等伯の生涯振り返る 七尾の本延寺で404回忌法要 | クレジットカードでキャッシング

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芝居奉納 演じて伝える

安土桃山時代などに活躍した七尾出身の絵師長谷川等伯の命日にあたる二十四日、七尾市小島町の本延寺で、等伯忌法要が営まれ、市民らが等伯の生涯を振り返った。

寺は等伯の生家奥村家の菩提(ぼだい)寺で、法要は等伯を顕彰する市民グループ等伯会が毎年開いている。ことしは四百四回忌。参列者は茶席に続き、没後四百年法要のビデオ映像を観賞した。河崎俊栄住職(73)の読経の中、会長の武元文平さんらが焼香をして、手を合わせた。本堂には等伯が彩色した「日蓮聖人坐像(ざぞう)」がまつられていた。

作家安部龍太郎さんの小説「等伯」が直木賞を受賞したことを受け、読経後に河崎住職が「これほどありがたい出来事はない。没後四百年の際に盛り上がったように、小説を読んで、等伯のふるさとに行ってみようという人は増えるはずです」と期待を込めた。

全国で神話などを語り継いでいる「大和語りべ」のやすきひろこさん(53)=大阪市=らが、等伯の人生にもとづいた芝居を披露。等伯の後妻妙清を演じたやすきさんは、等伯が上洛(じょうらく)後に狩野派との対立や千利休らとの出会いなどを経て、絵師として認められてきたことを、ほかの役者とともに伝えた。

その後、参加者は長谷川派の作品のある七尾市田鶴浜町の東嶺寺で法話を受けたり同町の料亭池亀本店で湯豆腐を食べたりして、等伯談議に花を咲かせた。

出典:中日新聞