僧帽弁閉鎖不全症の症状 | カッサフォルテ犬猫コラム

僧帽弁閉鎖不全症の症状

今日は一番多い僧帽弁閉鎖不全症の症状について書いてみます。

初期にはほとんど症状がなく、
何となく以前に比べて疲れやすくなったなぁとか、
あまり長い時間運動しなくなったなぁという程度です。
単に年のせいかなと考えても仕方ないレベルですね。
この時点では聴診で小さな心雑音が聞こえたり、
レントゲンで心臓が正常よりも少し大きくなっていたりという程度です。

進行してくると、
明らかに運動を嫌がったり、
運動や興奮で呼吸が荒くなったり咳が出たりします。
この時点では明らかな心雑音が認められ、
レントゲンを撮ると心臓が大きくなっているのがわかります。
肺水腫になっていることもあります。
肺水腫とは肺の中に水が貯まった状態です。
心臓に問題があると血液の流れが悪くなり、
肺のところで滞った血液から液体成分がしみ出して肺に貯まるのです。

さらに進行すると安静にしていても呼吸がつらそうで咳が出たり、
動くことを嫌がったりします。
舌の色が紫になることもあります。
胸を圧迫すると苦しいために寝転がったりできず、
肘を開いた格好で座っていたりします。

もっと進行するとお腹の中に水が貯まってお腹がふくれたり、
体がむくんだりします。

この時点では聴診器を当てなくても、
胸を触っただけで心雑音がわかる場合もあります。
レントゲンを撮ると心臓がかなり大きくなっているのがわかり、
肺水腫も起こしているのがほとんどです。
ここまで来ると、直ちに治療を始めなければ生命に関わります。