トラブル修理-ゼロクラウン(GRS182)エンジンチェックランプ点灯/リーン異常(P0174) | フリークのブログ

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時々エンジンチェックランプが点灯するという事で入庫したゼロクラウン。

 

 

 

早速診断機を接続してチェックします。

 

 

 

 

リーン異常を検出。

 

何かが原因で燃料が薄い事をセンサーが検出し、

エンジンコンピューターが理想空燃比に近づける為に燃料を補正するのですが、その補正値がプラス35%以上になった場合、エンジンチェックランプを点灯させます。

 

ただ、この「リーン異常」の原因は多岐に渡っていまして、

原因は何なのかを割り出すのが私たちの仕事です。

 

現時点で考えられる原因は、

 

・吸気系統(二次エアー吸いなど)

・燃料系統(ポンプ不良による燃圧低下やフィルターの詰まりなど)

・フューエルインジェクタの詰まり

・ワイヤーハーネスやコネクターなどの接触不良や断線

・空燃比センサー(A/Fセンサー)不良

・エアフロメーター

・エンジン水温センサー

・吸気温センサー

・O2センサー

・エンジンコンピューター

 

などがあります。

 

ひとつずつ各部位の状態を調べて行くのが本来の流れではありますが、

問題がありまして・・・

 

実は、この症状が時々しか発生しない事。

そして、エンジンを切ってしまうと、このフォルトメモリーも消え、症状も収まってしまうという事。

 

例えば、燃圧を測る事ひとつとっても、エンジンをかけっぱなしで作業を始める訳にもいかず、

かと言って、疑わしい箇所を取りあえず交換してみるなんていう、

よく耳にする方法を取るのも、整備士として私は嫌です。

 

でも、いつまでも時間をかける訳にもいきませんので、

疑わしい箇所にある程度目星をつけて、

診断機を使いながらセンサーの動きを確認していきます。

 

 

 

 

接続してフォルトメモリーを一応チェック。

日射センサー故障しか検出されません。

エンジン系統は問題無し!

 

 

 

機械的な原因の場合、ある一定条件下であれば常時検出されるであろう事や、リーン異常がバンク2に限定している事などから、

A/Fセンサー(空燃比センサー)とO2センサーを疑います。

ダイアグを検出した瞬間のデータを検出する様トリガー設定します。

 

 

 

 

アイドリング状態。

A/Fセンサーは両バンクとも3.3V付近で安定しています。

 

ちなみに、

緑色のラインはA/Fセンサー バンク1

紫色のラインはA/Fセンサー バンク2

一番下のピンク色のラインはエンジン回転数を示しています。

 

 

 

 

 

A/Fセンサーに負荷をかけて動きをみます。

方法は、シフト1速固定で速度60kmにて走行。

その後一気にアクセルオフにした際の、センサー検出状態をみます。

 

 

 

 

 

<音量にご注意下さい>

アクセルオフの瞬間にエンジンコンピュータがフューエルカット。

センサー検出では、0.5秒後に一瞬だけ電圧が下がり(リッチ状態)、

その後すぐに電圧上昇をする筈ですが、

バンク2のA/Fセンサーは電圧低下しません。

普段はどうにか動いてくれているものの、

こういった条件下では反応の悪さが露呈。

 

 

 

 

その一瞬を写真で見るとよく分かりますが、

緑色のA/Fセンサーバンク1は一瞬の電圧低下後瞬時に電圧上昇。

紫色のA/Fセンサーバンク2は、電圧低下無しに電圧上昇しています。

 

 

 

 

 

その後も色々とテストを繰り返していますと・・・

 

 

 

 

A/Fセンサーバンク2が機嫌を損ね始めました!

 

 

 

 

 

エンジン回転の上下にも全く反応せず。

思春期の頃の、うちの娘の様(笑)

そしてダイアグコードを検出!

 

 

 

 

 

とうとう現れました!

DTC P2241。

 

エンジンコンピュータとA/Fセンサーバンク2との間の断線が無い事を確認して、A/Fセンサーバンク2を発注。

 

 

 

 

 

A/Fセンサーバンク2はこの奥です。

 

 

 

 

バッテリーとエンジンの隙間から覗き込めば見えます。

 

 

 

 

 

 

バッテリーを外し、パワステコンピュータを外し、バッテリートレイを取り外せば、非常に見えやすい。

 

 

 

 

こんにちは!

 

 

 

 

 

純正新品がちょうど入荷しました。

 

 

 

 

リレーボックスも取り外せば、シッカリと工具が掛かります。

既定トルクで締め付けて、外した物を順に戻して行きます。

 

そして再び診断機を接続してチェック。

 

 

 

 

 

 

 

 

A/Fセンサー、バンク1&バンク2が綺麗に波長を合わせて働いてくれています。

 

 

 

 

<音量にご注意下さい>

1速固定で60kmでの走行テスト実施。

 

センサー反応の改善と、再びDTCを検出しない事を確認して、

修理完了とさせて頂きました。

 

 

 

 

あと、気にされていた臭いですが、

ヘッドカバーガスケットからオイルが滲んでいて、

すぐ下にあるエキマニに落ちて、そこで熱せられて臭いが出ています。

 

 

 

 

左右バンクとも滲んでいます。

 

 

 

 

 

一先ず左右バンクとも綺麗に掃除をしておきました。

交換した場合の見積もりを、追って連絡させて頂きます。

 

 

 

 

最後に、

よく割れるプラスチックのクリップ。

 

 

 

 

6箇所交換しておきました。

 

 

 

今回の、エンジンチェックランプ点灯修理では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・A/Fセンサー交換

 ・プラスチックリベット交換


今回の修理ご請求額は、 ¥ 24,400- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  km>

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はご遠慮下さい。

 

 

 

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