トラブル修理-BMWミニ(R56) 購入直後のエンジン不調→載せ替え中古エンジンからのオイル漏れ | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

某、大手中古車販売店で購入したBMWミニ(R56)。

もはや、どちらのお店かだいたいの察しは付くかも知れませんが・・・

 

相変わらず、購入直後からの不具合発生での塩対応。

担当営業マンの、納車前と納車後の豹変ぶりに人間不信になった方々が、お車と共にフリークを訪れて来られます。

 

 

今回お預かりしたR56ミニもそんな内の1台。

 

購入直後からオイル消費が凄かったらしく、

600km走るとオイルが1リットル減ったそうです。

保証が1ヶ月あったのですぐに担当営業に連絡!

 

提携先整備工場へ搬入となり、結果エンジン不良との判断が下りたそう!!

何と、中古のエンジンに載せ替えをして貰えたそうです。

 

 

 

ここまでなら、「良かったじゃないですか!!」という流れなのですが、

そうは問屋が卸さないというのがガ○○ーさん。

 

待ちに待って戻って来たミニからはエンジンオイルがポタポタ・・・

車内にまで変な臭いが充満。

冷却水もだんだんと減って行く・・・

 

再び営業に連絡をして再度預けはしたものの、待てど暮らせど返事無し。

業を煮やして連絡すれば、「原因はクランクのリヤシールなので追加費用が必要・・・」みたいな感じの話しになって来て、「それはおかしいよね」と考えるお客様と、「やる事はやったよね」と考えている売り手側との攻めぎ合い。

その後も何だかのらりくらりと交わされ続け・・・。

だんだんと、いつまでも解決しない事に嫌気がさして来て、結果お客様からフリークへと連絡が。

 

 

この時点で「クランクリヤシール」の話しが出て来る事が「???」なんですけどね。

 

 

 

 

お預かりをして、まずは下回りをチェック。

 

 

 

あちこち雫になって滴下して来ています。

臭いの原因はマフラーに落ちたオイルですね。

 

 

 

オイルパンの方も数ヶ所滴下して来ています。

 

 

 

確かに、エンジンとミッションの繋ぎ目にオイルの雫があります。

 

エンジンオイルパンには、何故か真新しい液状ガスケットの痕跡が。

中古エンジンに交換したけど、更に何かが悪くてオイルパンも外したのかな??

 

 

 

ガ○○ーさんが提携している整備工場さんの見立てでは「クランクリヤシールからのオイル漏れです!」という事でした。

 

確かに繋ぎ目にオイルはありますが、

 

 

 

リングギアにオイルの付着や滲みは無く、

指をベルハウジング内に突っ込んだり、カメラで内部を確認したりするも、オイル漏れは見当たらず。

 

 

と言いますか、ちょっと一旦最初に戻って良いですか?

 

「中古エンジン」に「載せ替え」たんですよね!?

 

世の中の整備士の皆さん、中古エンジンに載せ替える際、クランクリヤシールを交換しないなんて事、本当にあります???

 

 

ミッション載せ替えならまだ百歩譲ってアリかも知れませんけれど、、、(その場合でも私は有り得ませんが)、今回は「中古のエンジンに載せ替えた!」んですよね!?

 

しかもそれを、エンジンを載せ替えたと言っている「修理工場」が自ら言っている??(文章が変ですね。私の疑心が見え隠れ?)

という事は、中古エンジンには載せ替えたけど、クランクリヤシールは再利用という事ですよね!?

 

お客様にその点も含め確認して貰いました。

すると、

やはりクランクリヤシールは再利用!

中古エンジンへの交換後エンジンをかけて様子を見たが、オイル漏れは無かったので「良し!」としたそうです。

 

そんな、素性も何も分かっていない様な中古のエンジンの、しかも、劣化必須・同時交換必須のクランクリヤシールを交換せずに組み上げれるという精神!

余りにも強過ぎる精神を持った人が居たもんだ!!

もし、エンジン始動でポタポタ漏れ出したら、もう一回イチからやり直すのでしょうか?

 

もしかして、これが、「人間3回目」とかいうやつ??

違うか!!(笑)

 

 

 

冷却水が減るという件も確認。

加圧してみたり走行テストを繰り返したり。

でも、水漏れは無さそうです。

エア抜きが出来ていなかっただけなのかな??

 

 

 

フリークでの見立ては、オイル漏れの原因はクランクリヤシールでは無く、オイルクーラーハウジング。

しかし、オイルクーラーハウジングはかなり奥まった所にあり、こちらターボ車なので交換するにも前まわりごっそり取り外しが必要です。

 

工賃もそれなりにかかりますので、お客様への説明とご理解を頂き、まずはオイルクーラーハウジングガスケット交換に着手します。

 

 

 

フロント周り脱着に伴い、フロントフェンダーライナーも取り外します。

 

 

 

おっと・・・・

 

 

 

おおっと!!!!

 

これは、私はどの様に判断したらいいのでしょうか??

 

中古エンジンに、補器類が付いてくる事はまず有り得ません。

つまり、中古エンジンに交換したとして、そこから、元々付いていたオルタネータやエアコンコンプレッサー、そして、当然ドライブベルトも移植してくる必要があります。

 

いつ切れてもおかしくない状態のベルト。

これも移植して来たのでしょうか??

どんだけ強いの!?その整備士さん。

もう・・・、世の中怖い。

 

 

 

エアコンガス回収。

冷却水は・・・、何だか汚れや異物が結構浮いていたから、交換させて貰う事にしたので抜き取って廃棄。

 

ドンドン外して行きます。

 

 

 

この辺りまで外れてくれると、

 

 

 

ようやく、そのお姿が見えて来ました。

 

 

 

ほら!!!

漏れてるじゃないですか!!!

(写真、ちょっと分かり難いですね)

 

 

 

外します。

ガスケットの一部がこびりついています。

 

 

 

取り外したオイルクーラーやオイルフィルターハウジング。

 

 

 

ガスケットは硬化していて使い物になりません。

 

 

 

しかも、まっ平にへしゃげていて、硬化だけでは無く厚みや弾力という側面から判断しても、「お前はもう・・・死んでいる」。

 

 

 

おあたあっっっ!!!!!

 

 

 

あ、、、さてさて。

 

気を取り直し、オイルクーラー取り付け面を綺麗に磨き上げます。

 

 

 

汚れを一通り掃除し、

 

 

 

新しいガスケットに取り換えて、

 

 

 

組付けて行きましょう!!!

 

 

 

エアコンガスの回収&充填に伴い、同時にクリーニングも行っております。

 

 

 

ベルトがこんな状態でも気にならない整備士って・・・

 

 

 

ちなみに、

 

 

 

車検、2年受けて貰っての納車だったんですが。

 

 

 

別のお客様ですけど、

ガ○○ーさんで購入した車が納車3日後にバッテリーあがり。

調べると、バッテリーは7年前の物が付いていて、弊社で行ったバッテリー診断では「ゴミ」(とは出ませんけどね)レベルの結果が出ました。

 

お客様が担当者に電話すると、

「車検2年受けてますよね!?お国が決めた車検制度に合格して納車していますが、何か問題でも??」

ですって。

「納車前は、あんなに清々しくて良い人だったのに・・・」と嘆いていました。

 

強いメンタルを育てたいという方!

いい所、紹介出来ますよ!!

 

 

 

 

あぁ、また色々書いてしまった・・・

こりゃ、下手すりゃ社会から抹殺されるな。

 

 

 

 

 

今回のオイル漏れ修理では、

 ・オイルフィルターハウジングガスケット(エンジン側)交換

 ・オイルフィルターハウジングガスケット(冷却水側)交換

 ・オイルフィルター交換

 ・冷却水(KEMITEC EURO ONLY1)

 ・エアコンガス回収/クリーニング

 ・エアコンオイル新規充填

 ・メッキグリル(ボンネット側)交換

 ・ドライブベルト交換



以上の作業を行っております。

今回の修理ご請求額は、 \95,490- となっております。

 

 

 

交換項目にあります通り、

ボンネット先端に取り付けられている「メッキグリル上部」、割れていてグラグラ&パカパカしていました。

お客様が担当営業マンに「これ、外れそうだけど!?」と聞くと、

「ミニは全部こんな感じですよ!」とか言われたそうで・・・

 

いやいやいや。

BMWに怒られますよ!

 

割れが酷く、いつ外れて飛んで行くか分からない状態で危険でしたので、出来れば節約の為にも修理対応したかったのですが・・・

割れ方が酷過ぎて全く修理出来ず。

でも、程度の良い中古が見つかったので、そちらを取り寄せて交換しました。

エンジンオイルと冷却水の量は、冷間時の勾配ゼロ平面地でぴったりFULLレベルに調整しています。

(エンジンオイルは当初、FULLのラインよりも10mm以上上に入っていました。なんか、「取り合えず保証期間だけやり過ごせたらいいや!」的な思惑が見え隠れして、嫌ですね)

 

以後経過を観察して頂きながら、時折弊社でも確認をさせて下さい。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  90,600km>





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