トラブル修理-フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント(1K)ドライブベルトが切れてエンジン停止 | フリークのブログ

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2月に長距離を走る予定なので、

車を購入したお店に「長距離走行前点検」の為、

西条市から点検をして貰う為松山に来られていて、

無事点検も終わってその帰り、

松山から約40km程辺り走った所で突然バッテリー警告灯が点灯。

続いてオーバーヒート(軽度)。

安全な場所に車を移動するも、

発電をしていない為、バッテリーに溜まっている電気を使い果たし

もうエンジンはかからない状態に。

 

愛媛が温暖とは言え、

寒波が訪れた日の夜です。

さぞかし寒い思いでレッカーを待たれていたでしょう。

 

 

 

 

その日は遅くまで残業していましたので、

当日受け取りが出来ました。

 

このBLGエンジンは、

ターボとスーパーチャージャー、ダブル過給機が搭載されています。

マーチのスーパーターボが懐かしいですね。

 

症状から予想した通り、

やっぱり・・・ベルトが切れていました。

 

このエンジンにはベルトが2本掛かっています。

1本は、各補器類を駆動しているベルトで、

もう1本は、スーパーチャージャーベルトです。

 

 

 

 

 

メインベルト切れの元凶となったテンショナープーリーから、

交換を進めて行きます。

 

エアコンコンプレッサーを取り外して、

 

 

 

 

大型のブラケットごと取り外します。

 

 

 

 

 

取り外したプーリーはこんな状態。

 

 

 

 

 

更にもうひとつ、オートテンショナーが取り付けられています。

1本のベルトに、2つのオートテンショナーが取り付けられているという構造です。

 

テンショナー可動域を大きく稼げないレイアウトなのでしょう。

上下からそれぞれテンションが掛かっています。

1400ccエンジンに大き目の補器類達。

工夫とアイデアが凝縮されています。

 

オルタネータのすぐそばに、もう一つのオートテンショナーがあります。

アクセスは上から。

 

 

 

 

 

使われているボルトには、トリプルスクエアが必要です。

 

 

 

 

 

取り外したオートテンショナーです。

プーリー横方向に少しガタが発生していました。

こちらも、近くトラブルを引き起こしていたでしょう。

 

 

 

 

 

続いて、スーパーチャージャーベルトです。

ダクトが邪魔をして上手く見えませんが、

エンジン奥の方に装着されています。

 

こちらのベルトとオートテンショナーも交換させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

スーパーチャージャーベルトのオートテンショナーです。

 

 

 

 

新旧比較です。

 

 

 

 

 

スーパーチャージャーベルトは極端に短いベルトです。

テンショナーの可動域は、こちらのベルトでも大きく作れないレイアウト。

オートテンショナーを取り外しただけではベルトの交換は出来ません。

(写真の時点でベルトはカットして外していますが)

 

スーパーチャージャープーリーの根元を16mmでロックして、

センターボルトを取り外します。

 

 

 

 

 

スーパーチャージャープーリーを取り外し。

 

これを小径に変えると加給圧が上がります。

もちろん今回は、掃除だけしてこのまま使いますが(^^)

 

 

 

 

 

ウォーターポンププーリーにベルトをかけてから、

スーパーチャージャープーリーを取付。

 

 

 

 

 

オートテンショナーを装着してテンションを掛けます。

 

 

 

 

 

 

メインのベルトの方は、既にプーリー類交換済み。

 

 

 

 

 

外していたエアコンコンプレッサーを元に戻します。

 

 

 

 

 

ベルトが切れて無くなっていたので、ベルトレイアウトの確認。

右上です。

 

 

 

 

 

上下でそれぞれがテンションを加えている二つのオートテンショナー。

 

 

 

 

 

これで、ベルト周りの不安はもうありません!!

 

 

 

 

 

エンジンオイル、・・・ちょっと汚れています。が、量は問題ありません。

冷却水は減っていましたので補充。

ウォッシャー水やタイヤ空気圧も、一応点検しておきました。

 

バッテリーはテスター診断で「要・交換」の判断。

一度完全に上がってしまっている事も踏まえ、

最後にバッテリーを新品に交換させて頂いて作業終了です。

 

 

 

 

 

 

電圧低下によるフォルトが大量に出ています。

一度全てクリアします。

以後フォルトは立たず、問題無し!

 

 

ただ、エンジンが時々震え、

まるで1気筒調子悪い様な感じ。

 

気になったのでそのまま診断機を繋ぎ、

冷間時&暖気後などで動力系フォルトが立たないかチェック。

マキシスでは全く問題出ず。

 

 

 

 

 

念の為BOSCHの診断機でもチェック。

ミスファイアなどを重点的にチェックするもやはりフォルト出ず。

 

 

 

 

 

総合診断をするも、問題無し。

 

 

 

 

 

車両ハーネス、ホース類を目視チェック。

ブローバイホースがバックりと裂けていて、

結束バンドで裂け目を押さえ込むような処置がされて刺し戻されていますが、裂け目幅が酷く結構エアーを吸っています。

刺し込みも非常に甘く、スカスカ・・・

 

 

 

 

 

このホースはある程度余裕があるので、

裂け目部分をカットして刺し込みなおしておきました。

 

それでも時々プルプルと、微妙に不整脈の様なものは継続。

 

 

続いて、コイルとプラグを別の専用テスターにて診断。

 

 

 

 

 

1番シリンダー。

 

 

 

 

2番シリンダー。

 

 

 

 

3番シリンダー。

 

 

 

 

 

4番シリンダー。

 

 

2番シリンダーと4番シリンダーの、両シリンダーに於いて、

添加燃焼時間が長く、点火二次電圧が低くなっています。

この両者で共通する原因は、

・スパークプラグの劣化

・インジェクターの不具合

・コイル不良

などが考えられます。

もちろん他にも、ヘッドガスケット不良やO2センサー不良なども考えられますが、他シリンダーとの関連上、

まずは基本の点火系に絞って診て行く必要がありそうです。

 

 

近く車検が訪れます。

その際の車検はフリークにご依頼頂けるとの事ですので、

またその時にでもじっくり診させて頂ければと思います。

 

 

 

 

今回のベルト破断にて発電不良&オーバーヒートでは、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・ドライブベルト(メイン)交換

 ・ドライブベルト(メイン)オートテンショナーNo1交換

 ・ドライブベルト(メイン)オートテンショナーNo2交換

 ・ドライブベルト(スーパーチャージャー)交換

 ・ドライブベルト(スーパーチャージャー)オートテンショナー交換

 ・ロングライフクーラント(VW用)充填

 ・バッテリー交換

 


今回の修理ご請求額は、 ¥117,000- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  130,400km>

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はご遠慮下さい。

※「エラーコードが〇〇ですが、原因は何ですか?」という問い合わせを同業者さんから頂く事がありますが、仮に同じコードであっても、原因が必ずしも同じとは限りませんし、診ていないお車の故障診断をコードだけで行う事は無理ですので、ご理解下さい。

 

 

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