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頭上にひろがる白いキャンバスに、翼型の漆黒刻印。
「心は空に似てる」というのなら、
心の中を、ときおり音も無く滑空してゆく鳥が居る。
するり。
黒い翼が鼻先をかすめて、
ひらり。
一枚の羽根だけ落として、
すました顔で去ってゆく。
黒色の無言の手紙。
心の奥に残った鳥影。
いつまでも消えることのない、いびつな刻印。