昨夜、
SONGSという番組で
宇多田ヒカルさんが、
新曲のタイトルである初恋について
話していました。

初恋とは、
異性への恋愛感情というよりも
両親への想いなのだと語るのです。
「L'Enfant et sa Bonne」ルノワール

両親という、
自分ではない誰かに
愛情を向けることが初恋であり、
そこから他の人々との交わりが生まれていく。

この話は
自然界の真理にかなっています。

わたしたちは不思議なことに、
自分が両親に対して抱く感情を
他の人にも抱きますし、
自分と両親との関係性を
他の人とも再生産するものだからです。

例えば父親に対して
いつも批判的な気持ちを持っていたり、
直接批判をしている人は、
職場にいる男性上司に対しても
批判的な態度になります。

逆に、
父親の話を
心を込めてしっかりと聞いて、
その父親の話を踏まえて生活するというように
父親を大切にしていると、
職場にいる男性上司から
目にかけてもらうことができ、
さまざまなサポート
受けることができるのです。

ここで大切なのは、
話を聞いて受け取るということで、
すべてに同意するということではありません。

父親がそのように考えているということを
受け入れることが大切なのです。

両親への思い・両親との関係
すべての始まりであり、
それをよいものにしていくことで、
さまざまな人間関係も
自然とよいものになり、
豊かな人生を歩んでいくことができるのです。