トラブル修理-BMWミニ(R53)ATの変速不良 バルブボディソレノイド調整・他 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

以前、バルブボディをリビルトしたものに載せ替えたR53ミニ。

 

3速から4速へのシフトアップ時に、繋がりが少し間延びした感じ。

一回抜けてニュートラルに入り、そして4速に入ると言った方が分かり易いでしょうか!?

 

今回はK2ソレノイドを、純正よりも調整に対するレスポンスが良い社外優良部品に交換し、3速と4速の間隔を絞る調整をします。

 

※もちろん、アイシン純正ソレノイドでもこの調整は出来ます。

 

 

 

 

 

別の作業もありますからタイヤを取り外します。

 

 

 

 

 

当初のリビルトバルブボディで違和感ありの為、

K2ソレノイドを、

 

 

 

 

 

 

交換。

 

 

 

 

 

 

バルブボディを装着し、全てを元に戻して走行。

短期学習を繰り返してみるも間延びした感じが発生。

 

しっかりした学習終了後再びお預かりをする為、

ECUが記憶している学習値をリセットし、

一旦お客様に納車してしっかり学習して頂く事に。

 

ここまでは、実は既に行っていまして、

今回は、

やはり間延びが残っているので、

K2ソレノイドを調整して行くという作業になります。

 

 

 

 

 

調整はオイルパンを外すだけで出来ます。

 

少し調整してはオイルパンを取り付けてATFを充填。

短期学習を含む試運転を繰り返し、

違和感があれば再びオイルパンを取り外し・・・

 

という、気の遠くなる様な作業(笑)

 

結局これを7回繰り返し、

全ての症状を記録して、

一番しっくり来た所に最後調整をする為に、

8回目のオイルパン脱着。

 

 

ミニのオイルパンは、

取り外した事がある人ならご存知かと思いますが、

外しにくい所にあるトルクスボルトと、

なかなかのディフェンスをみせるフレーム・・・

 

一度取り外したら、ついでに対策をしておきましょう!

 

 

その辺りの詳しい説明と調整箇所などは

Facebookの こちら のページに掲載しておきます。

リンクで飛べない場合は、

フェイスブック内の「ATF圧送交換情報」を検索して下さい。

 

申し訳ないですが、弊社からF-PETシリーズをお買い上げのプロショップさんだけに公開している専用ページです。

ページの公開自体は、有益な情報も掲載している為、

プロショップさんへのみ公開しておりますが、

どうしても知りたいという方は、この情報部分だけのオープンも致しますので連絡下さい。

 

 

 

少し話が脱線しましたが・・・

 

結局、調整を繰り返し繰り返し行いましたが、

自分で納得行くレベルには到達出来ず。

その旨をお客様にお伝えし、

まだ最後の手が残されてはいるので、その事もお伝え。

 

現状で一度乗ってみるね!と言って頂けまして、

ここで一旦納車です。

 

 

R53のバルブボディだけは、本当に難しいです。

 

 

 

あと、私の悪い癖で、

ハマるとそればっかりやってしまう・・・

頭の中がそればっかりになってしまう・・・

リフトが空かないというのもありますが・・・

分かってはいるのに・・・

 

お待たせしてしまっているお客様、

連休明けから順次作業を進めて行きますので、

もう少しだけお待ち下さい。

 

 

 

実は、

バルブボディの調整ではハマる事を分かっていましたので、

同時に依頼頂いている作業を先に済ませています。

 

ここからは、その内容を紹介。

しかも、

簡単に終わると思っていた作業なのに、

思わぬトラップに引っ掛かり、それでもまた頭を悩ます事に。

 

 

 

 

 

 

 

ご依頼はこれ。

エアコンコンプレッサーの交換です。

 

 

 

 

 

ベルトを外して、コンプレッサーに入る配管を外します。

 

 

 

 

 

フロントバンパーを取り外し、

エアコンコンデンサーを取り外します。

 

 

 

 

 

ラジエータの下側の受け部が濡れていた原因が判明。

コンデンサーを固定しているボルトが、

誰がいつ、どう間違ったのか、長いボルトを使ったみたいで、

その先端がそのままラジエータのサイドタンクに刺さって穴を開けています。

 

 

 

 

 

ボルトを抜くと冷却水が噴き出しました。

 

 

 

 

写真右が本来のボルトで、左が間違って装着されていたボルトです。

 

長さが全く違う上、

本来は大きなワッシャーでしっかり固定されるのに、

 

 

 

 

 

ワッシャーも無い状態なので、コンデンサーをしっかりと固定も出来ていない。

 

 

 

 

 

長さはこんな状態。

貫かない訳がない(^^;

 

 

 

 

コーキングとシールテープを巻いているって事は、

貫通しちゃったって事は、分かってたんですね(^^;

 

 

 

 

 

どくどくどく・・・

 

 

 

 

 

どくどくどく・・・

 

 

さて、これをお客様に報告するべきなのですが、

お客様はディーラーさんと、とっても仲良し。

 

伝えるとなると、仲の良いディーラーさんの悪口を言う事になってしまうかも知れない。

 

 

とても悩んだのですが、

このまま元の様にコーキングをしてボルトを刺して納車する勇気は私には無く、ラジエータを交換させて貰う事にしました。

 

社外新品を探しましたが、どれもそれなりの価格。

そんな時、たまたまた走行3万キロちょっとしか走っていないR53ミニのラジエータ中古で出て来たし、発送はすぐにしてくれるという事なので、

お客様に相談云々の前に、勝手にラジエータを手配。

 

勝手に交換したんだからと怒られて支払いを拒否されたらそれまで。

でも、例えそうでも、このまま納車する自分が許せないので。

 

 

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

 

 

エアコンコンプレッサーの上のボルトは、この隙間からアクセスします。

 

 

 

 

 

このまま真っすぐの所にボルトがあります。

ちなみに、オルタネータを取り外す際も、同じ様な作業となります。

 

 

 

 

 

取り外したコンプレッサーはエアコンオイルで真っ黒。

 

 

 

 

 

プーリーの根元から漏れていました。

 

 

 

 

コンプレッサーが外れた所を下から見た写真です。

 

 

 

 

 

 

注文の翌日にはラジエータが到着!

とても綺麗でタンクの劣化も無し!

状態の良いラジエータが見つかって良かった~

 

 

 

 

 

ラジエータを取り外して交換。

 

 

 

 

 

ボルトは、短くてちゃんとワッシャー部分のあるフランジボルトに交換。

 

 

 

 

 

 

真空引きをして一晩放置。

真空を保持している事を確認してガス充填。

 

 

 

 

 

蛍光剤も入れておきました。

 

 

 

 

入庫ついでにオイルの量をチェックしておこうとゲージを抜くと

 

 

 

 

 

途中で折れ曲がっている上に、

 

 

 

 

 

 

表面の硬いコーティングがパリパリと剥がれています。

 

この剥がれた部分って、当然ですが、

エンジンの中に入ってるんですよね(-_-;)

 

 

 

 

 

了解を頂いて新品に交換させて頂きました。

 

 

 

 

オイル量を測ってみると、ゲージ先端に少し付くレベル。

1リットル足させて貰いました。

 

 

 

ラジエータの件を恐る恐るお客様に話すと、

何と、お客様もご存じで、

ディーラーさんもご存じだそうです。

 

あんまり身構えず、さっさと報告・相談すれば良かった(笑)

 

お支払いも気持ちよくして頂けました!!!

 

 

残るは、バルブボディだけか・・・

 

 

 

 

 

今回のR53ミニの修理では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・バルブボディ-K2ソレノイド調整

 ・ATF JWS3309

 ・ATオイルパンガスケット交換

 ・エアコンコンプレッサー(社外新品)交換

 ・エアコンガス充填

 ・エアコンコンディショナー(蛍光剤入り)充填

 ・ラジエータ(中古)交換

 ・冷却水(BMW アンチフリーズ)充填

 ・オイルレベルゲージ交換

 ・エンジンオイル補充


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  99,000km>


■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司

 

 

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。

 

 

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