~ん。だって、お小遣い程度の僅かな収入じゃありませんか。
領収書なんて出して、税務署から何か言われては困ってしまうわ。
だから領収書はお断りしても良いわよね、

ねっ、カサンドラさん!

ゲロー急に話をふられて、食ってた寿司吹きそうになりました。

「わ、私に聞いてます?」
「そうよぉ~、カサンドラさんに聞きたいの~。今日はこの事をカサンドラさんに聞きたいと思ってたのよ~。」

なぜ聞く滝汗
気持ち悪さしか有りません。

だいたい私は自営業でもないし、
税関連の仕事に就いたこともない、
ごく普通の会社勤めの真面目人間です。
そんな脱税の話に賛同なんて出来る訳がないのです。

私は魔女に
「私には分かりません!」とキッパリ回答を断りました。
それでも魔女は何度もしつこく
「僅かなお小遣い程度なのよ。
 ねっ、領収書なんて断っていいわよね!」
「こんな事で過去に遡って税金を取られたりしちゃ困ってしまいますからね。
 ねっ、領収書出さなくていいわよね!」
と繰り返し繰り返し、
なんとか私の口から
「そうですね」など賛同の言葉を引き出したいようで、
言われる度に「本当に分かりませんっ!」と答え
やり取りは本当に苦痛でした。

魔女が何故こんなに私に賛同させようとするのか、全く謎です。
何か有った際に
「カサンドラさんからそそのかされた」とでも言うつもりなのでしょうか。

更に驚いたことに
帰宅しながら旦那に聞いてみると、
なんと旦那は
「え?その話、聞いてなかったよ」と言うではあーりませんか。

てめぇ、魔女の真横5センチの距離でこの話を聞いてたクセに!!

恐らく旦那は、面倒な話になりそうだと感じて逃げているのです。

魔女は領収書の話から発展し、
その整体師の奥様について
「バイエルを書店で買わずメルカリで安く買うセコ」と悪口まで言い出したのですが、
私はメルカリのどこが悪いのか全く分かりません。
脱税とメルカリ、どっちがセコいのかって話しです。

ちなみに、その日私が来ていた服、
スカート:¥150 古着屋で購入
カットソー:¥300 古着屋で購入
上着:¥1999 メルカリで購入だ!

なんか文句あるかニヒヒ!