車の整備、修理などの作業のお仕事で、分解整備に該当する作業は、
2級整備士以上の資格をもった作業者で、
工場も国から許可を得た認証工場・指定工場でなければ
仕事としてやってはいけません。
国家資格である2級整備士を取得するには、
3級整備士を取得してから2級整備士を目指す方法もありますが、
一般的には3級を取らなくても2級を取得できる専門学校や短大などに入学して、
高校卒業後2年で2級整備士取得を目指します。
私も短大で2級整備士を取得したひとりです。
あまり一般のカーユーザーには認知されていませんが、
今整備業界の人手不足は深刻化しています。
なりて不足が大きな要因で、つまり自動車整備士を目指す若者層が減少しています。
将来を考えて仕事を選ぶときに自動車整備士は魅力がないという事です。
国土交通省も察知していて10年ほど前から対策をとろうとしていますが歯止めがきいていません。
現実を確認しに母校へ行って話を聞いてきました。
私が卒業したのは27年前、
その時の生徒数は1学年、約700人 98%が日本人
現在は1学年、約200人 60%が外国人
と様変わりしていました。
また卒業後に整備士の職に就く人数は、
27年前は500人以上でしたが、
現在は外国人の方はほぼ100%就職するそうですが、
日本人の方は、半数近くがあと2年の進学コースへ行くらしく、
就職する日本人は50人いません。
外国人の方を悪くは思いませんが、問題は祖国へ帰る可能性が大
ですので将来を担うという意味では日本人の方へ期待がかかりますが、
私の時代と比べて、その数10分の1です。
想像以上でした、、、
そりゃ足りなくなりますよね、、、
なりてがいない原因の賃金の低さですが、
人手不足から上昇傾向ではありますが、
平均年収は令和4年度で約400万円
国の平均年収は460万円 男性に限ると560万円
けっしてよくない労働環境なのにこれは、
そりゃ目指しませんよね。
国土交通省の資料などにも対策のことが書いてありますが、
労働環境のうんぬんかんぬん………とか、
でも1番は結局“工賃”の基準が低いんですよ、
これを明確に書いてほしい。
しかし、同業者間競争やカーユーザーの低価格志向、自動車保険との兼ね合い
などから工賃アップを発信するのは難しい状況。
特にこの同業者間競争、本当にばかげている
自分たちで自分たちの価値を下げている
安さで集客しようとしかしない
格安車検とマジで軽蔑してます。
本質を通せばやり方はいろいろあるし、
常識的なお客様は理解してくれます。
本当に変わりませんか?
皆で価値を上げていきませんか?
結果それが一般カーユーザーの為に必ずなります。
逆にこのままではいろんな問題が起こります。
この仕事を子供たちに誇れる仕事にしたい
変化のない成長などありません
皆様に期待を込めて