右のポケットに感じた
ごそごそ感
嫌な予感を感じながらも
そっと…
優しく手を入れてみた
すると中から
粉々になった紙
数字や図柄が描かれた紙
そう
千円札
一昨日のジョギングで
飲み物を買おうと入れておいた千円札
そのまま忘れて
洗濯した千円札
今はもうただの塵
大好きな『いちご牛乳』が一本、二本、三本…
買えるはずだった
最後の坂道を登りきったところにある自動販売機
左のポケットから出した120円で
『いちご牛乳』を買った
価値なんてカタチにならなきゃ意味がない
そんなことを思いながら
いちご牛乳を飲み干した
