入れ替わるもの家族が増える事はない私は積み上げられない押し出され抜け落ちる私はその不要な存在である 誰かが言う前に自分で教える生きるべきではない 刃物で腹を突かれる夢を繰り返し見ていた物音がする度に布団をひるがえし目には目を念入りに戸締りを確認する私は誰よりも死ぬ事が怖い 結局ごめんなさいとしか思えない結局ごめんなさいと言えない結局ごめんなさいは戒めでしかない