トラブル修理-フィアット パンダ(16912)オイル漏れ・ドライブシャフト・他色々 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)


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フリークに勤め始めたばっかりの息子が、

お客様を連れて来てくれました(^^)

 

 

NEWパンダ(169パンダ)です。

ちなみに息子は141パンダに乗っています(笑)

 

 

さすがお仕事がGSというだけあって、

とても綺麗にされています。

 

とても、もうすぐ14万キロには見えません。

 

 

 

 

 

お客様からのご依頼は、

まず、フロントのブレーキパッドが殆ど残っておらず、

ローターも段付きが酷いという事。

そして暖房が全く効かない。

オイル漏れが酷い。

 

以上3点でしたが、

リフトで上げると足回りのブーツ関係あちらこちらに破れやヒビが。

 

 

それでは順番に診て行きましょう。

 

 

 

 

 

まずはリフトで上げて下回りの点検を。

 

 

 

 

 

 

 

オイル漏れは・・・

一体どこから??って位に酷いオイル漏れ(^^;

 

オイルエレメント?

オイルパン??

まさかのヘッドガスケット??

 

いえいえ、もっと上からでした。

 

 

 

 

 

 

 

足回りも診て行きます。

スタビライザーリンクロッド・・・

 

 

 

 

 

ブーツ部がもうすぐ破れます。

ここが破れると、フィアット系はギコギコと音が出る事が多いです。

 

 

 

 

 

 

 

右側もビシビシに割れています。

 

 

 

 

 

もちろん上側も。

 

 

 

 

 

ドライブシャフトブーツも破れていて、周辺にグリースが飛散しています。

 

 

 

 

 

 

ロアアームのボールジョイントブーツも深い亀裂が入っています。

 

全体的にこんな感じです。

それでは、部品の揃っているブレーキから作業開始です。

 

 

 

 

 

 

フロントブレーキパッド。

もう限界です。

 

 

 

 

 

新品がこちら。

 

 

 

 

 

キャリパーピストンは限界まで出ています。

 

 

 

 

 

 

ブーツ部も含め綺麗にしてからピストンを押し戻して行きます。

 

 

 

 

 

 

ローターもかなり摩耗しています。

 

 

 

 

 

 

 

新品に交換します。

 

 

 

 

 

 

キャリパースライドピンは綺麗に磨いてシリコングリース塗布。

 

 

 

 

 

 

フロントブレーキ完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ついでにリヤタイヤも外してドラムも取り外し。

ブレーキシューは残っている事を確認して、

ブレーキダストを綺麗に掃除。

 

 

続いてオイル漏れ。

 

 

 

 

 

犯人はこいつ!!

もう、メチャクチャ漏れています(^^;

 

 

 

 

 

 

エアクリーナーボックスやブローバイホースなど取り外します。

 

 

 

 

 

 

側面も凄い事に。

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーを取り外し。

 

 

 

 

 

 

 

当たり面を綺麗に掃除してからしっかり脱脂。

 

 

 

 

 

 

 

 

プラスチックの様にカチカチに固まったヘッドカバーガスケットを取り除き、取付面も含め全体を綺麗に掃除。

ホール部にもガスケットがありますので、同時交換です。

 

 

 

 

 

 

どうしても目に入ってしまう、真っ黒に汚れたスロットルボディ。

 

 

 

 

 

 

洗浄剤を使って、こびり付いているカーボンを落とします。

 

 

 

 

 

 

綺麗になりました。

フィーリングが良くなってくれるといいな~

 

 

 

 

 

 

続いては、破れていたドライブシャフトブーツ交換。

 

しかし、シャフトがハブから抜けない・・・

何をしても抜けない・・・

諦めて内側からばらす事に。

そんなこんなで写真はいきなりここから(^^;

 

内側のインナーブーツもヒビが入っていたので、

同時交換の了承も頂いての作業開始。

 

 

 

 

 

アウトボード内のグリースを綺麗に除去。

 

 

 

 

 

 

インボード側も分解して綺麗に掃除。

 

 

 

 

 

 

インボードのベアリングを固定しているスナップリング。

外そうとしたら、何とも嫌な感じでどんどん広がって行く・・・

片足を軸方向に逃がすと、そのまま逃がし方向に湾曲していく・・・

 

まさかの・・・使い捨て??(笑)

日本車やドイツ車では、この材質は使わないけど、

それぞれのお国柄と考え方があってのこの部品・・・だと思います。

 

 

 

 

 

 

なのに、

それを簡単に裏切って、日本製のスナップリングをチョイス(笑)

一番の理由はその価格&送料。

 

ちなみに、純正を手配すると送料だけでも1000円。

自動車部品業界は、何故「郵便」を使わないのか??

こんな小さな部品がそれなりの箱に入って宅配便でやって来る。

 

殆どの部品はそれなりの大きさなので宅配便がいいけど

(便数も多いし対応もいい!)、

小さな部品は部品価格も安いのだから、その辺りを加味して輸送方法の選択をして貰えれば非常に嬉しいのですが。

 

部品は数百円なのに、送料で原価が大幅アップ。

そんな見積もりを出されると、バカバカしくて手配なんて出来ません。

 

 

 

 

 

 

しかも、日本製のスナップリングはスナップがとても効いていて、

少々広げても「パチンッ!!!」って戻る!

そうそう、これが「スナップリング」だよ!!

 

装着した感じもドンピシャでベアリングハウジングも微動だにしない!!

 

 

 

 

 

 

ドライブシャフトのイン&アウトのブーツと、

それぞれのブーツバンド。

 

 

 

 

 

 

等速ジョイントグリースを充填して組み付け。

 

 

 

 

 

 

 

インボード側は、熱にも強い等速ジョイントグリースをチョイス。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロアアームボールジョイントブーツを交換したいけど、

純正手配するとロアアームASSYのみの供給。

価格は消費税入れると31,000円!!

 

社外部品も探せば見つかったけど、それでも結構なお値段(-_-;)

 

 

ここはもう現物合わせでブーツのみ交換を!

 

ブーツを外してみると、中のグリースはほぼ固形化していて、

このタイミングで交換は正解でした。

 

 

 

 

 

 

 

グリースを綺麗に掃除して、

 

 

 

 

 

新しいグリースを詰め直し。

 

 

 

 

 

ここでもまた Made in JAPAN (笑)

 

 

 

 

 

右側もグリースはこの状態。

 

 

 

 

 

綺麗にしてグリース詰め替え。

ブーツバンドも広がって保持力が低くなっていたので、

こちらは針金で対応。

 

 

 

 

 

 

スタビライザーリンクロッドも新品に交換し、

足回り作業完了です。

 

 

 

 

 

 

ドライブシャフトを抜いたので、ミッションオイルも抜けています。

 

ミッションオイルを注入するには、デュアロジックフルードタンクの遮熱板を取り外し、その隙間から工具を差し込んで注入プラグを取り外します。

 

 

 

 

 

規定量充填。

垂れて来た所で満充填です。

 

 

 

 

 

 

エンジンオイルも交換です。

 

 

 

 

 

暖房が効かないのは、

冷房と暖房を切り替えているフラップ板の軸が

フラップ板調整モーターの所で折れていて、

モーターが空回りしているから。

 

フラップ板は無負荷状態では冷房側に固定される為、

何かしらの固定が必要。

 

 

 

 

 

 

 

フラップ板の軸はこの中に。

対策するにはダッシュを降ろして、エアコンユニットを丸ごと降ろす必要があり、費用もメチャクチャ掛かる為、

 

 

 

 

 

フラップ板を強制的に暖房サイドに移動し、

乱暴ながらもタッピングビスにて強制固定。

 

暖かくなってきたらこのビスを緩めると、

勝手に冷房に切り替わります。

 

 

 

 

 

リフトから車を降ろして、診断機を接続。

 

 

 

 

 

 

クラッチのキャリブレーションを実施。

 

 

ついでに診断。

 

 

 

 

 

 

デュアロジックは、やっぱりクラッチ系統出ますね。

 

気になる症状が出たらご相談下さい。

 

 

 

 

今回の各所点検整備では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・フロントブレーキディスクパッド交換

 ・フロントブレーキディスクローター交換

 ・ヘッドカバーガスケット交換

 ・オイルバイパスホールOリング交換

 ・フロントスタビイライザ―リンクロッド左右交換

 ・左側ドライブシャフトアウターブーツ交換

 ・左側ドライブシャフトインナーブーツ交換

 ・ブーツバンド 4本交換

 ・等速ジョイントグリース 2本

 ・スナップリング交換

 ・左側ハブロックナット交換

 ・ミッションオイル補充

 ・フロントロアアームボールジョイント左右交換

 ・ボールジョイントグリース詰め替え

 ・冷暖切り替えフラップ軸固定

 ・コンピュータ診断機接続チェック

 ・デュアロジックキャリブレーション実施

 ・エンジン周り洗浄


今回の修理ご請求額は、 ¥150,700- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  137,380km>

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はご遠慮下さい。

 

 

 

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