久しぶりに ギターメンテ関係の記事です。
私は あちこちに出向いた時、必ず その土地にある
楽器屋さんを覗いて どのような品揃えしているか とか
どんなものに力を入れているか そして なんか めぼしい物はないか
見て回るのも 楽しみのひとつ としているのですが
今回、 首都圏で見かけないもので 「 これは!」という物を
見つけて 早速 ゲットしてきました。
エアーチェッカーⅡ・・・・
Ⅱ っていうくらいだから Ⅰもあるようですが
そちらは 似たようなものは各社から販売されているので割愛します。
エアーチェッカーⅡ は こちら!
はい! 多くの人が感じたであろう その姿・・・
なんか 極めて似てますが・・・
赤ちゃんのよだれ掛けじゃありません ( ^ω^)・・・
使用例として このように ギターの表面板 に付けて
ギターケース内の 湿度を相対湿度で 50%前後に保つためのものです。
ギター用の よだれ掛け に見えますが・・・
(๑⊙ლ⊙)ブッ
でも これは中々 効果が高そうです。
ギターの木目(柾目)には 夏目(白いところ)と冬目(色の濃い線)がありますが
過度な乾燥により 夏目が窪み蛍光灯を当てると冬目が
立って見えるギターを結構 見かけます。
表面板にもかけることで それを防止、あるいは緩和できそうです。
ちなみに 類似の同素材を使った 四角いシートのものは既に販売されていますが
ギター自体にかぶせるという発想は これが初めてかもしれません。
ほとんどのアコギには なんも問題なく 使えるかもしれませんが
(ポリエステル塗装、ニトロセルロースラッカー塗装はOK)
高級クラシックギターや一部のフラメンコギターには セラック塗装されており
このエアーチェッカーⅡが使えるのかどうか、それがどう影響するのはまでは
この使用方法では 言及されていません。
セラック・シェラック :
とてもデリケートな塗装で水分に反応し白濁するが油分に強くアルコールには溶解、
弦楽器において最高の音響効果を出す。 塗膜も薄く弱いが塗り直しも容易なので
高級ギター等に施工される。近年短所を改善されたセラック塗装もあるが
取り扱いに注意が必要なものに変わりはない。
私が思うに・・・ セラック塗装のギターには このエアーチェッカーⅡはやめて
従来通りの 湿度調整剤を本体に触れないようにして
ケース内に入れておくのが無難でしょう・・・
一般に高湿度の影響を気にするギタリストは 多いですが
ギターにとって ダメージが大きいのは むしろ乾燥のほうです。
ボディがそれで割れたりしますから (基本 音の良いギターほど割れやすいです)
今回 ゲットした エアーチェッカーⅡは過度な乾燥はしないので安心かと思います。
私は今回 3色 白、ベージュ、緑 を各々購入しました。(色の違いに性能差は無し)
さて・・・ どのギターに使おうか・・・
今回は ギターマニアには耳よりな情報記事でした。