生きる道端で息絶えたカブトムシを見つけた。よく見ると、角が大きく左側に曲がっている。先天的なものか、成長の過程で曲がってしまったものなのか分からないが、このカブトムシは立派に命を全うしたことは確かだ。苦労も多かったかもしれない。幾度となく闘いに敗れたかもしれない。もしかしたら、他のカブトムシとは違った武器を活かし、連戦連勝だったのかもしれない。そんなことを知るよしも無いが、このカブトムシに敬意を表したい気持ちになった。