トラブル修理-フィアット500(31212/チンクェチェント)エアコンの風が風量最大でしか出ない | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

エアコンの風が、風量調整レバーを最大の位置にしないと出ないという事でご連絡頂きました。

 

典型的な「ブロアファンレジスター」のトラブルだと思いますが、

更に伺えば、

 

「実は、いつもお世話になっている整備工場さんで既に診断済みで、

しかも部品も手配して貰って手元にあるんです」との事。

 

その、いつもお願いしている整備工場さんは、

輸入車もそれなりに入庫していて、

診断機もあり、整備もこなしているそうですので、

 

それなら、その整備工場さんで交換して貰っては??

と思ったのですが、

 

「部品が届いたというので車を持って行ったのですが、部品が付いている所を確認してすぐ、 「うちでは作業できません!」 と言われ、部品だけ渡されました」 との事。

 

 

そんな状態で放り出されたら、

一体どこに行ってお願いしたらいいのか・・・

 

お客様も本当にお困りの様ですので、見させて頂く事に。

 

 

 

 

 

フィアット500Cです。

Cはカブリオレです。

 

 

 

 

 

 

 

これが問題のレジスター。

 

装着されている場所は・・・、

 

 

 

 

 

運転席足元。

ブレーキペダルの辺りに頭を突っ込んで上を見上げれば、

 

 

 

 

 

 

ここに見えはしますが・・・

 

見えているのは本体の一部で、

どの様に付いているかと言えば、

 

レジスターが装着されているケースがあり、

そのケースの外側(裏側)から差し込まれている状態です。

 

ケースの裏側は、バルクヘッドとの隙間が殆ど無く、

手が入らないのはもちろん、

工具も殆ど入らないという状態で、

固定されているビスは、トルクスなのか?六角なのか?

一体どれくらいの大きさなのかも全く見えない状態です。

 

まずはボルトの種類と大きさを確認する為に、

小型の鏡を差し込んでみるのですが、

それを差し込むのも大変なレベル。

 

なので、ビスサイズが分かった所で、

それ用のソケットを差し込むこと自体不可能なのでは??

 

 

ここで色々と考える訳です。

 

これは長期戦になる可能性が高いし、

苦労して痛い思いもして、頑張って頑張って交換するべきか、

それとも、「当社でも無理です」とお断りするべきか・・・

 

そもそも、部品だけ取って、パッと見ただけですぐ諦めて、

そのままお客様を放り出すその整備工場、一体何なんだ!

とか、

 

そんな事色々考えながらも・・・、

結局、作業始めちゃうんです。

 

 

 

 

 

 

どうにか取り外せました。

この部品外すのに、30分も掛かってしまいました・・・

それ位、嫌な所に嫌な方向から取り付けられています。

 

ちなみに、固定されているビスは、頭 5.5mmの六角でした。

 

これ、イタリア人はパッパと外すのかなぁ?

それなら凄いな!!って思います。

 

そして、新品を装着するのに更に30分。

要領が分かっているので本来は取付の方が短時間ですが、

部品は、外すよりも付ける方が難しいんです。

 

 

エンジン始動してエアコンON!

どの風量レンジでもちゃんと風が出る事を確認して作業終了です。

 

 

事務所でお待ち頂いていたお客様に「直りましたよ!」と報告した時の、

本当に嬉しそうなその笑顔で、全てが救われました!!

 

 

 

 

今回のお客様はフリークを再び利用される事は無いと思いますが、

来られる、来られない、儲かる、儲からない、

そういった所に判断基準を置かないやり方を続けて来たので今のフリークがあると思いますし、今回の様な、他のメカニックがサジを投げた様な事でもやってみよう、チャレンジしてみようと思って取り組む事で、自分の知識も上がるんだなと思います。

 

 

 

私は、腕が4本ある訳でもなければ、指が20本ある訳でもありません。

ゴムゴムの実も食べてなければ、超能力もありません。

 

特別な技術がある訳では無く、

結局は、やるのか、やらないのか、だけです。

 

 

よく「技術を持ってるね!」と言って頂けますが、

技術なんて持っていません。

 

自動車関連の学校も出ていなければ、

家が自動車に携わっていた訳でもありません。

 

何なら、

卒業したのは農業高校ですし、親は服を作る縫製業でした。

 

 

面倒臭がらず、恐がらず、

やった事がある事も、やった事が無い事も、

ただ全てに於いて愚直にやって来ただけです。

 

分からない事は勉強して、

問題に当たっては考えて、

調べて学んで、調べて学んでを、

今までずっと続けて来ましたし、

これからもずっとやり続けて行くのだろうと思います。

 

 

 

 

それにしても、

作業から2日経ったのですが、

まだ手首の痛みが取れません(T_T)

 

怪我の治りが遅い・・・

 

 

 

 

 

 

今、工場には結構大きな車たちがひしめき合っています。

FJクルーザー。

古味君が担当して、リフトアップ作業中です。

 

この記事を書いている時点で、四輪アライメント調整も終わり、

最終調整と、最後のバックランプ取付に入っています。

 

ご希望されていた週末までには納車出来そうです。

 

詳細はまたブログで報告しますね!

 

 

 

 

 

 

ハマーH3もお預かりです。

エンジン不調と、その他諸々・・・

 

お預かりしてから3日経ちますが、

どうして、預かってからは調子がいいの???

お願いだから、調子悪くなって下さい(T_T)

 

自動車修理、あるあるですね(^^;

 

根気よく寄り添ってみます。

 

 

 

週明けにはゲレンデが運ばれて来ます。

4WD車専門店みたい(笑)

 

 

 

 

 

 

今回のブロアモーターレジスター交換では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・ブロアモーターレジスタ―(部品持込)


今回の修理ご請求額は、 ¥ 6,480- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  47,240km>


■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司

 

 

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。

 

 

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