トラブル修理-BMW 525i(E39)パワステオイル漏れ修理・ATF交換・電動シート修理など | フリークのブログ

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広島県からお越しのお客様、

BMW E39ツーリングの修理でご来店頂きました。

 

 

 

 

BMWと言えばE39!と言われる方も多い、

愛され続ける直6モデルです。

 

 

 

 

 

 

 

パワステフルードの漏れが酷く、

ポンプからはエア噛みによる小さな唸り音が発生。

漏れたパワステフルードがアンダーカバーに大量に溜まっています。

 

 

 

 

 

 

原因は、パワステフルードタンクを軸とした行き帰りのホース。

 

 

 

 

 

 

ホースバンドを交換して漏れを止めようとされたのでしょう。

このタイプのホースバンドは均等に締付が出来るので有効なのですが、今回の漏れの原因はホースにある為、残念ながらホースバンドを新しくしても、締付を強めても止まる事はありません。

 

 

 

 

 

 

車をちょっと動かしただけで、パワステフルードがホースを伝って滴り落ちて来ます。

 

 

 

 

 

タンクもベトベトです。

 

 

 

 

 

 

タンク内に残っているフルードを綺麗に抜き取り、

 

 

 

 

 

タンクを取り外し、

順にホースも取り外していきます。

 

 

 

 

新しいホースのOリングには、組み付け時に寄れたり抵抗過大になったりしない様、パワステフルードを薄く塗布。

 

 

 

 

 

 

タンクは綺麗に掃除します。

 

 

 

 

 

 

原因となっていた行き帰りのパワステホースを新品に交換。

 

 

 

 

 

 

CHF11Sを既定量充填。

 

 

 

 

 

エア抜きを行って、フルードが規定量である事、漏れが無い事を確認して次の作業に移ります。

 

 

 

 

 

時々トランスミッションエラーが出るという事で、

調べてみるとシフトポジションセンサーエラーを検出。

お預かり中は、メーター内のエラー表示は一度も出ませんでしたが、

過去フォルトと、あと、このセンサーのトラブルが多い事から、

分解をして直す事に。

 

 

 

 

 

 

シフトポジションセンサーを取り外します。

 

 

 

 

 

非分解構造の為リベットが使われています。

リベットを揉んで外していきます。

 

 

 

 

 

 

センサー内部の接点不良が原因で、

トランスミッションエラーが出る事が多い様です。

塗られているシリコングリースが、古くなって硬化し、

それが更に冷間時などで硬くなるせいで、

朝一などの冷間時や、素早いシフト操作をした時などに発生すると考えています(私が勝手に)(笑)。

 

 

 

 

 

各接点を、綿棒を使って綺麗に掃除します。

 

 

 

 

 

シリコングリースを新しくし、接点を少し起こしてあげる、

この一連の作業で、過去に同じ修理をしたE39は発症しなくなっています。

こちらのE39も、完治してくれますように。

 

 

 

 

 

いつでも作業が可能な様に、リベットの代わりに使用するステンレスボルト&ナットはフリークに在庫しています。

 

 

 

 

 

ハーネスの被覆交換も、この作業の流れではルーティーンです。

 

 

 

 

 

 

 

完成。

 

 

 

 

 

元通り組み付けます。

 

 

 

 

 

 

続いては、電動パワーシートの修理です。

こちらもE39に多く見られる症状で、

シート背もたれが斜めに倒れて来ます。

 

まずは、座面左右の位置をフラットに合わせてから、

シートを取り外しに掛かります。

 

 

 

 

 

 

このモーターが背もたれの傾きを調整しています。

モーターから左右に伸びるワイヤーが原因で、

「背もたれ斜め事件」は起こります。

 

 

 

 

 

 

こちらが右側に向かうワイヤー。

 

 

 

 

こちらが左側に向かうワイヤーです。

 

 

 

 

 

 

 

右側は簡単に外れます。

外すと分かりますが、中のワイヤーの「出シロ」が短くなっているのが分かります。

 

 

 

 

 

カットして、ワイヤーから抜き取った被覆です。

この症状が起こるのは、この被覆が年数を帯びて来るに連れ、

膨張して伸びて来ます。

伸びた被覆がワイヤーの刺さりを浅くしていき、

最終的にモーターから抜けてしまう事が原因です。

 

 

 

 

 

 

一部をカットして、被覆を短くします。

 

 

 

 

 

被覆を元に戻して、繋いで固定します。

ワイヤーの出シロがしっかり確保出来た事が分かります。

 

 

 

 

左側を外すのには、シートを分解する必要がありますし、

リスクと時間を伴ってしまいますので、

この状態でカットして出シロを確保し繋ぎ合わせます。

 

左右ワイヤーの処置が終わった所で、

背もたれを最大⇔最小の稼働テストをして完了です。

 

 

 

最後は、ご依頼頂きましたATFの交換です。

 

 

 

 

 

ATFを抜き取ります。

 

 

 

 

 

 

ATFを抜いて、オイルパンを取り外します。

 

 

 

 

 

抜いたATFです。

真っ黒に汚れています。

 

 

 

 

 

 

 

オイルパンの磁石には大量の鉄粉が付着。

 

 

 

 

 

 

ATFストレーナーも真っ黒です。

 

 

 

 

 

 

バルブボディも掃除します。

 

 

 

 

 

ATFストレーナーを交換。

 

 

 

 

 

綺麗だったタオルが、磁石を掃除しただけでこんなに真っ黒に。

 

 

 

 

 

 

綺麗に掃除して磁石を取付。

ガスケットをセット。

 

 

 

 

 

 

ATFストレーナーを取り外した際にも、

真っ黒に汚れたATFが排出。

 

 

 

 

 

 

ATFを既定量充填。

SOD-1プラスも添加します。

 

 

 

 

 

 

油量調整温度になった所で、

 

 

 

 

 

 

ATF量の最終調整。

 

 

試運転を繰り返し、ATの調子とエラーの確認、

パワステフルードの漏れが止まっている事、

そして最後にシートの動きを確認し、

その全てに問題が無い事を確認して、作業終了です。

 

 

 

 

 

 

 

漏れの確認の為取り外していたアンダーカバー。

洗剤と高圧洗浄機で綺麗に掃除して取付ます。

 

 

 

 

 

右後ろから聞こえるカチャカチャ音、

ブレーキワイヤーを固定している金具の遊びが大きくなっています。

 

 

 

 

 


稼働域がかなり大きくなっていましたので、

金具を固定しておきました。

 

 

 

 

今回の修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・パワーステアリングインテークホース交換

 ・パワーステアリングリターンパイプ交換

 ・Oリング交換

 ・ホースクランプ 3本

 ・パワーステアリングフルード(PENTOSIN-CHF11S)充填

 ・トランスミッションポジションスイッチオーバーホール

 ・ボルトナットセット

 ・ATFストレーナー交換

 ・ATオイルパンガスケット交換

 ・ATF充填

 ・SOD-1プラス添加

 ・サイドブレーキワイヤーブラケット固定

 ・WAKO'S パワーエアコン充填


今回の修理ご請求額は、 ¥ 163,000- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  72,300km>

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はご遠慮下さい。

※「エラーコードが〇〇ですが、原因は何ですか?」という問い合わせを同業者さんから頂く事がありますが、仮に同じコードであっても、原因が必ずしも同じとは限りませんし、診ていないお車の故障診断をコードだけで行う事は無理ですので、ご理解下さい。

 

 

 

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