※無駄に長いです✾ฺ(。◠‿◠。✿)ノ



えこニカルを書こうと思ったのだけど、

大相場の色が強いので、

ちょっと過去に学んでみようかなっと。



そこで、

「バブル景気」を素材に、

今と比較しながら検証していくことにします♪




早速行きますね。


出典のベースはウィキ先生。

あとはその他もろもろです^^



一緒に勉強しましょう✾ฺ(。◠‿◠。✿)ノ






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<1985年~1990年初頭:バブル最盛期に向かう頃>


ドル円:260円→120円台→160円付近までの推移


世界背景:天安門事件、東欧革命、ベルリンの壁崩壊



~バブル経済に向かった要因~


[ 発端 ]

1985年の「プラザ合意」が発端。


プラザ合意とは、貿易赤字に苦しんでいたアメリカが、

G5にて「協調介入しようぜ」という旨の共同声明を出したこと。


これが原因で急激な円高(260円→120円)となる。



[ 政策 ]

当時の中曽根内閣は、

貿易摩擦解消のため内需拡大を国際公約し、

緊縮財政から公共事業拡大路線へと方向転換。


景気が刺激されていく中、

法人税・所得税等の大幅引き下げ、物品税の廃止を行う。


やるじゃん中曽根さん。

アベノミクス同様、デフレ化におけるインフレ対策を取ったわけですね。



[ 国民の動向 ]


可処分所得(浮いたお金)が増大し、

余ったお金が、土地・株へと流れ始める。


ここまでは現在のアベノミクスでも実現しつつあります。



[ 日銀の動向 ]


日銀は、円高進行によるデフレ圧力を無視して、

公定歩合はそのままに、無担保コールレートを2%以上も上昇させ、

一時的に強力な引き締め政策を取る。


ようは、デフレに向かいつつあるインフレ環境の中で、

インフレが継続していると勘違いして、

デフレ政策を取ってしまったわけです。



政府と日銀の指針が真逆ってこと。

アベクロタッグはここが違います♪



この翌年以降、

公定歩合を2.5%までに引き下げて低金利を維持させ、

金融緩和路線へと転換。


当時、この路線は国際公約だと捉えられていて、

金融緩和は継続していくものだと勘違いされていたみたいです。


その結果、インフレ率の低下と低金利政策維持への期待が高まり、

名目長期金利は大きく低下。


これが「貨幣錯覚」を引き起こし、

土地・株への投資が一気に加速します。


デフレ転落間近の超高値なのに、

バンバン投資しちゃったわけです。




[ 無担保コールって? ]


コール市場とは、

金融機関が、日々の資金過不足を最終的に調整しあう場です。


「無担保で翌日返済」が条件の、

金融機関同士での貸し借りです。



~これによる変動~

・無担保コールレートの金利を引き上げると、市場金利が上がる

・長期国債金利が上昇すると、国債価格は下がる※一つ前の記事「国債長期金利」参照

・国債金利が上昇すると、企業のコストを圧迫

・企業収益の悪化が懸念され株価は下落



無担保コールレート↑=国債金利↑=債権価格・企業収益・株価↓

この場合だと、円高にブレやすいのかな?


もちろん逆も然りです。




[ 貨幣錯覚って? ]


簡単に言うと、

・デフレなのに貧乏だと錯覚する

・インフレなのに小金持ちだと錯覚する

こんな感じでしょうか。


貨幣自体は「物」を買って初めて価値が分かります。



デフレ化では、

給料は下がっていますが、それ以上に物価も下がっています。

本来、買い物のチャンス。


インフレ化では、

給料は上がっていますが、それ以上に物価が上がっています。

ようは高値掴み。




消費者は、収入と購買のバランスを無視して、

手元の給料だけを見て動きやすいってことですね。




スパイラルが起きる訳です。




一番良いのは、

超デフレ期に投資を行い、

超インフレ期に売却。





※参考までに60年間のドル円推移↓

$~えこマニュアル~








<1989年~1990年:バブル崩壊直前>


ドル円:150円台~160円台キープ

日経平均:38,915円(最高値)

世界情勢:湾岸危機



~バブル最盛期の実体~


1985年のプラザ合意からインフレ方向に動いていますが、

国民が実感し始めたのは1988年くらいからだと言われています。


でもインフレが明るみになった頃に、

土地だ株だと投資を開始しちゃったわけですから、

高値掴みのロシアンルーレットは既に始まっていたことになります。



ようは「提灯点灯」



給料は上昇し、

企業は物価を上げ、

労働者は供給量を増やすべく仕事に精進する。


収益は高値掴みの投資に回され、

気がつけば、買ったはいいけど売る相手がいなくなる。




そうするとどうなるか。




「少し」安くてもいいから誰か買ってくれと巻き戻し始め、

その勢いが加速した最終局面では、

「誰でもいいから買ってくれと」パニック売りが入る。


これは「ヒンデブルグ・オーメン」と似てるかな?



もう少し噛み砕くと、

給料は上昇しているものの、物価も上昇していて、

実質的には貧乏だったりするのに、

浮いたお金を高値掴みである投資物にぶっこんで、

そのキャピタルゲイン、

つまりギャンブルによって収益を得ようと目論んでるのですから、

破綻は近いであろうし、破綻したあとに何も残らないのも頷けます。




「お金が消える」とも言われますよね。




このバブル景気(提灯)、実質的には「たった1年間」の出来事です。

「平成景気」だ「ヒミコ景気」だとTVや紙面も賑わっていました。



この頃、誰しもが大暴落を感じていないんですよね。


無理も無い。



心理なんですから。







<1990年~1995年:バブル崩壊後>


ドル円:160円台→79円台

日経平均:20,000円割れから下落の一途

世界情勢:湾岸戦争による原油高・公定歩合の急激な引き上げ



~信用収縮~


土地転がし。

「借金してでも土地を買え」という風潮で、銀行は大忙し。


そんな中、大蔵省からとんでもない冷や水が浴びせられます。


「土地関連融資の抑制(総量規制)」


これにより、

日銀の行った金融引き締めは後手に回った形となり、

信用収縮が始まります。



投資関連は一気に急落。



本来この局面では、

金融緩和を一時的にでも行うのが良策なのですが、

消費税導入に加え、日銀の緊縮財政は野田政権に至るまで一貫したものとなり、

経済状況は更に悪化しました。



何故この時、日銀は緩和に踏み切らなかったのか。





簡単に言うと「デフレ対策を知らなかった」からです。




デフレ期にデフレ対策を行って景気が回復した記憶。


バブルが始まったインフレ期にもデフレ対策を行って、

一時的ですが景気は急上昇。


仕舞いには、

「円高デフレ最高じゃん」

「給料下がっても物価安いんだから金持ちだよ」

と言わんばかりに、デフレスパイラルを無視した緊縮財政の徹底。


挙句に国民は、アホ集団の民主党を掴まされる始末。




ごめ、話し逸れたw




まぁ世界的に見ても、

デフレ期にインフレ対策を正確に実行して成功した例が、

日本の「高橋是清」が行った、

「リフレーション政策・インフレターゲット」と、

それを真似したアメリカの「ルーズベルト」が強硬した、

「ニューディール政策」しかありませんからね。




安倍さん、

三代目になってねん✾ฺ(。◠‿◠。✿)ノ





~エリオットの中身~


ちょっとエリオットをイメージしてみましょうか。

チャートは見ないでOK。


経済の流れだけで考えて見ますね。



・1985年にインフレが開始した頃、

即座に投資を行った人は、この景気に乗じて資産を売却し、

相当な利益をあげたことでしょう。


・でもインフレに気がついた後発の投資家は高値掴み。


・バブル崩壊後、2~3年くらいは、

まだ好景気の再開を夢見た投資熱は残っていたそうです。



・第1波~第2波

1985年、景気回復が本物かどうか混迷中。


・第3波~第4波

1986年、好景気は本物だとしっかりとした上昇を開始。

政策によって一旦抑制される。


・第5波

1989年、我先にと提灯加速。

一気にバイイングクライマックスを迎える。


・a波

1990年、バブルが弾ける。


・b波

1992年、バブル再来厨により若干戻しつつ


・c波

やっぱり不景気は本物だと大暴落開始



こんな感じでしょうか。


この心理動向は、いつのチャートにも、

長期足でも短期足でも繰り返されます。






<アベノミクス現況>


まだ実質経済に反映はされていませんが、

株価や為替には期待が込められている状態です。


でも企業マインドも格段に良くなっています。


・無制限の量的緩和

・国土強靭化による公共事業安定需要の確約

・インフレターゲット2%の明確な目標設定


ほかにもまだまだあります。


一番の重要ポイントは、

中曽根さんが途中でこけた要因でもある、

日銀との連携です。


ここも既に「白から黒へ」、

アベクロコンビ結成によってクリアされました。


あとは実質経済がついてくるだけ。



ここもちょっとエリオットでイメージしてみましょうか。

チャートは見ちゃだめ。



・第1波~第2波

野豚からの政権交代前後で不安定な時期。


・第3波

3本の矢によるエクステンション形成で一気にブチ上げ。


・第4波

なんらかで調整w


・第5波

実質経済による健全な上昇(緩やかに)



えこの想像ですが、安倍さんはこの5波目で、

バブル発生&崩壊を生まないように、

細心の注意を払っていると考えます。


かと言って、

ダイアゴナルのような危なげな上昇も手詰まりになるだろうし、

そもそも株式平均利回りが上昇し続けることも考えにくい。


ということは、国債金利の上昇も頭打ちになるし、

売られる局面は避けられない。


狙っているのは高値揉みあいを維持させることであっても、

海外情勢がそれを許してくれない。


結局は、どこかで暴落は起きるのでしょう。

心構えとしてね。



アベノミクスは10年計画でもあります。

政権を奪還して、まだ1年も経っていません。


にも関わらず、

世界を震撼させたリーマンショックを既にペイしています。




しつこいようですが、

まだ実質経済は数字として現れていません。


期待感のみでの上昇です。




この先をどう読んでいくか。

それは・・・
























あなた次第です!

なんちゃって♪


















ちょっと文字ばかりで長くなったけど、

こうやって過去を考えてみるのも楽しいものですね^^




え?えこだけ?







逃っげろ~✾ฺ(。◠‿◠。✿)ノまたね~