筑後地方で梅が見ごろを迎えている。久留米市京町の梅林寺では満開に。ふっくらとした白やピンクの花の枝にはメジロが飛び回って訪れた人たちの目を楽しませている。見ごろは3月上旬まで。
寺の外苑(約1万平方メートル)に「しだれ梅」など約30種500本が植えられている。23日までの陽気に誘われ、一気に開花した。
散歩に訪れた同市御井町の村上一香さん(43)は「梅の甘い香りが春の訪れを感じさせます」と話していた。
また、柳川市七ツ家の「梅の木街道」(県道767号)では5分咲きになった。約150本の梅並木が、ほぼ直線道の片側約800メートルを彩っている。
02年に完了した道路拡張工事で、県が「沿道を梅の公園にしては」と提案し、賛同した住民が土地を提供して、春先ににぎわう今の街道ができた。
28日から3月4日まで、来場者にお茶と昨年収穫した梅の酢漬けを振る舞う。無料。いずれも午前10時~午後3時。
出典:毎日新聞