コーディング-ポルシェ911(991)の可動式リアスポイラーを固定タイプに交換 | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

愛媛県にある輸入車専門店(スーパーカー多め)さんからのご依頼。

 

991の純正可動式リアスポイラーを取り外して、

有名ブランドの固定式社外リアスポイラーを取付するそうですが、それをするとエラーが出るわ!出るわ!!

 

 

純正リアスポイラーは、

急加速をした場合に急加速感知して上がるのと、

時速120km以上出した場合にも自動で上がります。

※実際の稼働速度は120km以下で反応します。

 

つまり、

 

急加速したり、

時速110km程度を出した時に、マルチファンクションディスプレーに

「リアスポイラー故障!」

「車両が安定しません!速度を落として下さい!」

という様なエラーメッセージが表示されます。

 

 

そしてこれは、リアスポイラー自動格納速度域に下がるまでずっと表示され続けるので具合が悪い・・・

 

 

 

 

この手の車はその車格に合ったカスタムを行っていく必要があり、少しの”至らない点”も許されない事が往々にしてあります。

 

リアスポイラーに付いては既に沢山の手数を用いて装着に取り組んでおられる様子ですので、私はコーディングの方を施工させて頂きます。

 

 

 

現在この状態で、装着予定のリアスポイラーは別工程作業に入っている所とのこと。

 

 

 

 

入庫時の診断です。

 

インストルメントクラスターには、「スポイラー警告」が。

これは消したら一時的には消えますが、走行すると再び入力されます。

 

リヤエンドエレクトロニクスには2つのDTCが。

消す事の出来ないDTCが2つ、ずっと入力され続けています。

 

 

 

ポルシェはどうも寂しがり屋みたいで、ポルシェがポルシェを呼び寄せているのか、毎度少し多目です。

 

 

 

安定化電源を繋いでコーディング。

多くのコーディング項目に付いては意味の理解しにくいネームですので、それぞれが何の制御をしているのかを見極めながら作業を進めて行きます。

 

そして、走っては警告発動の有無を確認しながら作業を繰り返し、コーディングが完了!

 

 

 

 

綺麗にコーディングが仕上がった後の、納車前最終診断の結果がこちらです。

全てのDTCは綺麗に消えました。

私達が達成感を味わえる瞬間です。

 

この診断結果を見て心躍る様な整備士さんは重症ですので、フリークでの長期に渡る通院が必要です。お待ちしております(笑)

 

 

 

 

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