第10回目 煮干だし
ここ5年くらいのことですが、年に3~4回演劇を見に行っています。
いつも見に行くのは「キャラメルボックス」 という劇団です。
※ 劇団名をクリックすると、この劇団のホームページが開きます。
最初はテレビ(MXTV)で見かけて興味をもったんですが、実際に劇場にいったら、これがすごい!!!
役者さんの言葉、立ち居振る舞い、音楽がせまってくるような迫力・・・とってもすばらしいものでした。
それ以来、定期的に見に行っています。
この前は「クロノス」という公演でしたが、本当に感動しました。
今までみた映画やドラマを含めてもトップレベルです。
ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、「クロノスジョウンター」というタイムマシン(といってもドラえもんみたいに簡単なものでもないんですが・・・)にまつわるストーリーです。
公演は終了してしまっていますが、「クロノス・ジョウンターの伝説」という原作本がありますので、一読されてはいかがでしょうか。
次回公演もまた行きたいと思ってます。
みなさんは、最近どんなものに感動しましたか?
さてさて、感動といえば、味覚と心を感動させる料理に話を戻しましょう。
今回も前回に引き続き「だし」シリーズ「煮干だし」です。
【 材 料 】(味噌汁にして2~3人前くらい)
◎ 煮干(10匹くらい)
◎ 水(お椀で2杯から3杯)
【つくり方】
① 煮干の頭と内臓をとる。
※ これにより苦味が出なくなります。
僕は、忙しいときや面倒なときは、頭も内臓もつけっぱなしです。
② 鍋に水をはり、①の煮干を入れる。
※ 水の分量は、僕の場合、味噌汁3杯飲みたい時には、
3杯の水を入れています。
③ 煮干を入れたら、中火で煮る。
※ 必ず火にかける前に煮干を入れる。
④ 煮立ったら、すぐに弱火にしアクを取る。
⑤ 弱火のまま5分くらい静かに煮る。
⑥ 煮干を取りだす。
《ワンポイントプラス!》
更に美味しくとるには、②で煮干を水に浸したら、③で火をつける前に、しばらく(30分くらい)煮干を水に浸しておくことです。
こうすることで、さらに良いだしになります。
さて、いかがでしょうか。
一番だしや二番だしは、一番だしや二番だしを使うような料理をしたら紹介します。
気が向いたら試してみてください。
☆今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
第9回目 昆布だし
「日本人の心」、「日本人の味」などと言われる食べ物・・・「味噌汁」ですが、大根、豆腐、ワカメ、ネギなどなど本当にたくさんのバリエーションがありますね。
みなさんはどんな具が好きですか。
ちなみに、僕は・・・僕の中のベスト3を発表します。
【味噌汁の具 ベスト3 H18.2.20現在】
第3位 「なめこ」
第2位 「豆腐&ワカメ」
そして第1位は、
・
・
・
「なす」です。
あの感触、汁を吸ったナスの味、これがNo1の理由です。
ポイントとしては、ナスの皮はむくことです。
皮ごとでも味は変わらいな気がしますが、皮の色が出て黒い味噌汁になってしまいます。
みなさんは、毎日、どんな味噌汁を食べていますか?
美味しいのがあったら教えてくださいね。
というわけで、第9回目は、料理そのものではなく、味噌汁など日本食の基本「昆布だし」の取り方です。
【 材 料 】(味噌汁にして2~3人前くらい)
◎ 昆布
◎ 水(お椀で2杯から3杯)
【つくり方】
① 昆布を乾いた布巾(又は固く絞った布巾)で拭く。
《ポイント》
昆布は、水洗いをしない。ゴミを取る程度に拭く。
→ 表面の白い粉は、マンニットという旨味成分ですが、
水に溶けやすいものです。
水洗いをすると、せっかくの旨味成分が流れてしまいます。
② 昆布の端に適当に切れ目を入れる。
③ 鍋に水をはる。
※ 水の分量は、僕の場合、味噌汁3杯飲みたい時には、
3杯の水を入れています。
④ ②の昆布を水に浸し、中火より弱めで煮立つ直前まで温める。
※ 必ず火にかける前に昆布を入れる。
※ 沸騰直前に昆布をとる。
《さらにポイント》
以上の方法でも十分だしはとれますが、更に美味しくとるには、④で火をつける前に、鍋の水に昆布をしばらく(30分くらい)浸しておくことです。
これにより、美味しさが更に増します。
まぁ、朝の忙しい時間帯では不可能ですが・・・。
さて、いかがでしょうか。
気が向いたら試してみてください。
☆今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
第8回目 アスパラの肉巻き
前回に続きBSE(牛海綿状脳症)問題からです。
政府は昨年12月「生後20か月以内の牛で、脳や脊柱などの危険な部位は除去する」という条件付で輸入を解禁しましが、たったの1か月後の今年1月20日、除去されたはずの脊柱の混入が見つかり再び輸入停止となりました。
日経ビジネスという雑誌に、この混入事件の発覚前と発覚後にとったアンケート結果が出ています。
【アンケート結果】
Q.アメリカから輸入した牛肉を食べることを避けようと思いますか?
発覚前: 絶対に避ける 17.8%
できるだけ避けたい 38.5%
あまり気にしない 35.7%
発覚後: 絶対に避ける 30.6%
できるだけ避けたい 36.7%
あまり気にしない 28.6%
発覚前から食べたくないと思っている人が5割以上いたわけですが、発覚により7割近い消費者がアメリカ産牛肉を拒否しようと考えているわけです。
発覚前の数字の高さからもそうですが、日本人は食の安全性には敏感なんですね。
みなさんは、どうしていますか?
ちなみに、我が家の食卓は、ずっと高級食材の輸入が禁止されたままです・・・財政上の問題で・・・。
さて、そんなわけで、今回は豚肉を使った料理「アスパラの肉巻き」を紹介します。
肉巻きは、なかなか美味しいですよ。
今回はアスパラですが、違うものを巻いて、そのうち紹介します。
【 材 料 】(2人前くらい)
◎ 豚肉ロース薄切り(200gから300g 食欲に応じて!!)
◎ アスパラ(15本ぐらい)
◎ 油、塩、こしょう(それぞれ少々)
【つくり方】
① 鍋に少なめに水を張り、「アスパラ」を茹でる。
※ 鍋の水は「アスパラ」がひたる程度の分量でオッケー!
※ 「アスパラ」は茹でる前に、下の方の固い部分は切り落としましょう!
② 「アスパラ」が湯だったら、水を切る。
③ 「アスパラ」を適度な長さに切る。
※ 「豚肉」の幅に合わせて切ります。
※ 小さめの「アスパラ」なら半分、大きめのなら1/3が目安です。
④ 薄切りの「豚肉」を、ちゃんと広げる。
⑤ 広げた「豚肉」の端に③で切った「アスパラ」を2個から3個のせる。
⑥ のり巻きのように、くるくる巻く。
⑦ フライパンで「油」を熱し、広げる(中火)。
⑧ ⑥を、そーっとフライパンにのせる。
ここで火は弱火に調整する。
※ 火が強いと外側だけ焦げて、内側が生になってしまう。
⑨ フライパンにフタをして焼き続ける。
⑩ 時々、フタをあけ、豚肉を裏返し、全体が焼けるようにする。
⑪ 「塩」、「こしょう」を少々ふりかけ、さらに焼き続ける。
⑫ 適当なところで1つ取り出し、包丁で二つに切ってみる。
⑬ 内側まで火がとおっていたら完成!
【できあがり!!】
ちなみに豚肉の下にひいている物は、キャベツの千切りを焼肉のタレで炒めたものです。
さて、いかがでしょうか。
気が向いたら試してみてください。
☆今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
第7回目 チャーハン 鮭編
1月20日に、BSE(牛海綿状脳症)問題で、再度アメリカ産牛肉の輸入が禁止となりました。
この影響で、吉野家の牛丼復活は延期に・・・。
多くの食材を輸入に頼る日本では、何らかの事情により輸入が途絶えると、一つのメニューそのものが食卓から消えてしまう。
我々の食生活は、海外の状況に大きく左右されてしまうのですね。
大海原に浮かぶ小船のような感じでしょうか!?
さてさて気を取り直して美味しいものを食べましょう!!
今回は「チャーハン 鮭編」です。
「材料」や「つくり方」がいつもより多いですが、切って、刻んで、炒めるだけの簡単料理です。
分量は一応の目安ですが、なるべく少なめを心がけた方がチャーハンらしくなると思います。
【 材 料 】(2人前くらい)
◎ きゃべつ(3枚くらい)
◎ にんじん(1/3本ぐらい)
◎ ピーマン(小2個)
◎ たまねぎ(1/2個)
◎ ソーセージ(小4本)
◎ 焼き鮭(ソーセージと同量ぐらい)
※ 今回は瓶詰めのものを使用
◎ 卵(2個)
◎ 干しえび(大さじ2)
※ えびの「ちりめんじゃこ」のようなもの
◎ ご飯(茶碗2杯)
◎ 油、塩、こしょう(それぞれ少々)
【つくり方】
① 「きゃべつ」「たまねぎ」を1cm角ぐらいの正方形に刻む。
② 「にんじん」を縦半分に切り、2mmぐらいの厚みでスライスする。
※ 半円の形になります。
③ 「ピーマン」を縦半分に切り、中から種を取る。
その半分になった「ピーマン」を縦長に1cmぐらいの幅で切り、これをさらに半分の長さで切る。
④ 「ソーセージ」を3~5mmぐらい厚さで輪切りにする。
~~ 材料は2人前ですが、調理は1人前ごとに行います。
そのため、ここからは、①から④の材料を半分ずつ使います。 ~~
⑤ 卵を1つ割り、お椀などの器に出し、これをかき混ぜとく。
⑥ ⑤に、④の「ソーセージ」半分と、「焼き鮭」をソーセージと同量入れ混ぜる。
⑦ フライパンで「油」を熱し、広げる(中火、以下中火を維持)。
⑧ ②の「にんじん」半分を炒め、ある程度火がとおったら①と③の
「キャベツ」「たまねぎ」「ピーマン」それぞれ半分を入れ、一緒に炒める。
⑨ 茶碗1杯分の「ご飯」をフライパンに入れ、⑧と一緒に炒めながら混ぜ合わせる。
⑩ ⑨がある程度炒められたら、⑥の「卵など」を回すように流し込み、
再度混ぜ合わせながら炒める。
⑪ 「塩」、「こしょう」を少々ふりかけ、さらに混ぜ合わせる。
⑫ 器に盛ったら、上から「干しえび」をふりかける。
⑬ ⑤に戻りもう1人前作る。
【ポイント】
★ ⑨~⑪では、フライパンをかえし、軽くご飯などを中に浮かせると、
余分な水分がとび、パラっと仕上がる気がします。
★ 一度に炒める材料は少なめにすると、パラっとして、チャーハンらしくなります。
1人前ずつ作るのは手間ですが、手間をかけた分の価値はあります!!!
【できあがり!!】
【便利な材料】
今日使った焼き鮭は、おいしっくすの「秋鮭ほぐし身(無添加)」です。
これは、おにぎりに使ってもよし、ふりかけもよし、スクランブルエッグに混ぜるもよし、の大変便利で美味しい食材です。スーパーにある鮭フレークとはまったくの別物。
一度購入の価値ありです。
さて、いかがでしょうか。
気が向いたら試してみてください。
☆今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
第6回目 きゅうりの酢の物 たこ編
いよいよ、トリノオリンピックが始まりました。
ルールとか細かくは知りませんが、スピード感や技のダイナミックさが魅力的で、結構好きです。
冬季オリンピックは、日の丸飛行隊、モーグルの里谷、スピードスケートの清水が活躍した長野オリンピックのころからよく見るようになりました。
この長野ので一番「こころ」に残ったのは、スピードスケートで惨敗した堀井学選手の競技直後のインタービューです。
堀井選手は、長野オリンピックの前年までは世界のトップレベル(かなり世界大会で優勝していたはず。)でしたが、当時開発されたばかりのスラップスケートを取り入れるかどうかで悩み、結果として惨敗してしまった。そんな中でのコメントです。
「この日本開催の長野オリンピックで・・・たくさんの子供たちにオリンピックのすばらしさは、僕自身伝えることは出来たんじゃないかと思います。」
目に涙をためながら、ぐっと堪えてのコメント。
トップから転落し惨敗、悔しさとかで大変な心情の中でのコメント。
堀井選手の心の強さに、とっても感動し、かっこよさを感じました。
今回のトリノではどんな感動があるのでしょうか。期待してます。
ちなみに・・・スラップスケートとは、スケートの刃のかかと部分が固定されておらず、氷をける時に刃の部分が靴から離れ、バネの力で戻る仕掛けになっているものです。刃と氷の接地時間が長くなるため、長く氷をとらえることができ、蹴る力を無駄なく氷に伝えられるので速く滑れるようになるとのことです。
さてさて、今日の料理です。今回は、「きゅうりの酢の物 たこ編」です。
前回に続いての続編です。材料が少し違いますが、また違った良さがあると思います。
【 材 料 】(2人前くらい)
◎ きゅうり(1本)
◎ 乾燥わかめ(適量)
※ 乾燥でなくても可
◎ たこ(生食用)(きゅうりと同じくらいの分量)
◎ 酢、しょうゆ(それぞれ大さじ1)
◎ ミリン(大さじ2/3)
【つくり方】
① 「きゅうり」1本をスライスする。
※ 薄切りスライサーなどを使い、できるだけ薄くする。
② 「乾燥わかめ」をもどす。
③ 「たこ」を2~3ミリくらいの薄さでスライスする。
※ 厚みはお好みでよいと思います。
④ 「酢」、「しょうゆ」、「ミリン」を上記の分量で合わせ三杯酢を作る。
※ 正確には「ミリン」の分量が少ないので三杯酢ではありませんが、このくらいがよいと思います。
⑤ 小さめの器に、①、②、③、④を入れ、よく混ぜ合わせる。
【できあがり!!】
さて、いかがでしょうか。
気が向いたら試してみてください。
☆今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。