トラブル修理-NOxセンサー不良によるエンジンチェックランプ点灯 対策 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

エンジンチェックランプが点灯。

最寄りのディーラーで原因を調べてみると・・・やっぱりNOxセンサー。

 

部品を問い合わせしてみると、

金額は約10万円、、、それはまぁ、分かってはいますが、

納期は!?と聞きますと、

「世界的に長期欠品の為、納期は全くの未定です」という回答。

数ヶ月待っても入荷しないし、メドすらも立たないというのが現状です。

 

 

交換したくても部品が無い。

どれだけ待てば入荷するのかも未定。

3ヶ月後なのか・・・

半年後なのか・・・

それとも1年近くかかるのか・・・

それとも・・・???

 

そして、NOxセンサーを交換するまでは消えてくれない、このチェックランプ。

エンジンをかける度にメーターパネルに現れます。

 

 

ここで一番困るのは、

「チェックランプを点灯させているのは本当にNOxセンサーだけなのか?」

という事なのです。

 

もしかしたら、重大なトラブルを引き起こすかも知れない事が別で起こっているという可能性もあるのです。

こういった事までもが、いつまで待っても、どれだけお金を積んでも消す事の出来ないNOxセンサーエラーの陰に隠れてしまって気付くことが出来ず、それによってオーナー様自身も車の不調・変調に気付くのが遅れてしまい、場合によっては最悪の事だって起こるかも知れないのです。

 

 

 

弊社で行っている「NOxセンサーの過剰反応鈍化プログラム」。

これはプログラムを少し変えてあげる事で、NOxセンサーによるエンジンチェックランプの点灯を止めたり防いだりします。

止めると言いましても、他の機能を止めたりするものではありません。

 

閾値を超えた為に点灯してしまうチェックランプや、過剰・過敏反応によるチェックランプ点灯だけの停止を目的としていますので、極端な事を言うと、NOxセンサーの配線が切断されたりした場合は、きちんとチェックランプが点灯します。

そして当然ですが、NOxセンサー以外の警告に関しては全てが正常に点灯します。

 

 

このNOxセンサー鈍化プログラムのブログを書いてから、実は色んな所から問い合わせを頂いております。

先月中旬辺りから今日までで、自動車オーナー様からのご相談は10件を超えています。

 

そしてそれとは別に、同業他社様からのご相談も多く、

 

「純正の供給が無いから社外のNOxセンサーを取り付けたら、交換後300kmで点灯してクレームとなり、販売元は知らんぷりだし、もうどうしていいか分かりません」

 

というものや、

 

「約1年程前に純正のNOxセンサーに左右バンク交換差し上げて費用を25万円戴きましたが、交換後1年で右側バンク側が原因で点灯。今回も左右交換をお勧めさせて頂きましたが部品は長期欠品の為手に入らず、そしてお客様からは疑心暗鬼の声が寄せられてしまいました。万が一にも純正が手に入ったとして、また1年後に再び25万円戴く事になるのかと思うと心苦しいし、それよりももう、弊社には入庫されないかも知れない・・・」

 

という声まで。

 

なんと罪作りなNOxセンサー・・・。

 

そして次に多いのがレンタカー会社さん。

 

「お客様のお車がエンジンチェックランプ点灯したという事で自社のレンタカーを出したいのに、自社のレンタカーがエンジンチェックランプ点灯しています。こんな状態のレンタカーをお客様にはお貸し出し出来ません。でも部品は手に入らないので、このレンタカーは一体いつまで待てばお仕事させてあげることが出来るのか・・・。既に数ヶ月はお貸し出し出来ずに停めたままです。この調子だと下手したら半年以上、誰にもお貸し出し出来ずにずっと停めている事になるのかも・・・。不安で仕方ありません」

 

そりゃそうですよね・・・

 

故障した際に使って頂く予定のレンタカーが、故障している・・・

非常に悩ましい状態です。

 

 

こういった事に対して、何か出来る事は無いものかと考えあぐね、ようやく見つかった答えがこの鈍化でした。

 

道のりはそこからもかなり長かったのですが、沢山の方々の協力もあり、ここまで辿り着けました。

「人柱」として名乗りを上げて頂けた方々、本当にありがとうございました。今でも時々、現状をお伝え頂いたりしています。本当に有難い事です。

 

 

現在お願いしている作業の流れとしましては、

弊社までお越し頂ける方は良いのですが、遠方にお住まいの方々に於きましては、お近くでサポートして頂ける整備工場さんが無いか探させて頂いたりしています。

 

エンジンチェックランプ点灯の原因が何なのかを診断して頂き、その診断結果と共にエンジンECUを取り外して頂いてフリークまで送って下さい。

 

 

プログラムを抜き出して、NOx鈍化プログラムをインストールさせて頂きます。

 

 

「どの位の時間で戻って来ますか?」というご質問も多いです。

 

 

午前中フリークに届けば、私の仕事の詰まり具合にも多少左右されますが、だいたいは当日返送いたします。

ヤマト便での発送になり、愛媛県からでしたら、東は関東一円、南は九州一円までなら発送の翌日お手元到着、東北方面になりますと中一日かかります。

北海道も中一日だったと思います。

沖縄は中二日。

そんな感じでお戻しが可能ですので、お車が不動となる時間は極力少ないかと思います。

 

費用に付きましては、出ているエラー内容で少し左右されてしまいます。

鈍化と言っても、少し・・・強めと言いますか、触りだけ軽く鈍化・・・って訳にはいかない案件もありましたので、そんな場合は5万円を超える事もありますが、だいたいは5万円辺りで終わっています。

 

 

 

お客様からお喜びの言葉も頂いております。

 

整備工場様からは、

 

「有難うございます。届きまして50キロ走りましたがエラーなしでした。以前でしたら必ずエラーが入っていいたのに・・・

素晴らしい結果で感服致しました、これで納車できそうです、本当にありがとうございました。」

 

自動車オーナー様からは、

 

「エンジンをかける度に愛車が不調を伝えて来ていました。その度に落ち込み悲しくなっていました。精神衛生上、車好きにとっては非常に良くないあのチェックランプ。車好きでなくても気持ちの良いものではないと思います。コンピュータが戻って来たと聞いて、すぐに預けている〇〇(整備工場)に行きました。取り付けて貰いエンジンをかけただけで、チェックランプは消えていました。嘘ッ!!?と思い、そのまま試運転に出ました。何ヶ月も悩まされて来たチェックランプが点灯していないだけでこんなに嬉しいなんて!実は、かなり辛かったんだという事を、チェックランプが点灯しないメーターを見る度に思います。気持ち良くてそのまま高速道路まで走りに行きました。途中で〇〇さんから「大丈夫ですか?」とご心配の電話を頂いた位(笑)本当に感激です!ありがとうございました!」

 

などなど。

 

これ以上、あまり引用すると、うさん臭い通販みたいになってしまいますので辞めておきます。

 

 

でも、こんなに困っている方が多いという事を、このNOx鈍化のブログを書いてから思い知らされました。

 

毎度書いていますが、

これは決して「修理」とは言えません。

壊れている物、もしくは壊れそうな物を、プログラムを変更する事より鈍化させるという内容です。

 

損保ジャパンの「故障判定」部署の方がフリークに来てくれたので、その際に私が行っている事はどの様な判定になるのかを聞いてみましたら、これは「調整」に当たるとの事でした。

例えば、エンジン不調などの場合、根本のエンジンを丸ごと交換するのではなく調整で対処した場合と同じカテゴリーになる・・・的な事だと。

 

 

グレーだと捉える方も居られるかも知れません。

そんなの反則だろ!と思われる方も居られるかも知れません。

でも、

実際に、運用を中止せざるを得なかったレンタカーを運用出来て会社が回る様になったり、何度交換しても1年以内に再発を繰り返してその都度何十万円も請求されて続けた方が、もうあの煩わしいNOxセンサーエラーから解放されたりと、助かっている方も実際におられます。

 

NOxセンサーの供給が正常化したら、その時に12万円位(左右バンク交換なら25万円位)かけて交換すれば良いと思います。

その際、ご希望であればプログラムは元通りに戻すことが出来ます(ECU送付など同じ工程が必要ですが費用は無料で行います)。

 

 

車検に通らないと言われて部品が入荷するまで何ヶ月も代車に乗らされたり、

ディーラーの車検から帰って来たけどチェックランプが付いたまま返されて、聞いてみたら「点灯していても大丈夫な内容です」と言われたり・・・

そんな、色んな「トンデモ」話を聞きます。

 

でも、チェックランプを消すことが出来て、別のトラブルが起こった際にはちゃんと車が反応してくれるという状態まで持って行けますので、こういった形での「対応」もありなのかな?なんて思ってもらえれば幸いです。

 

現在、この作業を実際に行える所は全国に6箇所まで増えて来ました。

作業される方々との専用コミュニティをもうすぐ作ります。

これにより、もっと情報がダイレクトに行き来する事と思います。

「どこで出来るの?」という事も分かるように告示したいと思っています。

今の所は、興味ある方は  フリークまで連絡  下さい。

 

 

 

 



※同じ内容の故障事例でも、必ずしも原因は同じとは限りません。同じDTCでも原因が多岐にわたる事もあります。修理の基本である、しっかりとした問診と診断手順で原因究明して下さい。「同じ部品を交換したけど直らなかったけど、どうして?」という意味不明の連絡が同業者様から寄せられています。基本の順守をお願いします。ユーザー様も、症状が同じだからといってお付き合いのある整備工場さんに「この部品を変えて下さい」といった指示はお控え下さい。


※弊社では時々整備ブログを書かせて頂いておりますが、ブログ掲載を行って欲しくないお客様は事前に申しつけ下さい。出来る限りこちらからも「掲載可否」を頂く様心掛けますが、折り悪くその接点を持てない事もあるかと思います。ご来店時アンケートにも、「掲載可否」の項目を追加させて頂きました。掲載内容・記述内容に付いて訂正・削除をご希望の方はご連絡下さい。出来る限り早急に対応させて頂きます。

 

 

 

 

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(1) フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、様々なアタッチメントを製作・販売しております。メーカーから提供されていないストレーナーや、長期欠品しているストレーナーの在庫も出来る限り取り揃えています。商品一覧はこちらです → F-PETシリーズ

 

(2) フリークは、AUTELの代理店でもあります。AUTEL製品のご購入を検討されている方は、連絡頂けましたらお見積もりさせて頂きますAUTEL インテリジェント テクノロジー

 

(3) 弊社への連絡は、LINEかメールをご利用下さい。連続したお問い合わせの中で失念してしまうのを防ぐ為です。ご協力下さい。LINE-ID 「freakltd」 メールアドレスは 「 info@c-frk.jp 」 です。

 

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