車検整備-フィアット パンダ(141AKA)あっちもこっちも悪い所だらけ・・・ | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆

 

 

今までは輸入車整備で有名な整備工場さんにて

全てのメンテナンスを行って来られたというフィアットパンダです。

 

 

今回車検を迎えたのを切っ掛けに、

セカンドオピニオン的な意味合いも含みつつ、

ネットで見つけたフリークに車検を入庫する運びとなりました。

 

 


それでは説明に移らせて頂きます。

 

 

 

 

まずはリフトで上げてタイヤを取り外し、

各所点検をします。

 

 

 

 

 

 

ご来店時より非常に気になっていた件。

 

ガツン!と踏んだ時のブレーキの効きが非常に悪い上に、

フロントはどうも引きずりを起こしています。

 

前のブレーキパッドは試運転をしただけで物凄い熱を発していて、

これは色々と怪しいと思い、まずはブレーキチェック。

 

フロントブレーキは、右が軽く引きずり、

左は完全に引きずり・・・。

 

リヤは左右とも殆ど効いていません。

 

しょっぱなからこんなスタート・・・(-_-;)

 

 

 

 

 

 

ブレーキパッドは、残量自体は微妙ではありますが、

引きずりのせいで表面が焼けていて、

効きも悪く、左右の摩耗にも差があり、

キーキーとブレーキ鳴きが酷く起こっていますので新品に交換です。

 

 

 

 

 

右側から分解開始。

ピストンを戻そうにも、かなり硬くてなかなか戻りません。

 

工具を使い荷をかけて行くと、

突然スルスル~と戻り始めました。

 

その後はピストンを出したり押し戻したりしましたが、

何かつかえが取れたかの様に調子良く動きます。

 

こちらはこれで少し様子をみる事に。

 

 

 

 

 

 

スライドピンは綺麗に掃除をしてグリースアップ。

 

 

 

 

 

キャリパー全体を綺麗に掃除して組み付けます。

 

 

 

 

 

問題は左側。

ポンプラで荷を掛けた位ではびくともせず、

ピストンを押し戻す専用の工具でかなり強めの荷をかけるも、

全く微動だにせず・・・

 

ブレーキフルードのブリーダーもオープンにしているのに、

ブレーキフルードが出て来る気配は一切無し。

 

 

 

 

 

 

かすかに出て来たブレーキフルードはまっ茶色。

 

 

 

 

 

 

ピストンがあまりにも戻らないので、

オーバーホールキットは持ち合わせていないけど、

勝手にキャリパーオーバーホール。

 

 

 

 

 

シリンダー側は見た感じ問題無し。

念の為に綺麗に磨き上げておきます。

 

 

 

 

 

ピストンも同じく磨き上げ!

カップブーツやゴムリングが悪いのかも。

 

 

 

 

 

更に清掃を繰り返し、古いパーツをそのまま使って組み戻し。

組み付け後は、指で押せばスゥ~っと戻るし、

軽くエアーを入れるとスゥ~っと出て来ます。

 

※ただ、最後全ての整備完了後にテストするも、やはり左側に少し引きずりが・・・

多少予算オーバーかと思いますが何しろブレーキの事ですので、部品交換を伴う、きちんとしたオーバーホールをさせて頂けるようにお伝えさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

続いてリヤのブレーキを点検します。

 

 

 

 

 

 

ホイールシリンダーの状態をチェックしようと、

ブーツを少しめくる為工具を差し込みます。

一体いつから交換されていないの??と言わんばかりの凄いヒビ。

 

 

 

 

 

 

そしてカップは、当然ダダ漏れ・・・

交換はホイールシリンダーASSYになりますが、

部品単価は1つが3,540円と比較的安価です。

左右とも新品に。

 

 

 

 

 

ブレーキシューを外すついでに、サイドブレーキワイヤーのリンク部も取り外して錆を落とし、グリースアップして割りピンも新しくしておきました。

 

 

 

 

 

ホイールシリンダー交換。

漏れて内側を汚していたブレーキフルードやブレーキダストを綺麗に掃除。

シューの摺動部には専用のグリースを塗布。

シューの当たり面を綺麗に磨いておきます。

 

 

 

 

 

 

ドラムカバーの、シュー当たり面も綺麗に掃除をして、

まんべんなく磨いてから組み付けます。

 

 

 

 

 

 

ブレーキフルードは本来透明ですが、見ての通りどす黒い色になっています。

色んな要因が重なって、

ブレーキの不調に繋がっていた様です。

 

 

 

 

 

 

 

ブレーキフルード内の混入エアーを効率的に確実に抜き取るには圧送交換です。

 

何年交換されていなかったのか分からない様なブレーキフルードは、

当然、全量交換です。

 

 

 

 

 

エンジンを下から見上げるとよく分かりますが、

漏れたオイルが全体に広がっています。

 

 

 

 

 

 

原因はヘッドカバーガスケットです。

エアクリーナーボックスなど、邪魔な部品を取り外しに掛かります。

 

 

 

 

 

 

いわゆる、エンジンの上の蓋。

このヘッドカバーとエンジンヘッドとの当たり面の間にあるガスケットが悪く、エンジンの前側だけでなく裏側にまでオイルを漏らしています。

 

 

 

 

 

見え易い前側はこんな感じ。

エンジンをかけていると、ジワーと流れ出て来ます。

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーガスケットを取り外しました。

本来柔らかいゴムですが、経年劣化で硬化し、

カチカチになっています。

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーがかなり汚い!

綺麗に掃除します。

 

 

 

 

 

 

 

 

新しいガスケットを組み付けていくのですが、

何故か一ヶ所だけ溝が狭くなっています。

過去に何かをぶつけたのかな??

無理に修正すると悪化を招く事もありますのでそのまま行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様のご要望もあり、ガスケットは社外部品を使用しましたが、

少々収まりが悪い様です(^^;

やはり純正が勝るのかな。

でも、漏れたり滲んだりしない様に工夫しながら組み付けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーが綺麗になっただけで気持ちが良いですね!

 

 

 

 

 

 

 

スロットル部分も汚れが目立っていましたので、

専用クリーナーを使って綺麗に掃除しておきます。

 

 

 

 

 

 

スパークプラグも交換時期です。

 

 

 

 

 

 

新品に交換。

 

 

 

 

 

 

 

エンジンオイル、真っ黒です!

 

 

 

 

 

 

オイルエレメントも交換しています。

 

 

 

 

 

 

キャンパストップのベルトホルダが割れています。

よく割れるんですよね。

 

 

 

 

 

こちらの部品はお客様からのお持ち込み。

リベット固定です。

 

 

 

 

 

 

 

バッテリーもダメ。

新品に交換です。

 

 

 

 

 

 

シフトポジションの「P」表示灯が点灯しませんが、

ばらしてみると基盤交換が必要でした。

そっと・・・元に戻しておきました。

 

 

 

 

 

ラジエータのサイドタンク辺りから、じんわりと冷却水が滲んでいます。

こちらもご予算の関係上、一先ずは漏れ止め剤にて様子見。

 

部品商さんからお勧めされた漏れ止め剤です。

冷却水に添加しておきました。

 

 

 

 

 

スペアタイヤもかなり汚れていましたので、

一体降ろして綺麗に掃除をしておきました。

 

 

 

 

 

 

 

エンジンルームは洗浄剤と高圧洗浄機を使って綺麗に掃除。

漏れていたオイルも綺麗に掃除して、

以後の不具合発生の場合も気付きやすい様にしておきます。

 

 

 

 

 

しっかりとエアブローをし、スペアタイヤを元に戻します。

 

 

 

 

 

 

リヤゲートのダンパーが悪く、

開けてしばらくすると勝手に落ちて来ます。

 

 

 

 

 

 

純正は2万円近くしますが、マニエッティ・マレリの物が8,000円を切る価格で手に入ります。

 

 

 

 

 

 

エアコンの効きが悪い!

近年の猛暑は命さえも脅かすレベルです。

完全に直すのは予算的に無理でも、

ガスの補充でシーズン超え出来るなら、そうしない手はありません。

 

 

 

 

 

ガスの補充でメチャクチャ効きが良くなりました。

 

ちなみにこのパンダは134aではありますが、

フリークにはR12ガスも在庫がありますし、

R12から134a、そして1234にまで対応しているエアコンガスのストップリークも持っていますので、気になる方はご相談下さい。

 

 

 

そして、たまたまではありますが、

 

 

 

 

 

1型パンダ、

 

 

 

 

 

2型パンダ、

 

 

 

 

 

 

3型パンダが同じ敷地内に集まって来ました。

パンダがパンダを呼んだのか?

 

 

みなさん、愛してやまないご様子です(^^)

 

 

 

 

上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、


 ・エンジンオイル交換
 ・オイルエレメント交換

 ・ブレーキフルード(DOT4)交換
 ・ロングライフクーラント(冷却水)補充

 ・冷却水漏れ止め剤添加

 ・フロントワイパーラバー交換

 ・スパークプラグ交換

 ・キャンバストップフック取付

 ・リヤハッチドアダンパー交換

 ・ヘッドカバーガスケット交換

 ・フロントブレーキディスクパッド交換

 ・リヤブレーキホイールシリンダーASSY左右交換

 ・ブレーキシュー脱着調整

 ・エアコンガス補充

 ・バッテリー交換


以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 229,000- です。 
   (内、諸費用は 86,210円です)

 

ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  99,730km>


■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司

 

 

 

 

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