前回、勝手ながら、量子論におけるハイゼンベルグの不確定性原理を説明するうえで、シュレーディンガーの猫の例と、ド・ブロイ波の話などをさせてもらいました。
http://ameblo.jp/cargoofficial/entry-10747180709.html

*ぼく自身よく理解していないまま、自分に対するメモ的な意味で、このエッセイを書いていたりするので、物理学に詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ答えを教えてつかぁさい。



結論として、この世は結局"不確定"で、形而上学的な自分自身やかみさまの存在の有無も、結局はよくわからない、というとこまでいったと思います。




現在、物理学の世界では、"超ひも理論"(superstring theory)というセオリーを提唱するに至っていて、その"超ひも理論"において、宇宙には10次元あるとされています。

ちなみに"超ひも理論"は極めて小さい弦を宇宙の最小基本要素と考えた、量子論の延長みたいなもので、"万物の理論となりうる可能性がある現代科学の究極の理論”らしいです。
(量子の定義は万物の根幹になる極小サイズの素粒子を"点や波"としてとらえることで、超ひも理論におけるひもの定義はそれをひもととらえることです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E5%BC%A6%E7%90%86%E8%AB%96

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ていうか、10次元って、縦と横と奥行きと時間の四次元と...、あと何があんの??

ちょっと想像しきれないけど、とにかく、4次元目以降の残りの6次元の存在は、いまだに解明しきれていないあまりにも不確定なもののようでして、、

まあ、個人的には、ぼくたちには理解しきれない8次元目とかには霊魂やUFOの存在する次元があったりするのかもしれないっていうようなことだと思っています(笑)



ぼくは"超ひも理論"におけるひものふるまいは、前回の"ハイゼンベルグの不確定性原理""ド・ブロイ波"の件での説明と同様に、すごく不確定で、即時的非局所性という性格を帯びたものだと理解しています。

よくわかんないけど、宇宙を説明するためには10次元もの次元が必要で、しかも、目に見えない量子的な存在はエネルギーというもので作用し合って成り立っている、という世界みたいで。。


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"ソノルミネッセンス"(sonoluminescence)っていう現象があるみたいです。

たぶん英語的に語源を解釈するとsoner(音) + luminessence(蛍光)という感じだと思います。

このソノルミネッセンスは、簡単に言うと「液体に超音波(音)を照射すると高温によって熱励起された原子・分子によって発光が生じる」という現象らしいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9

しかし、ソノルミネセンスについては、そのメカニズムがいまだに十分に解明されていないようで、

個人的に、単純に「なぜ音という振動波を与えると原子が震えだし、電磁波として振動し、光を発するようになるのか?」が疑問でありました。


でも、たとえば、量子場における"ゼロポイントエネルギー"の説明でよく出てくる"カシミール効果"と似たようなメカニズムがここでも起こっているのでは?と考えるなら、量子レベルでのなんらかのエネルギー転換があるのかなと、想像しています。

カシミール効果
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8A%B9%E6%9E%9C

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これ、すごくおもしろくないですか?

量子レベルでのすんごいすんごい極小の世界では、人間がいまだに解明しきれていない機構があって、なんらかのエネルギーのやりとりやエネルギーのふるまいが確認されているよってことなのだと思うのですが、

すでに物理的に解明されてるよ、と思われていた音と電磁波/光の間の機構でさえ、いまだによくわからない作用を及ぼしあうのです。



とにかく、簡単に言うと、この宇宙はなんらかの"エネルギーのふるまい"がすべての事象に作用していて、宇宙の法則を支配しているってことみたいです。





プランク定数hのレベルで起こる事象って、それ以下の極小の世界は存在しないよってことでしたので、

"よくわかんないけど、宇宙のメカニズムの根幹において、なんか量子レベルでのエネルギー的なものは、あっちにもこっちにも同時に存在する。また、存在すると同時に存在しない"

と、前回のエッセイでの仮定では結論づけるに至りました。
(オッカムの剃刀よろしく、とりあえずこの仮定のまんま行かせてください 笑)


これを形而上学的な問いに置き換えると、"存在というもの"の"存在のありかた"に関しても同じことが言えると思ったのです。


"あっちにもこっちにも同時に存在するし、また、存在すると同時に存在しない"みたいな。

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余談ですが、ぼくは高校生の時に当時ノーベル化学賞を取った利根川進博士の「精神と物質」という本をわけのわからないまま読んで、

結局「脳内ホルモンなどの物質の役割が解明されようとしている。感情や精神などという科学では解明不可能とされていたものの構造なども、物質として観測でき、その機構が明らかになる」

ということだけを読み取って、「へ~、世の中の不思議って科学で証明されようとしてるんだなぁ」とずっと記憶していたことがあります。

つまり、科学が解き明かそうとする森羅万象の法則の仮説って、ほんとにどんどん真理に近づきつつあるんだなってことだと思うのです。



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では、万物の極小の単位である量子やひもを動かすエネルギーってなんなんでしょうか???



まず、その"エネルギー"ってなにかの"意思"というものと考えられないでしょうか?

なにもないところにいきなりエネルギーがある、と想像するのは、なんかふわふわした気分になるんで、"なにかの意思で万物の極小単位であるものが動かされている"ということにしましょう...。

誰かが、動こうとする意思を持つから、そこにエネルギーが発生する...、つまり意思こそがエネルギーという構図です。


そう仮定したとすると、

"ではその意思は、誰の意思か?"という問いも生まれてくると思います。


その答えは、よくわからないので、とりあえずのところ、ここでは、都合もいいしわかりやすいんじゃないか?という意味で

"かみさまの意思"と仮定させてもらいたいと思います。
(よくわからないものはとりあえずかみさまのせいだということで、一旦彼に押し付けましょう)


オッカムの剃刀方式で、どんどん仮定を進めていきますよ。



さらに、この仮説を単純化するべく、

万物の極小単位であるプランク定数h以下での量子やひも(エネルギー)のふるまい = かみさまと認識されているものの意思

という仮定から転じて、"エネルギーやその意思自体がかみさまと呼ばれるものそのもの"、

と考えとたします。


つまりこの場合、量子論や超ひも理論における極小単位の"量子やひも(エネルギー)のふるまいのひとつひとつを神とする"

ということにしてしまうわけです。

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ただ、忘れないでください。

その"かみさまの意思 = エネルギー"は不確定性原理よろしく、観測者(別のエネルギー)がそこに存在する、と認識した場合によってしか、その存在を確定することはできません。


宇宙を動かす意思やエネルギーってナニか?って考えるとき、その問いを考える誰かがいないと、そのナニカの意思やエネルギー自体が存在できないって言えるのかもしれません。


いや~、デカルトの「我思うゆえに我あり」、もしくはミヒャエル・エンデの「ネヴァー・エンディングストーリー」みたいになってきましたねー。。

一見、実にドラマティックですが、話はそんな単純なものではないみたいで、


以前に、原始仏教では、その"我"(アートマン)さえ否定しているとお伝えしました。

でも、すべてはそのアートマンと極小のエネルギーとの相対性/相関性で成り立っていると考えると、そんなに悩まなくても済むかと思います(笑)


だって、かみさまの存在も、自己の存在も、万物の存在も、その各関係性があるからこそその存在が成り立つのですから。

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すいません、やっぱり長くなってきたんで、今回はこのへんまでにして、続きはまた次回に持ち越していいすか??