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葬儀費用は高額になることも多いため、故人の口座から費用を捻出したい、と思われることもあるかと思います。
「息子なんだから引出しに応じてくれるだろう…」と思われても無理からぬことなのですが、実際のところ故人の口座からお金を引き出すのは時間も手間もかかり、亡くなった直後のバタバタした時期に葬儀費用に充てるために引き出すのはかなり難しいです。

まず、口座の名義人が亡くなったことを金融機関に知らせると、その口座は凍結されます。そうするとたとえ配偶者や子供でも、引き出すことはできなくなります。
では亡くなった後、金融機関に知らせずに勝手に引き出したら?その場合、後日使い込みや横領の疑いをかけられてしまう場合もあります!

正規に凍結後引き出そうとすると、原則として相続人全員の同意、戸籍謄本など各種書類の手配が必要になり、これらはどうしても時間がかかってしまいます。

そのため、葬儀費用は相続人(残された遺族)側で用意できるよう、常日頃から準備しておいた方が良いです。


このシリーズ始まってからずっと言ってますが、やはり生前にエンディングノートを作るなどの終活をしておくことが、なにより大事だということになります。