花屋さんでのアルバイト


人生で一番はじめに経験したアルバイトは、高校生の時にした地元の駅前にあった花屋の店員さんでした。

そして人生ではじめての昇給は、時給が5円あがったことでした。
確か360円か380円の時給が、365円か385円かになったのですが、「頑張ってくれたから時給あげといたよ」の言葉を掛けて貰った時の嬉しさは、いまでもハッキリと想い出せる程でもあります。

何か買いたい物があったのか、なぜアルバイトをしたのかの記憶はもう想い出せないのですが、その時に付き合っていた彼女が何度もお店に花束を買いに来てくれたことの記憶は鮮明にあります。

真冬の時期に水を張った容器のなかで水切りを続けていると、手の感覚はなくなっていき、手の平全体が赤切れするように真っ赤な色になっていきますが、容器から手をあげると白い湯気が立っていて、頑張っている自分を確認するようで嫌いではありませんでした。

ただそんな時に彼女がやって来て、あれを1本・これを一本などとアラカルトで頼まれると、生粋の文系派のボクとしては暗算が出来なくなり、「お前・・・出来上がってる花束にしろよ!」と何度も胸のなかで呟くことになってもいました。

お店にはそれが彼女であることを伝えてはいませんでしたが、店頭に一緒に立つことが多かったお姉さんから「あの娘、ヨシダ君の知り合い?」と聞かれ、意味もなく咄嗟に「違いますよ~」と答えると「そうなんだ・・・花言葉を頼りにいつも買ってくれてるような気がして・・・」と言われたことがあったのでした。

小さな時から花・植物は大好きではありましたが、粗野なボクは、お姉さんの口から出た「花言葉」の意味も分からず、でもそのフレーズだけがずっと頭の片隅に残り続けることになったのでした。

花言葉の由来


日本と海外の国々では花言葉に違いがあります。
それは、それぞれの国の歴史・風習・文化・神話・宗教などが関わってくるためで、同じ花でも花言葉が全然違う場合があります。

花言葉の発祥は、17世紀頃のトルコで、恋人への贈り物として、文字や言葉ではなく「花に思いを託して恋人に贈る風習(セラム)」があったそうで、これがヨーロッパ中に広がり、特にフランスでは、上流階級の間で好意を寄せる人への思いや悪口・批判などを、花や植物に例えて詩にする文化が流行し、このようなエッセイを書き綴ったノートを回覧していたそうです。

こうしたなか、1819年12月にシャルロット・ド・ラトゥールさんが書いた「 Le Langage des Fleurs (花の言葉)」が出版されてフランスで大ブームとなり、多くの人々がこの本を使う様になり、やがて日本にも伝えられたのだそうです。

日本に花言葉が海外から入ってきたのは19世紀末の明治初期だと言われていて、はじめの頃は海外で使われていた花言葉がそのまま使われていましたが、やがて日本人の風習や歴史に合わせて、日本独自の花言葉が形成されていったのだそうです。

「 Le Langage des Fleurs (花の言葉)」での花言葉の命名手法の特徴は、大きく2つの姿勢によって分けられていました。

№1.その草花の外形や香り・色・生態といった草花の性質・特徴を言葉で表現しようとする観察重視の姿勢。

ex.ブラックベリー:自らの観察をもとに「人目を避けるように生え、ひとたび口に含むと苦さだけが残る」とまとめた上で、花言葉を「嫉妬」と名付けるような手法。

№2.ヨーロッパ社会で草花が積み重ねてきた文化史的な伝統を、一つの単語に凝縮して形容しようとする文化史重視の姿勢。

ex.オリーヴ:聖書の記述により、花言葉を「平和」
ex.月桂樹:古代ギリシアの伝統を踏まえ、花言葉を「栄光」と名付けるような手法。

秘密の花言葉


突然、花言葉ってどうした?・・・と思われるかも知れません・・・

後輩のゴルゴ(あだ名)との待ち合わせ場所の近くにあった花屋さんの店頭で、尻の青かったあの頃、アルバイト先で彼女が頼む何本かの花束のなかに必ず一本入れていた花の姿を懐かしく見つけ、お店のお姉さんが言っていた「花言葉へ託した想いのこと」を想い出していました。

赤面の想い出ゆえ、その花の名前も花言葉もここに綴ることはしませんが、何十年も前の空気感にふっと包まれるような想いを感じていました。

あの頃、花言葉の意味を知るような大人心の優しさが欠片でもあれば人生の姿はまた少し違っていたのかも知れません。

似合いもしないそんなセンチメンタルな気分に包まれていると、ゴルゴがやって来て「チョコパの美味しい、ナポリタンランチやってる店が近くにあるんで行きましょうよ」と挨拶前に言われ、メッチャ現実に引き戻された、まだ冬の風が冷たい立春過ぎなのでした。

Click it! ゴルゴと呼ばれ続ける男 PartⅢ その涙の意味  * This is all a fact.










笑顔の行方を見つめて

all written by  Career wing  T.Yoshida@ponyo




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