彼の人生の選択の悩み


自分自身の将来の職業選択に悩みを抱えている大学生と会うことになりました。

彼の家庭環境は複雑で、大学は奨学金を受けて入学しており、今では死語なのかも知れませんが勤労学生として、勉強の合間はアルバイトをして生計を立てて暮らしていました。

詳しく話しを聞けば、キャンパスライフをエンジョイするような浮いた想い出は皆無で、睡眠時間を削って学ぶことと働くことに3年間を費やしていたことが分かりました。

物事に一生懸命に真面目に取組む姿勢と性格が周りに好感を呼ぶのか、飲食店のアルバイト先から社員登用の打診があったり、大学の教授からは大学院への進学を勧められたりと、己の生き様がしっかりと評価されている状況にあったのですが、彼は自分の将来に悲嘆をしていて、自分自身の可能性に胸をときめかせる様な状況には一切なかったのでした。

彼は大学での学びと職業選択を一直線上に置いて人生設計をしていたのではなく、自分の人生で唯一の我儘として大学の4年間だけは、心から学びたいと思ったことに直向きに向かい、卒業後は借りていた奨学金の返済と僅かでも仕送りをするために、これが給与条件として適う先を探していました。

そしてある時「自分の人生とは一体何なのだろうか」との大きな命題に突き当たり、自分を律して生きて来たこれまでの生き様にも疑問を抱き、将来についても打開する解を見つけられぬまま時だけが変わらずに過ぎていくことになってしまいました。

それでも彼の性格で一生懸命に日常と向き合い過ごすため、芽生えてしまった解の無い矛盾がどんどん大きくなり、自我崩壊の寸前のところで、人を介して彼と出会うことになり、数度目に顔を合わせた時に胸のなかに渦巻く不安と疑問を話してくれたのでした。

Today's Ponyo Ways.



最悪の病気と最悪の苦しみは、

必要とされないこと、愛されないこと、

大切にされないこと、全ての人に拒絶されること、

自分が誰でもなくなってしまうことだと、

より実感するようになりました。




I have come to realize more and more that the greatest disease and the greatest suffering is to be unwanted, unloved, uncared for, to be shunned by everybody, to be just nobody [to no one].

by Mother Teresa,



ひと・言葉との出会い


ある意味、青春・学生時代にモラトリアムな状況が生まれるのは必然だとも思うのですが、彼がそこから這い上がる切っ掛けになったのは、飲食店の常連のお客さんとの出会いによってでした。

いつものように一人でカウンターで静かにお酒を飲んでいた常連のおじいさんに手招きをされ、オーダーなのかと向かうと、「老人ホームに入居することが決まり、これまでのようにお店に顔を出すことは出来ない」ことと、「一生懸命に働く姿が清々しく感じていて、これまでのお礼だと感謝を述べられた」ことと、「老人ホームは近所なので暇な時があれば遊びにおいで」と伝えられたそうです。

そして、悩みの渦中にある時にふと常連さんのことを想い出し、気分を変えようと思い立ち、近所にある老人ホームに訪問面会に行ったのだそうです。

介護施設ではなくも部屋に案内されることはなく、ロビーで待っていると懐かしい笑顔を浮かべたおじいさんが優しく微笑みながらやって来たのだそうです。

お店での話しや、おじいさんの想い出話に華を咲かせていると食事の時間がやって来て、そろそろお暇をとなった時に手渡されたのが一冊の本で、「いまの自分は、これに気をつけて過ごしてるんだよ」とドッグイヤーで織られたページに綴られていたのが、マザーテレサさんの言葉だったそうです。

時は流れ・・・彼は楽に逃げるのではなく、アルバイト先だった飲食店に入社することになり、今ではエリアマネージャーになっています。

そして、自分自身が疲れてしまった時、勤務を通じて心の疲れが見えた人には、おじいさんから受け取った本に綴られていたマザーテレサさんの言葉を伝えるのだそうです。

「どれか一つでもあるなら、大丈夫。どれかひとつも欠けないように注意して歩もう」が彼の口癖にもなっていったのでした。

久しぶりに会うことになった彼は、「奨学金の返済には泣かされました」と笑顔で語るも、本当の優しさと愛情を知る、素晴らしいマネージャーに成長していました










笑顔の行方を見つめて

all written by  Career wing  T.Yoshida@ponyo




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素敵な笑顔溢れる1日でありますように!