トラブル修理-メルセデスベンツA180(W169)AT変速不良・ATのエラーメッセージ表示 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

メルセデスベンツ A180 の調子が悪いという事で、

香川県からお越し下さいました。

 

 

症状は、

急加速するとメーターパネル内に

「トランスミッション 工場で点検」という文字が出て、

シフトが固定されてしまいます。

 

エンジンを切って掛け直すと復帰しますが、

この症状はどんどん酷くなっていきますので、

重大なトラブルや事故を引き起こす前に、早めの修理がお勧めです。

 

 

 

今回は結果として、大きく分けると2段階の修理方法を実施する事になりました。

順に説明させて頂きます。

 

 

 

 

 

メルセデスベンツ W169 です。

 

 

 

 

 

試運転をし、少し強めにアクセルを踏み込むと、

インフォメーションディスプレイにはたちまちエラーが表示されます。

 

 

 

 

 

 

 

診断機を接続して調べてみると、

・Y3/9b4のスピードシグナルエラー

・Y3/9b5のスピードシグナルエラー

・CVTにおける許容されていない低速への変速エラー

などを検出。

 

典型的なトランスミッションコントロールユニットのトラブルです。

 

スピードセンサーが悪いのか、

それとも基盤が悪いのか、

 

少しでも安く修理が完了しないかと思い、

まずはスピードセンサーの交換から行っていきます。

 

 

 

 

 

CVTフルードを排出して、

 

 

 

 

オイルパンを取り外します。

 

 

 

 

 

 

磁石には大量の鉄粉が付着。

 

 

 

 

 

722.8のバルブボディは、オイルポンプの所にもボルトが7本使われていますので、そちらも取り外す必要があります。

 

 

 

 

 

目視確認ではありますが、CVTベルトなどは大丈夫そうです。

 

 

 

 

 

取り外したバルブボディです。

 

 

 

 

ソレノイドも取り外して、

 

 

 

 

 

VGSを取り外します。

 

 

 

 

残ったバルブボディ部分は後ほど清掃を。

 

 

 

 

VGSに手を加えて行きます。

 

 

 

 

 

Y3/9b5側の接点。

 

 

 

 

Y3/9b4側の接点。

 

 

 

 

 

接続を解除して、プレート配線を起こしていきます。

 

 

 

 

 

エラーを出していたスピードセンサーを取り外し。

 

 

 

 

 

新しいスピードセンサーです。

 

 

 

 

新しいスピードセンサーをハンダで接続して行きます。

 

 

 

 

組み付け後の導通テスト。

 

 

 

 

問題無し。

 

 

 

 

VGSのカバーなどをすべて元に戻します。

 

 

 

 

シフト検出用のプレートには、

 

 

 

 

両面にびっしりと鉄粉が付着しています。

 

 

 

 

 

 

両面とも綺麗に掃除。

 

 

 

 

プレートを元に戻して、

 

 

 

 

VGSを組み付けます。

 

 

 

 

フルードストレーナーやアルミボルトは新品に交換です。

 

 

 

 

 

組み付ける際はちょっと注意。

 

 

 

 

バルブボディを組み付けて、

 

 

 

 

 

ストレーナーを交換。

 

 

 

 

オイルパンは、全体的に汚れが酷い。

 

 

 

綺麗に掃除をして、ガスケットも新しく。

 

 

 

 

 

ドレンプラグのガスケットももちろん新品に。

 

 

 

 

 

しかし・・・

スピードセンサーのエラーを再び検出。

 

 

 

 

今一度バルブボディを取り外して、スピードセンサーの装着状態をチェック。

 

 

 

 

問題は無いけど、念の為に少し接点を増やしてみます。

 

 

 

 

念入りにチェック。

 

 

 

 

フルード量も専用ゲージを使用して調整。

 

 

 

 

それでもダメ・・・

 

このあと、

スピードセンサーの初期不良を疑い何度か交換。

 

それでもダメなので、

基盤の確認をしてくれる県外の業者さんにもVGSを送って依頼。

 

手を加えて貰った物の、

それでも組み付けるとやはりスピードセンサー不良を検出。

 

もうここまで来たら、

正規の修理方法を選択するしか無くなって来て・・・

 

 

 

 

 

お客様に相談をして、

2段階目の方法に移行。

 

新品のVGSが組み込まれ、リビルトされたバルブボディを入手。

 

 

 

 

 

組み付けて、

 

 

 

 

 

診断。

 

散々苦労したのに、やっぱり最後はこの方法が正解。

エラーも出ず、走りも絶好調。

 

 

 

フリークでは、少しでもお安く修理が出来ないか、

今回の様な2段階構成で修理を進めて行きます。

 

スピードセンサーの交換のみで直れば10~12万円。

バルブボディリビルトの交換で直れば約25万円。

(部品価格の設定変更などで、修理費用は変動します)

 

 

もしお安い方法も試してみたいという方は教えて下さい。

完璧な方法を最初からご希望の場合も教えて頂ければと思います。

 

どちらも対応いたします。

 

 

 

 

 

ついでにちょっと点検を。

エンジンオイル、かなり真っ黒に汚れていて、量も少なくなっています。

 

 

 

 

 

オイルドレンプラグの所からもオイルが漏れています。

 

 

 

 

オイル交換をして、

 

 

 

 

ガスケットも新品に交換。

漏れも無くなり、エンジン音も静かになりました。

 

 

 

 

メンテナンス時期を大幅に超えていますので、

 

 

 

 

 

診断機にて更新をしておきました。

 

 

 

 

 

エンジンルームを綺麗に掃除して、作業完了です。

 

 

 

 

 

うどんを頂きました。

さっとお湯にくぐらせ、自家製だし醤油にて戴きました~(^^)

 

 

 

 

今回のCVT不良では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。

 

 ・CVTコントロールユニット(リビルト)交換

 ・オイルポンプスクリュー交換

 ・バルブボディスクリュー交換

 ・CVTフルードストレーナー交換

 ・CVTフルードストレーナーシールリング交換

 ・CVTフルードパンガスケット交換

 ・CVTフルード(CVT7228)交換
 ・エンジンオイル(ASH 100%化学合成オイル)交換

 ・エンジンオイルドレンプラグガスケット交換

 


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  72,300km>


■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司

 

 

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。

 

 

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