輸入車-エンジンオイルが減るから買い替えを勧められたという相談が・・・ | フリークのブログ

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東北にお住いの方から電話での相談。

 

輸入車に乗っているそうですが、

オイル交換に行った際、オイルが減っている事に気付いた整備スタッフの人に、「このエンジン、オイルを消費しているからもうダメですね!買い替えた方がいいですよ!」と言われたそうです。

 

こういった話はたまに聞く事があり、

買い替えを勧められた話や、既に買い替えたという話も聞きます。

 

 

プロのメカニックでも、日本車をメインで扱って来た人は知らない場合が多いのですが、輸入車のエンジンオイルは消費します(減ります)。

 

 

日本車がエンジンオイルを消費するなんて事はあまり無く、

故に、オイルを消費している事が分かると「エンジンの不具合」に直結させてしまうのですが、輸入車のエンジンオイルは、消費します。

 

しかも、取扱説明書にもきちんと書かれています。

 

 

 

 

 

こちらはアウディの取扱説明書。

 

 

 

 

「お車を使用しているとエンジンオイルは少しづつ消費されます」と明記されています。

アウディの取扱説明書では、1000km走行あたり0.5リットルまでのオイル消費は許容範囲内という事になります。

 

※1000kmあたり1リットルまでは許容範囲というメーカーや年式もあります。

 

 

 

 

こちらは、マツダロードスターをベースに、アバルトブランドでカスタム販売している124スパイダーです。

エンジンはフィアット製です。

 

 

 

 

 

取扱説明書。

 

 

 

 

ここにもオイル消費に付いて明記されています。

 

交換後5000~6000km走行後にはオイル消費が安定するとありますが、逆に言うとそれまでは結構減るという事です。

(ちなみにこちらのお車、新車から初めてのオイル交換時、オイル量はレベルゲージに付かないレベルまで減っていました。これは、「エンジンが新しいときはエンジンオイル消費量は増加することがあります」という説明に該当します)

 

「通常使用状況下でエンジンオイルが消費されることは自然なことです」とも明記されています。

更には、オイル消費量が増加する事もある旨も明記されています。

 

 

 

 

 

こちらはBMW。

エンジンオイルの消費に付いて、燃費と同系列で説明されています。

もはや、「オイルが消費する事は大前提」での説明であるという事です。

 

 

 

 

続いてはボルボ。

ドイツ車、イタリア車に続いて、スウェーデン車でも、オイル消費はします。

ここでも、高速道路や長距離走行などで油温が上昇するとオイル消費が多くなるとあります。

つまり、過酷な走行条件下でオイル消費が「多くなる」という事は、通常条件下では「多く」ではないが消費はするという事です。

 

 

 

 

 

再びドイツ車に戻って、今度はメルセデスベンツ。

慣らし運転中はオイル消費が多少多くなるとあります。

「慣らし運転後に比べて、慣らし運転中はオイル消費が多くなる」という事になります。

つまりは慣らし運転後もオイル消費はしますよ、という事です。

 

回転を上げての走行ではオイル消費量が増加するとの説明もあります。

 

 

 

 

こちらはスマート。

ま、メルセデスみたいなものですが、こちらでも、

「エンジンオイルが不足している場合」との説明が示す通り、

オイルが消費するという事を前提に説明がされています。

 

 

 

 

ポルシェ。

こちらも、慣らし運転中はオイルや燃料の消費量が通常の場合よりも若干多くなるとの記載があります。

ポルシェに至っては、「新しいタイヤの慣らし方」まで書かれています。

 

 

 

 

 

さて、これらに比べて日本車の説明書にはどの様に明記されているのかといいますと、

 

 

 

 

 

こちらの取扱説明書、メーカーはホンダです。

 

エンジンオイルの説明ページ。

書かれているのは、推奨オイルのグレード・粘度・量のみとなります。

 

 

 

 

 

別ページにもう少しだけエンジンオイルに付いての明記がありましたが、オイルの劣化に付いての説明のみです。

 

消費や補充という事に付いては触れられていません。

 

 

 

 

ここまで読んで頂けると分かる様に、輸入車の取扱説明書にはエンジンオイル消費についてきちんと書かれています。

それに、それ以外の事に付いても、実は色々と書かれているんです。

自動車を扱っておられるプロの方は、輸入車の取扱説明書を読むチャンスがあれば是非端から端までご一読してみて下さい。

結構面白いですよ!

 

 

 

余談ですが、

 

電球交換時など、電球の発光部分を手で触ったりすると油が付いて、電球が切れやすくなるという事が、まことしやかに言われていますが、これ、実は間違いで、

 

本当は、

 

発光部分を指で触ると、指に付いた油分がレンズに付着し、

この電球を装着して発光させると、発光の熱で油分が蒸発し、レンズの内側や反射板を曇らせたり汚したりしてしまうので、触らない様にしましょう!というのが本当です。

 

 

実は私も整備士駆け出しの頃、「球が切れるからここは触るなよ!」と先輩に教えて貰いました。

20年位前まではそれを信じていましたが、

ある時、オペルの取扱説明書を手に入れたので読んでいると、

電球交換時の注意欄に、上記の様な事が書かれていて、

そこから色々詳しく調べてみると、

教わっていた事と違う事実が分かりました。

 

 

この様な事はまだ他にもありますが、

またそれは次回の機会にという事で・・・

 

 

 

 

さて、続いてはオイル消費対策に付いてですが、

許容範囲内でしたら基本そのままで大丈夫ですが、

それでも消費が気になる場合、

もしくは消費量が許容範囲を超えているなどの場合、

ご相談頂ければ、

走行距離や走行環境、オイル管理の良し悪しなどから、オイル消費を少なくするようなエンジンオイルをチョイスしたり、添加剤を使用したりして、なるべくご希望に合うメンテ内容をチョイスさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オイルや添加剤は様々な種類を用意しています(^^)

 

 

 

 

ちなみに、輸入車はなぜオイル消費するかに付いてですが、

 

 

ほんの少しのオイルをシリンダー内に残す事で、潤滑性能を上げているという話を聞いた事がありますが、

 

個人的には、

 

輸入車のエンジンは、長距離走行やハイスピードレンジを想定して設計されていますので、その領域で熱膨張したエンジンがベストパフォーマンスとなる様に作られている為、

逆に、日本の様にストップ&ゴーが多く、短距離走行&ロースピードレンジの環境下では、エンジンがそこまで熱膨張し切らず、

故にオイル消費をするのではとも思っています。

 

特に冬など寒い時期にオイル消費量が多くなるのも、

この様な事が原因となっているからではないかと思います。

 

 

もし別の理由をご存知の方がおられましたら、私にも教えて下さい(^^)/

 

 

 

 

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