トラブル修理-BMW Z4(E85)オーバーヒートと大量の冷却水漏れ修理 | フリークのブログ

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オーバーヒートでレッカー搬送されて来たZ4です。

 

時々電動ファンが回らない時があって、

ごく稀に軽くオーバーヒート気味状態を経験していたのですが、

この度、とうとう限界を突破してしまいました(^^;

 

 

 

 

 

一先ず現状把握の為ラジエータに水を足しますが、

注入するはしから結構な勢いでジャバジャバと漏れて来ます。

どうやら、エキスパンションタンクも破損している様です。

 

 

 

 

 

 

診断機を繋いでアクティブテストをしますが、

現段階では、電動ファン、電動ウォーターポンプ、

共に問題無く動作しています。

つまり、現状では調子がいいんです(^^;

 

自動車修理あるあるですが、

お預かりすると、調子がいい。

お返しすると症状が出る。

なんで????(^^;

 

 

とは言え、

エキスパンションタンクがパックリと割れているのは間違いないし、

電動ファンが動いていなかった事はお客様が確認していますので、

電動ファンを中心に、その周辺も診て行きましょう。

 

 

 

 

 

アクティブテストを続けて行きます。

 

すると、ある時電動ファンが動かない瞬間が!

故障率の高いウォーターポンプも同じタイミングでテストしていきますが、そちらは問題無く動いてくれているので、

お客様の了解も頂き、電動ファンを交換します。

 

 

 

 

 

 

 

 

エキスパンションタンクを取り外しました。

元々よく割れる部品です。

経年劣化して来ているところへ、今回のオーバーヒートがトドメを刺したのでしょう。

縦に大きな亀裂が走っています。

これだけ割れていたら、それはジャブジャブ漏れるはずです(^^;

 

 

 

 

 

 

取り外した電動ファンです。

 

 

 

 

 

 

 

社外新品も探しましたが、Z4に関しては、純正のみしか供給が存在していませんでした。

 

同時に、エキスパンションタンク、

そして、取り外し時にかなりの高確率で破損するサーモスタット(ラジ側)も交換します。

 

 

 

 

 

 

ラジ側サーモはエキスパンションタンクを取り外した所にあります。

 

 

 

 

 

交換しようと思ってつまむと、片っ端からパキパキと割れて行きます。

「パキパキ」という感覚より、

「ポロポロ」と崩れていくといった感覚の方が正しいでしょうか。

触ると崩れて行く状態でしたので、やはり交換は正解でした!

 

 

 

 

 

 

こちらは新品サーモスタットです。

 

 

 

 

 

 

組み付けの際はOリングに冷却水を塗布。

 

 

 

 

 

 

冷却水を充填してエア抜きします。

 

<エア抜き方法>

 

①エアコン設定温度を最大に

②ブロアを風量1段階目に設定

③アクセルペダルを全開で10秒以上保持

 

この動作で自動的にウォーターポンプが回ってエア抜きを始めます。

 

エア抜き終了後、アクティブテストをします。

電動ファン及び電動ウォーターポンプの動作を確認。

 

続いてエンジンを始動。

更にエア抜きを続けて行きます。

 

 

診断機で冷却水温をモニターしながらエア抜きを続けますが、

暖房はいつまで経っても効かないし、

120℃まで上がってもサーモ(エンジン側)が開かない。

 

エンジンを温めては冷やし、エア抜きを何度も繰り返すが、

それでもサーモは開かない・・・

 

 

 

 

 

 

ウォーターポンプを強制駆動すると、内部でジャバジャバとエア噛み状態の音が続いています。

 

 

 

 

 

診断機には、「2E83/電動ウォーターポンプ空運転」のDTCが立ちだしました・・・

 

 

 

 

 

再び水温は115℃を迎えたが、サーモスタットからラジエータに向かうロアホースは、やはり冷たいまま。

暖房も全く効かず。

 

 

サーモスタット(エンジン側)の全閉状態固着が考えられます。

 

※水温緊急時は、コンピュータがサーモスタットに熱を加え、強制的に開弁させる機能があると、BMWディーラーさんが教えてくれました。

 

それでも開かないとなると、やはり故障か・・・(-_-;)

 

 

 

 

 

追加でサーモスタット(エンジン側)を交換です。

 

 

 

 

 

 

再びエア抜きをし、アクティブテストもし、エンジンを始動。

 

 

 

 

 

無事暖房も効きだし、水温も安定!

当然、各ウォーターホースも均等に熱くなっています。

ホッと一安心(^^)

 

冷却水内に空気を噛んだ場合、非常に抜けにくい構造のエンジンの為、走っては冷やしてを何度か繰り返し、しっかりとエア抜きを行い、

冷却水量調整をして作業終了です。

 

 

 

 

 

Z4の向かいでは、AMG S63が、ラジエータ破損でこれまたオーバーヒート修理中です。

 

 

 

 

 

XentryDASとBOSCH、それぞれの診断機でそれぞれの車をモニターしながら同時進行で修理が進んで行っています。

 

AMGの作業様子は次回に続きます~

 

 

 

今回のオーバーヒート修理では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・ラジエータクーリングファンASSY交換

 ・サーモスタット(ラジエータ側)交換

 ・サーモスタット(エンジン側)交換

 ・ラジエータエキスパンションタンク交換

 ・BMW用冷却水


今回の修理ご請求額は、 ¥ 200,000- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  58,900km>

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はご遠慮下さい。

 

 

 

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