アンシャンレジーム

 

ども!
先月からお台場のミュージック花火(本番は5月26日)の音楽制作が始まってしまい忙しい限りです。

本件は、先月270時間ほどの労働時間を記録した完全裁量労働制のフリーランスの私としても非常に注目しています「裁量労働制」についてとなります。

安倍首相肝いりの「働き方改革関連法案」の最重要項目である「裁量労働制の拡大」

この「裁量労働制」は、「定額制働かせ放題法案」や「残業代ゼロ法案」とも揶揄されている稀代の悪法となります。

しかし本件、あまりにも問題があり過ぎて、どこがどうヤバいのか説明するのもなかなか大変です。

まず挙げられるのが、「労働法制こそが人間であることを守るための法律」と言っても過言ではないなか、この裁量労働制の拡大は人間の尊厳をぶち壊す方向で機能することが確実視されているといえる点です。

安倍政権は経団連等からの要請を受けて本法案を進めるのですが、その過程で論理的根拠としてきた「裁量型労働者は一般労働者よりも労働時間が短い」とするデータがまったくの捏造でした

しかも閣議決定までされた当該調査データが間違っていたのに、安倍尊師は「再調査することなく強行採決」に挑もうとしている状況にあるのです。

働く人の一人として、到底こんなことを許せるわけがありません。


この問題はかなり複雑なので、詳細を掴みたい方はぜひ下記のビデオをご覧になることをお勧めいたします。
特に山井議員の魂の質疑は目頭が熱くなります。

 

▼ 長妻昭・立憲民主党 VS 安倍晋三総理【国会中継 衆議院 予算委員会】平成30年2月20日
https://www.youtube.com/watch?v=gErsN4Fq7C4

 

▼ 逢坂誠二・立憲民主党【国会中継 衆議院 予算委員会】平成30年2月20日
https://www.youtube.com/watch?v=EOUPX4iEnDg

 

▼ 山井和則・希望の党【衆議院 予算委員会】平成30年2月20日
https://www.youtube.com/watch?v=UpYO4dgapVU

  *基本的に今回の国会映像は、自民党ネットサポータズさんからクラウド・ソーシングで依頼されたと思われる、ネット工作員のみなさんが時給50円で賢明に作ってくれた動画となります。

  *裁量型労働で薄給でがんばる彼らの動画の視聴回数を上げてぜひサポートしてあげてください。

 

そんなわけで、上記ビデオで、安倍尊師と加藤がいかにサイコパス野郎なのか認識いただけたかと思います。

問題とされている点について、上記映像からの情報を中心に少し細かくまとめてみます。
 

・「働き方改革」は安倍首相いわく本国会の目玉法案である

・裁量労働制違反で罰金を課せられた例がいくつあるのか、厚生労働省も把握していないくらい実態が掴めていない

・論拠としてきた厚生労働省の労働時間に関する調査は、当該実態調査データのみ

・労働者側からは、勤務時間が長くなる懸念が記録されている

・そもそも当該実態調査データを作成する際の実態調査がずさん
  (1日を24時間以上として記載された例が15件超、その他異常数値が80件超あるなど)

比較すべきでないデータを比較し、データ結果の捏造を行った
  (裁量型労働者には「普段の労働時間」と、一般労働者には「最長の労働時間」と聞いて得た結果を比較)

・当該実態調査データは、3年前から比較として使用されていた

・労働監督官が経営者から聴取するかたちで調査したため、実態を反映していない(労働者にとって不利な傾向が懸念)

JILPT(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)のデータでは裁量労働制の方が長時間であると報告されている
  (JILPTの調査は匿名性で、労働者だけから聴取したデータをもとにしている)

・厚生労働省はJILPTの調査データを無視

・官邸から厚生労働省に対しての指示、若しくは忖度が働いた可能性が高い

・政府は裁量労働制による長時間労働が原因で過労死に至るケースを無視(電通やNHKの例)

「実態調査の再調査をする必要はない」と加藤厚労大臣

「データは間違っていたが裁量労働制の拡大を進めることは問題ない」とと安倍尊師

裁量労働制は労働時間の実態の把握が困難である、また自分の裁量で労働時間を決めれるとされるため労災さえもおりない

・3年前の過労死遺族による「裁量労働制反対」の声に反論するように出されたのが当該捏造調査データだった

経営者の51%が働き方改革の中で「裁量労働制の拡大」を推している

最低賃金や低所得の労働者にも裁量労働制は拡大させると閣議決定

・裁量労働制を利用すれば、最低賃金以下でも使用可能と閣議決定

裁量労働制のほうが労働時間が長いとするデータしかこの世に存在しない

・「JILPTの調査では裁量型労働者のほうが労働時間が長いとなっているが、これは本法案の実施前の調査で、法案通過後は変わる」と安倍尊師

「撤回したのは答弁のほうであり、データは正しいので撤回しない」と尊師

・「創造的な働き方をしてもらいたい。捏造データは間違っていない」とニヤニヤしながら尊師

過労死遺族会は裁量労働制を「過労死促進法」と呼んでいる
 


事実を羅列しただけでもクラクラしますね。

安倍捏三尊師と加藤大臣、厚生労働省がいかにサイコパス野郎なのか、再度ご理解いただけるでしょう。

尊師と加藤は「裁量労働制は高度な専門技術を擁した人間だけが対象」とか「罰則や規程を厳しくする」とか言っていますが、そんなものはまったくのデタラメもいいとこです。

じゃあなぜ年収要件もなく、最低賃金で働く労働者にも拡大可能と閣議決定したんだ?ってことです。

小泉政権下で規制緩和された「派遣法」も、最初は秘書や翻訳者など専門職だけが対象でした。
ところが皆さんもご存知の通り、現在では製造業から何から何まで派遣OKになっています。
そうやって労働環境が破壊され、労働者の所得が減少していった結果、失われた20年が固定化されたのです。
安倍尊師が「ドリルの刃先のとなって穴を開ける!」とダボスや米連邦議会でイキまいていたのは、一つ穴を開けたらその穴を適当にごまかしながら拡張していくという計画があってのことなのです。

そして小泉政権で派遣法改定を「改革」と称してやってのけた暗黒卿竹中平蔵が、安倍政権でも国家戦略特区諮問会議議員や民間有識者議員として5年間ベッタリと寄り添っているのですよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


前回までの当方のブログで、安倍捏三尊師が憲法の「け」の字もわからない反民主主義者であること、実質と名目の違いすら理解できないマクロ経済オンチであること、さらに生活保護費をめぐる志井さんとの答弁であらわになったように他人に対する共感力のないサイコパスおじさんであることを明らかにしてきました。

今回の裁量労働制データ捏造事件では、尊師は、やっぱり息を吐くように嘘をつくホラ吹きであったこと、山井議員との質疑でも露呈したように過労死を奨励し労働者を企業の捨て駒としたい反日主義者・反社会的分子であること、そして自身が自信をもって喧伝していたデータが間違っていと確定したにも関わらず独断で突き進む独裁者であること、、、それらが明らかになったと思います。

尊師はコネで入社した神戸製鋼に3年勤めたあとは、11年間のニート生活を送り、そのまま父晋太郎の地盤を引き継ぎエレベーター方式で議員当選したという経歴を持つとおり、社会に出て働いた経験がほとんどなく、労働者の立場など考えたこともない生粋のアホボンであります。


それにしても、なぜ毎回、尊師はこんなにもデタラメなのでしょう。

なぜ労働者を奴隷化する裁量型労働制を、何が何でも、データを捏造してまで導入しようとするのでしょうか?

尊師が、ただただ血も涙もないサイコパスだからなのでしょうか?


この答えは簡単です。

日米年次改革要望書とアーミテージ・ナイ・レポートに「日本は労働規制の緩和をしろ」と米帝様と軍産複合体による指令がしっかりと書いてあります。

尊師は、日本という植民地の総督としてグローバル企業様にとって扱いやすい奴隷を提供するため、残業代ゼロ法案=裁量労働制を進めているということなのでしょう。

本法案は直接的には経団連をはじめとする企業の経営陣から望まれたとされていますが、日本の大企業の株主(約30%)はグローバル金融資本であり、その点でもこの方程式に合致がいくのではないかと思います。

そういう意味ではグローバル資本と経団連企業(すでにグローバル資本と言っても過言ではないですね)の合作が本件裁量労働制の真相なのでしょう。


尊師は今までに数々の売国政策をごり押ししてきましたが、、、、規制緩和、TPP、特定秘密保護法、新安保法、共謀罪、国家戦略特区、種子法廃止、裁量労働制など、そのすべてがグローバル金融資本の命令に従って進めているにすぎないといえるのではないでしょうか。



Fool Running :愛国ポルノより「バカナオール」が必要なシンゾー


最後までご覧いただきありがとうございました。

また次回。

 

GOKU

 

【参考】
改革って何?④ #国家戦略特区 と #年次改革要望書 ~スパイへの指令書
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12279930662.html

共謀罪は第一次アーミテージレポートの劣化コピー
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12284654642.html

規制改革は、アーミテージレポートと年次改革要望書の完コピである
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12285547388.html

規制改革は、アーミテージレポートと年次改革要望書の完コピ②
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12286990086.html